今日はホテルのハシゴでマンダリンオリエンタルから対面のグランドハイアットへと移動する。
マンダリンオリエンタルから見たタムリン通り、日曜日ということで歩行者天国になっていて、物凄い数の人が目的も無さそうに適当に練り歩いてる。この歩行者天国は午前中いっぱい。車が走り出すとスーツケースを転がしてのタムリン通り横断は絶望的に難易度が高くなってしまうので、今のうちにハイアットへ移動してしまおう。
あぁ、今日は国際女性デーなのか。女性陣が歓迎の塔の前でデモ活動を展開してる。
なんかマンダリンオリエンタルが集団公訴を受けてるみたいな絵になってるw
盛り上がってるなー。ほんと、アジアの若者は政治的というか、血気盛んだ。
人だかりの間を縫ってホテルに入る。もちろんここもセキュリティーチェックがあるが、金属探知機がバリバリ反応を示してるのにニッコリ笑顔でThat’s ok! Please come in!と…。そんなおざなりな対応だといつか痛い目に遭うかもしれんぞい。
ロビーは外観に負けないくらい重厚で豪勢な作り。豪快に3フロア分ほどぶち抜いて段々式の滝を流したりしてる。高級感ではリッツに及ばないが、なんか豪快。
噴水まで流しちゃったりして、いかにも“グランド”という感じ。宿泊客だかビジネス客だか、正面玄関はひっきりなしに人の出入りがあり、活気に満ちている。
さて、流石に来るのが早すぎた。部屋が用意できるのが13:00とのことなので、それまでタムリン通りのサリナデパートで土産物調達を楽しみ、昼過ぎに戻ってチェックイン。○○SAMAと様付けで呼んでくるあたり、日本人宿泊客も多い証拠だろう。従業員は手際も良くきちんと教育されていて、格式高いホテルの雰囲気を見事に作り出している。
スーツケースは後で届けますよー。心配しないでー、と。このロビーフロアからプラザインドネシアの3階に直結してるので適当にウィンドウショッピングしてから部屋へと向かう。
部屋。グランドらしく、もう少し斬新でスタイリッシュなデザインかなーっと思っていたのだが、シンプルコンテンポラリーにまとめられている。ハイアットらしいっちゃらしいが。
ガラストップのライティングデスク。うむ、シンプルながら機能的。安定のハイアット設計だ。家具は古さがみられるものの、メンテナンスは行き届いてる。
マンダリンオリエンタルの内装よりは暖色系が使われていて明るい印象。
水回りはピカピカ大理石で高級感を出しているが、シンクが小さいので顔を洗う際に若干の不便を感じた。
鏡、多いわ。浴槽周りは3面にびっちり鏡が埋め込まれてる。お蔭で自分が鏡に写らないアングルで写真を撮るのに苦労したわw
アメニティーにしょぼしょぼのウェルカムフルーツ。まぁスタンダードの部屋なんでこんなもんか。
部屋からの景色はマンダリンオリエンタルビュー。いまにも扇から光線が飛んできそう。
部屋でちょい休んだ後はプールへと向かう。プールサイドではシーフードを中心としたガッツリ系の食事も摂れるようだ。
M.O.では満足に泳ぐことができなかったが、こちらのプールは素晴らしい!小さな緑園みたいになっていて雰囲気も良いし、利用客が殆どいないという穴場である。
完全に虜になってしまった。なんか気がついたら陽が落ちてるし。
ログハウス的なプールサイドのレストラン”Seafood Terrace”で飯を食らう。
シーフードテラスというだけあって新鮮な魚介類がウリ。マスターみたいな男性が色々と説明してくれるというか、1聞いたら10くらいの解説が返ってくるのだが、0.5も聞き取れないw。マスターによる解説はよくわからんが、そりゃあ海鮮行くでしょうと思ってたら、後ろに座る男の声が聞こえてきた。「ohhhhhhh yahhhhh gravy!!」振り替えるとでっかいハンバーガーをがっつき満面の笑みを見せる巨漢がいる。いかにもアメリカンな奴だ。
迷わず言いましたよ、同じの下さいと。で、出てきたのがこれ、プライムビーフバーガー。見た目は不味そう系だが、食べたらまぁまぁジューシーでいけるじゃないか。スイミングで腹減らした後のボリューミーなバーガーは何よりの御馳走だ。
飲み物はミチェラーダ。変に辛くしないでくれとお願いしてライムエキスとクラッシュアイスだけビールにぶっこんでもらう。これまた暑いジャカルタの夜に合いますわ。
レストランから眺めるプール。鳥のさえずりなんかも聞こえたりして良い雰囲気だ。来週も頑張ろうと思わせてくれる。
見上げればジャカルタの摩天楼。好きだなー、このプール。ヒューマンサービスの面でマンダリンオリエンタルの方が良いかと思っていたが、プールの差で逆転。やっぱりグランドハイアットの勝ち。優勝はリッツだけど。
部屋に戻るとターンダウンされていた。
でもまだ活動したりない気がしてウズウズするので、ちょっと外を散歩することに。
タムリン通りに架かる陸橋から来る車、去る車を眺める。それだけでも面白いもんだ。マンダリンオリエンタルの前で輝いているのはウェルカムモニュメントこと歓迎の像。「ようこそ、ジャカルタへ」の歓迎の意を表し空に向かって手を伸ばしているインドネシアの子供達なんだとか。1962年のアジア競技大会に出席する選手や外国人旅行者を歓迎するために当時のスカルノ大統領によって建てられた記念像だ。
歓迎の像の周りは高級ホテル街になっていて、陸橋からはケンピンスキーにプルマンも見える。
でもやっぱ重厚さならグランドハイアットがナンバーワンか。余り期待してなかったけど、買い物も楽しめプールでのリフレッシュも◎。一人でのホテルステイには最適な良ホテルでした。
【グランドハイアット ジャカルタ/ Grand Hyatt Jakarta】
住所:Jalan M. H. Thamrin Kav. 28-30, Jakarta
電話: +62 21 2992 1234
ホテル内レストラン:
•「グランド カフェ(Grand Cafe)」 ビュッフェ
•「シーズ ステーキ&シーフード レストラン(C’s Steak and Seafood Restaurant)」シーフード、ステーキ
•「スミレ ジャパニーズ レストラン(Sumire Japanese Restaurant)」日本料理
•「シーフード テラス(Seafood Terrace)」アジア/西洋料理
•「ラモダ(Lamoda)」麺類、パスタ、サンドイッチ、ペストリー
•「バーガンディー(burgundy)」ワイン、スピリッツ、シャンパン、カクテル、シガー
•「ファウンテン ラウンジ(Fountain Lounge)」ハイティー、ビュッフェ
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