キャセイパシフィック ダイヤモンド到達

昨年8月末に金マルコ昇進してからというものの、愛するマルコポーロクラブに魂の全てを捧げた狂信者のように毎週毎週一心不乱にCX/KAで出張をこなし、気付いたらダイヤモンドに解脱していた。


上海や厦門などの国内出張はKA便日帰りにするなど激務で寿命を削りながらネチネチとセクターを貯めてきたので、DMカードはフリークエントトラベラーの栄光の証というよりは社畜・激務の象徴のようなものだ。今は正直「ふーん、なったんだぁ(コナミ感)」くらいにしか思わんが、リタイヤ後にダイヤモンドカードを見返したら若かりし社畜時代に感ずるところがでてくるだろう、きっと。


最上級カーストへの解脱祝いなどなく、カードと手紙一枚のみが入った飾りっ気の無い封筒が郵送されてきた。


それにしても厳しかったCXダイヤモンドへの道程。
マルコ加入時はステータスマッチを受けることもなくグリーンの最下層からスタートとなり、マルコポーロクラブ独特のティア昇進システムのお蔭で平からダイヤモンドに登りつめるのに2年半もの年月を要してしまった。日系のマイレージクラブなんかは1年間の厳しい修行に耐えれば一気に平会員からダイヤモンドに大昇進を果たせるが、そこんとこキャセイのマルコポーロクラブは甘くない。キャセイの場合は新しいステータスに到達した場合、その時点で一旦クラブマイルとクラブセクターがリセットされてゼロになってしまうのだ。シルバー昇格時にクラブ実績がゼロへとリセットとなり、ゴールド昇格時にも無情のカウンターリセットが待っていて、ダイヤモンドになるにはゼロベースで新たに80セクターor 120,000を獲得しなければならない。こんな厳しいクラブの掟に心折られながらも出張に次ぐ出張をこなしてようやく到達したダイヤモンド。ベネフィット的にはゴールドの72時間シートギャランティーが搭乗時間24時間迄の保証になり、ファーストクラスラウンジ/チェックインカウンターが使えるのが主な旨みか。後は、他社便利用時でもDMの御印籠を振りかざしてキャセイラウンジに押しかけられるようになるらしい。

インボラに関しては…もう期待はせん。ゴールド時のインボラ率は8/80と、ちょうど10%。昨年9-10月の国慶節期間に怒涛の6連続インボラという確変期を除くとたった2回だけ、共にプレエコにアップグレードされている。今思えばJGC時代のインボラバンバンの大盤振る舞いはJGCシェアを奪い取る為の戦略がはたらいていたのかなぁ。それとも、単にキャセイが短距離路線V専門マンに対してのアップグレードに渋くなったのだろうか。満席路線や満席便を狙い撃ちすれば多少はインボラ率の向上を図ることができるのだろうが、DMになったからと言って劇的なインボラ率向上は見込めなそうなので、貯めたマイルをいかに効率よくアップグレードにぶっこんでいくかを考えていきたい。

今後に関しては…シャカリキになってCX/KAだけに集中して搭乗するのは止めようと思う。
別に100セクター乗ろうが150セクター乗ろうが隠れティアとされるダイヤモンドプラスは遥か雲の上の手の届かない存在だろうし、乗り倒してミリオンマイラーになってもAAのように永久上級会員が保証される訳でもないので、年80セクターでDM維持するだけで十分だろう。後はマルコポーロとの合わせ技としてどこに乗っていくか、これに関しては諸情報を総合的に勘案して追い追い決めていきたいと思うが、今年は広州・佛山に滞在する時間も多くなりそうなので、就航ネットワーク的に便利なのはやっぱり広州ベースの南方航空。へぼへぼマイルプログラムながらも一応は上級会員向けシートギャランティー制度もあるし、今は分からんが2年前に頻繁にCZ乗ってた頃は有償アップグレートオファーの電話がバンバンあったりして楽しませてもらった。乗継用のトランジットホテルも無料で手配してくれるし、使い勝手はどんどんよくなってる印象。後はあれだな、Mっ気のある自分には勝気な大陸人CAのツンデレ的態度とユニフォームのデザインなんかが結構好きだったりする。ただマイルプログラムの魅力に欠けるのと、国内線の定時発着率が致命的なのがネック。(←国内市場でも競争が激化したお蔭でここ数年で改善されたと思うが)

他に考えられるオプションとしてはJLへの回帰か。マルコポーラーとしてのキャリアを歩む前は鶴丸殿をメインにしていた。別に鶴丸に不満は無かったが、フレンドリースタッフ、インボラバンバン、機材ピカピカというCXの魅力に惹かれ、2012年にJGCオヤジからマルコポーラーへの転身を決意してしまったのだ。今でも幽霊ながらも一応はJGCなんで、半年ぶりに乗った時とかでも「いつもご利用頂きありがとうございます。」なんて眩しい屈託のない笑顔で言われて心を痛めるんでね。すいません、マルコちゃんに浮気中です、みたいな。機材的にはCXがダントツで抜きんでているが、ヒューマンサービス的には一長一短なだけで別にJLマダムのねちっこいサービスがフランクなCXのサービスやCZのサゾ的サービスと比して劣ってるわけでもないし。
うーん。以降のフライトの振り分けに関してはもう少しよく考えてから決めるようにしよう。優柔不断なもんで。

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    キャセイディライト様
    ご無沙汰しております。金丸子5年生への進級、おめでとうございます(笑)
    小生はダイヤ更新まで残り5月半でノルマが58.2セクターと、最終コーナーでディープインパクト並の強烈な追い込みをかけねばならなそうです。
    確かにCXダイヤは獲得・維持にかかる費用と体力を考えたら効果は微妙なので、これから追い込んでCXダイヤ更新を目指すべきか、小生も遅ればせながら諸先輩方にならってBA道の門を叩くべきなのか、悩むところです。80セクター/年となると、費用と体力、それにモチベーションの維持も難しい問題になってきますよね。

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