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カントーのマングローブクルーズでメコンの大自然を味わう


カイランの水上マーケットを通り抜けた後は、メコン川に浮かぶ島を見学させてもらうことに。


川沿いに並ぶ家々。カイランから10分くらいのところにある集落の船着き場に船を寄せてもらう。


コケコッコーとのニワトリの声が至る所から聞こえるほののんとした島を歩いていると、製麺工場に辿り着く。ミトーで強制的にココナッツキャンディー工場に連れていかれたように、この何もないように見える長閑な島も観光ルートになっている島なのかもしれない。

ひだり みぎ
クレープを焼く要領で生地を薄べったくしてから加熱し、天日干ししてから麺の細さに裁断していく。フォーとは違い、今回はそうめんに近い米粉麺が出来上がった。


ベトナム南部でよく見るフーティウか。麺と一口に言ってもベトナムには様々な種類がある。定番どころのフォー(平たい麺)やブン(断面が丸い)、中華麺で小麦から作るミーに、緑豆が原料で春雨に似たミエン、タピオカなどでんぷんがふんだんに加えられたバインカンなどなど。この他にも様々のご当地製麺方法があり、具材のコンビネーションによっても料理名が変わってきたりするので、それこそ無数の麺料理がベトナムには存在する。こんなとこにも米の産地ベトナムの豊かさが表れているようだ。

さて、ここで、今朝のコーラのお礼とばかりにココナツヤシに穴を開けてストローを突き刺したジュースとバナナをすりつぶして揚げたもお菓子を船頭のお母さんに振舞われる。ヤシの実ジュースはポカリのように栄養価が高く水分補給には持ってこいなのだが、今回はくっそ生ぬるいのが玉に瑕。炎天下で飲む冷えたココナッツジュースは最高に美味いんだがなー。

製麺工場を見学した後はちょいちょいと散歩し、犬と戯れたりして束の間の滞在を楽しみ、いよいよメコンのマングローブへと探検をする時間がやってきた。


川幅の広いハウザンから分かれる支流へと入っていくと、更にのんびりとした風景が広がった来た。メコンの茶色い水にギラギラの太陽と澄んだ空に豊かな緑、そして足元には自然の恵み・椰子の実ジュース。南国へやってきたという解放感に浸ることができる優雅な一時だ。

ひだり みぎ
ボートはどんどんと自然の中へ中へと入っていく。ここまでくると水草やゴミ、ホテイアオイなどがスクリューに絡みつき、ちょいちょい止まったりする。そのたびにスクリューを水中から引き揚げ、絡まった藻やビニール袋をナイフで切って再運行。まぁ鈍行のボートトリップも悪くない。


川沿いの半農半漁家族の生活ぶりも垣間見える。メコンデルタ地域一帯にはメコン川から派生した多くの分流が網の目のように流れている。これに加えて灌漑や洪水排水,そして交通路として開拓されてきた無数の運河が縦横に発達していて、メコンデルタ全体が水路で行き来できるほどの水路交通システムが形成されている。

ひだり みぎ

ひだり みぎ
細ーい支流の支流にも水路ネットワークが張り巡らされていて、水郷のような村落でメコンと共に生きる川の民の生活を垣間見ることができる。彼らは皆myボートを保有していて、川の方を玄関にしているようだ。究極のウオーターフロントではないか。


メコンの水の色は泥水色をしている。日本の感覚からすれば汚いというイメージだが、この色はインドシナ半島の奥深くの上流から流れてくる栄養分やミネラルをたっぷりと含んでいるためで、栄養豊かな証拠。そのおかげでメコンデルタの耕地では三期作が可能になる。収穫のたびに川の水を入れればまた土に栄養が行き渡るのだ。もちろん、魚介類やトロピカルフルーツなども豊富にとれ、恵みは豊か。まさに豊穣の水の都・カントーである。

ひだり みぎ
こんなとこ進むの!?ってところを突き進んでいく小舟。もうここまでくればニュースで見たアマゾン川のようなワイルドな雰囲気。

ひだり みぎ
川の両岸は熱帯の樹木が川面に覆いかぶさり、ジャングル感がでてきました。

ひだり みぎ

ひだり みぎ


ウォーターパーム林から抜け出ると、メコンデルタの原風景が一面に広がる比較的幅の広い支流に出た。船頭さんは英語がしゃべれないのでここが一体どこなのか、皆目見当もつかない。だが、逆にべらべらとジョークまじりにガイドをされるよりも、ただ静かに目の前の情景を眺めている方がこのボートトリップに適していると思えるほど、大自然の中でのんびりできて満足だ。


青と緑が永遠に広がる美しい景色の中をのんびーりとボートでクルージング。本当、地球ってすげーーーーーーーーって思わされます。


ジャングルゾーンを通り抜け、出発からたっぷり5時間かけてカントーの街へとカムバック。メコン川の支流沿いに築かれ、コメや野菜、果物などの集積地として19世紀から栄えてきたメコンデルタの首邑・カントー。街の中央にある港には毎朝無数の船が横付けされ、メコンデルタの村々から運ばれてくる産物が荷揚げされ、街角ではトロピカルフルーツやピチピチと飛び跳ねる生きた淡水魚、色とりどりの新鮮野菜に穀物類を所狭しと並べた商店の店から売り子の声が響く。網の目のように広がる水路沿いにはメコンと共に生きる水の民ののんびりとした暮らしが垣間見る一方、大通りでは多くのバイクが行き交い、街は活気で渦巻いている。活気あり、食べ物は豊富で新鮮、物価安いと旅行先としての魅力もあるカントー。ホーチミン市からの日帰りは厳しいが、ベトナム南部旅行の際には一泊してでもカントーまで遠出をし、メコンデルタの魅力に触れるだけの価値は十分にある旅先だ。

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