熱気渦巻くチェンマイのナイトマーケット

宿泊先ホテルの足下を南北に伸びるチャンクラン通り。昼間は比較的静かで地味な通りだが、夕方6時くらいになると本性を現しだし、1本道の両側にびっしりと並んだ熱気渦巻く露店街の周りは夜な夜な観光客で溢れかえる。地元のアーティストの手工芸品や山岳民族による色鮮やかなテキスタイル、木彫品、銀製品、漆器、セラドン焼きや絹、衣料品など雑多な露店に、各国料理やBQグルメ屋台、屋台風簡易バーなどなど…タイ政府観光庁のサイトによるとチェンクラン通りを中心としたナイトマーケットには約700もの店が出ているそうで、ついついあっちにふらふら、こっちにふらふらとして散財してしまう。安物買いの銭失い?ええ、良いんですたまには。夜目で品物がよく見えず、勢いで買って失敗したものもありますが、良いんです、それもまた思い出です。ごくたまに会心の一撃が出て一生大事にしたいような掘り出し物にあたりますしね。


道を塞ぐかのように狭い路地の両側にびっしりと並ぶ露店群は、いかにも夜のバンコクのスクンビット通りを彷彿とさせる。露店にならぶ商品も半分くらいはバンコクで売られているものと大差なく、Tシャツやタイシルクのストール、置物などはバンコクとまったく同じ品物が並んでいたりもする。でもこの活気が良いんだなぁ。価格もバンコクより安いし。

さて、今日は腹が減っては戦はできぬと、先ずは腹ごしらえからスタート。小路を入った先にも洒落たバーなどが何店舗かあったりして、自分だけの隠れ家を探すのも面白い。
ひだり みぎ
数ある露店・屋台の中で私の一番のお気に入りはこれ、ルメリディアンの前の交差点に出ているチキンケバブの屋台。お姉さんのお節介(良い意味で)キャラも言うことないし、味も上手いし、値段も安いと、3拍子揃ったチェンマイ一のケバブストールだ。(私が勝手に評してるだけだが)


どうです、中身が詰まりすぎてラップに包むのも一苦労というボリューミーな一品。これで50Bというお値打ち感も堪らない。これを食わねばチェンマイの夜は始まらないと言うほど、毎晩のようにお世話になっている。ハイソなメリディアンのラウンジでの優雅な時間も良いが、やっぱりチェンマイはナイトマーケットでの食事に限る。

腹ごしらえをした後は、同僚(20~40代女性)への土産調達の為にナイトマーケットを徘徊。Tシャツやパンツ、置物など象や仏像をデザインしているものが多く、観光客向けにやっぱりタイだなぁと思う物ばかりで、タイならでは土産物の調達にはお誂え向き。狙い目は井草を編み込んだランチョンマットやタイシルク+コットンのキルトクッションカバーかな。薄くて持って帰るのにも嵩張らないし。まぁとにかく雑多な商店が永遠と続いているので、先ずは目星をつけずに探索を開始することに。

ひだり みぎ
タイらしい象の刺繍が施されたクッションカバーやピローカバー(右)と民族風タイパンツ(左)。完全に観光客向けで、値段交渉を前提として値づけをしているせいもあり、言い値は高い。その割に縫製が滅茶苦茶荒いものもあるので要注意だ。

ひだり みぎ

ひだり みぎ
仏教モチーフのペインティングや木工品などのアート作品。みっちりと細かい彫刻がなされたレリーフ銅版など、お宝鑑定団に出したくなるような掘り出し物も見つかりそう。

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アジアンな雰囲気の手作りランプシェード(150バーツ~)やタイ土産の定番どころであるムエタイパンツ。でもこんなド派手なパンツ、貰っても履く場面はないだろうなぁ。てか、このパンツ汚れてるぞ!?誰かの履き古しなんじゃねぇの!?良く見たら他のも虫喰われみたいな穴あるし…なんてしげしげとムエタイパンツを見ていたら、気に入ったと思われて奨められてしまう。この汚いパンツを本気で売り物にする気?と驚いていただけなんですが。顔も英語鉛もこてっこてのインド人の売り子に汚れを指摘すると、おーぅ、You can wash(超絶インド訛り、ほんと、Russell Petersのインド訛りネタそのまんま)、と…いやいや、アンタが洗ってから売りなさいな。そして、立ち去ろうとする私に放った一言、「You can get it cheap!」いや、値段の問題じゃあありません。会釈をして立ち去ろうとすると、最後に舌打ち。こんなんだからインド人売り子は嫌われるんだよ。髭もじゃだし。だいたい、インド人が売るならムエタイパンツじゃなくてロティだろ!


