天津からの戻りはCZ3136のエコノミーで、機材はA320の短胴型で収容人数を30人程削ったA319。これ、満席エコで中国人に囲まれるといくら3時間のフライトでもかなりキツイんだよなぁ。どうか満席となりませぬように。
こちらは南方航空のオフィシャルサイトから借用したA319のシートマップ。一応プレエコ搭載の3クラス便だが、プレエコとエコの差は殆ど無い。機体のちょっと前の方に座れるとか、離陸前にボトルの水が支給されるとか、シートカバーの色が違うとか、隣席が空く確率がちょっとだけ高いとかそれくらい。空港によってはプレエコ専用のチェックインカウンターがあるが、天津空港にはそもそもCZの専用カウンターも無いし、全然プレミアムになってない。
さてさて、そんな天津⇒広州の移動日。16:00までしっかりリッツカールトンを満喫してから天津駅へと移動し、駅周辺で早めの夕食を食べてから地下鉄で空港へと向かうことにした。
鉄道の天津駅と駅前広場。すっごい人工的で無機質な西洋風建築がバンバン駅前に建っている。小奇麗に整備されているし人も多い、それでも手頃な食事処がなかなか見つからない。
諦めて地下鉄の駅に移動しようとしたところ、地下の連絡通路に中国各地の郷土料理屋が両脇に並んでいるのを発見。店も客層もドローカルな感じだが、こんなんはもう慣れっ子なので抵抗感は無い。陝西省と杭州のローカルスナックをハシゴすることに。
小麦粉をオーブンで加熱して作った生地の切れ目に肉をギッシリ詰めた西安風ハンバーガーと杭州風小籠包。西安風ハンバーガーは西洋風と違ってレタスだのトマトだのは入れず、男らしく肉オンリー。男なら黙って肉。それでも牛丼の具のように甘みを効かせた肉は美味しく、外はサクッ、中はモチっとした独特のパイ生地ともマッチして食べやすかった。小籠包はこれで10元弱だったし、価格相応。
胃袋を満たした後は地下鉄で空港へ。天津駅からは2号線で一本、30分程で到着する。驚いたのは運賃で、空港までなんと僅か3元(≒60円)!渋滞なんかを考えるとタクシーより早く着くし、ぼったくりに遭うこともない。荷物が少なければ地下鉄での移動はおススメだ。
改札を通り抜け、X線の荷物検査を受けてホームへと下りる。
駅は真新しく可動式ホーム柵もカッコいい。車内には小型のテレビのようなもの付いてるし、日本の地下鉄と比べても全然遜色無いレベル。乗客が大音量でドラマ見てるのには辟易するが。
乗り換えも無いので問題無く天津浜海国際空港に到着した。一応JLの名古屋便やKEのソウル便、その他バンコクやらシンガポール、台北行きの国際線も飛んでいて、それらはターミナル1、国内線はターミナル2でのチェックインとなる。
簡単な食事処もあるが、市内価格とは乖離した超強気な値段設定になっている。安いファーストフードの代名詞的存在の蘭州拉麺と同じ名前のラーメン屋も下手に高級店気取って一杯40元50元という日本の有名ラーメン屋バリの値段を付けちゃってるし。
で、肝心の飛行機。予想に反して定刻通りに搭乗開始が始まった。
機体最前方のビジネス席。なんかVNのビジネス席っぽいのが2×2の2列あって合計8席。
続いてプレエコ。3×3の4列で24席。エコ席と違うのはカバーの色くらいなもんで、シートピッチやリクライニング角度などはエコ席と全く変わらない。
で、エコ席の前から3列目の通路側に着席。あぁぁぁぁーー狭い。隣席は年齢不詳の大柄色黒のオッサン。機内はプレエコ席が3席ほど余っているだけのド満席で、煩いは窮屈わ香水臭いわで酷くストレスフルな。しかもエコのCAは3人ともむさ苦しいマッチョな男という悲しいおまけ付き。
機内食は箱で渡されて、ほんとそれこそ餌という感じ。箱の中身はピーナッツ、コッペパン、菓子パン、亀苓膏、バナナときたもんだ。ディナーにしては貧相というか飾りっ気がないというか…。まぁ国内線の機内食なんてこんなもんと諦めるしかないだろうか。久しぶりの南方航空国内線のエコ席だったけど、やっぱり乗客のレベルが低くて疲れたなぁ。隣席が空いていれば随分と楽だったんだけど。
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