しなやかな手の形をしたワインのボトルホルダー。他にも怪しげで用途不明な木工品が多く売られている。出来栄え良いのだが、センスだよね。こんなん部屋に置きたいと思う人が何人いるか。万人受けしないものは土産品としては不適格。

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孫の手やお箸、れんげなどなど(右)は50バーツ程から~。(左)のアラブ風タイシルクの絨毯は土産物としてはちと高い。

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タイ料理の為の香辛料やタイならではのパロディーTシャツなどなど。タイやチェンマイをモチーフにしたTシャツも多し。


続いてチャンクラン通りにあるアヌサーンマーケットへと進むと、先が見えなくなるまで出店が永遠と連なっているのが分かる。凄まじい規模、そして熱気である。ここでは露店の他に細々とした屋台がずらりと並んでいて、ここにくればアジアの混沌の中で安く楽しく食事ができる。屋台は衛生面でちょっと…という方の為には大型レストランもある。中にはカレーからピザ、タイ料理まで手広く扱う店舗もあったりするするから驚きだ。

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タイシルクのストール(100バーツ~)や、小銭入れ(10バーツ~)など、キッシュな小物が多い印象。他にもフルーツシェイクやアイスクリーム屋の屋台フィッシュスパなどのマッサージ店、青空ネイルサロンなどなどがあり、のんびり休み休み、ゆったりとチェンマイの夜を楽しめるスポットになっている。

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子供向けの射的などの出店では、大の大人の白人が凄まじい形相で発砲、鬼の形相で乱射してる。ストレス溜まってるんですかね。


こちらは初めてのチェンマイ訪問でお世話になったアイリッシュレストラン。その日はちょうど聖パトリックデイの日だったので、緑一色に身を染めた白人狂乱者たちが飲み狂っていた。強烈な印象だったので未だに脳裏に焼き付いている。もう一つ、メニューを見ても衝撃を受けた。アイルランド料理って何だろう、ジャガイモか?的な軽いノリで入ったのだが、メインの大部分はタイやシーフード料理という…ちなみに当時隣にあったドイツ料理屋も同様で、ドイツビールのお蔭でかろうじてドイツ的雰囲気は保てていたものの、ドイツ料理は供されていない。ソーセージあった!と思いきやタイのランナーソーセージだったというオチまで頂いた。日本食屋でアサヒビールだけあって残りはタイ料理しかなかったらと思うと、期待して入店するアイルランド人やドイツ人に同情する。


ゴチャゴチャした屋台が密集したエリアの中央にはステージがあり、タイ人バンドにより奏でられるイーグルスやカーペンターズなどの懐かしの名曲が響き渡っている。

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カラレ・ナイトバザールはフードコートがメインなのかな。舞台があるので何らかのショーが催されたりもするのだろう。食べて飲んで買ってと気の赴くままに全力で欲望を解放しても数千円で済んでしまう素晴らしい世界。まぁ規模の割には定型化された商品も多いので、数多く来れば流石に飽きるのでしょうが、年に1回来るか来ないかの私には刺激的で病みつきになりそう。


こちらが今回調達した女性事務スタッフへのお土産の一部。こんな感じのタイ雑貨を大量に購入した。参考までにそれぞれの価格だが、左上の首かけポーチが50B、右上の小銭入れが各10B、右下のショルダーバッグが100B、左下のノートブックが100B。ついついバラマキ土産を買いこみ過ぎて、スーツケースに収納しきれなそうだ。



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【2014年チェンマイ旅行記】














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