レンタサイクルでカオプーン洞穴へ

ヘルファイアパスから戻り、バンコクに戻るバスの出発まで時間があったので、50Bでレンタサイクルを借りて4Km離れたカオプーン洞穴へと向かうことに。ヒットポイントの残りゲージも僅かとなっているので本当ならバイタクで楽に移動したかったのだが、声をかけたバイタク兄に値段を聞くなり、ああでもないこうでもないと理由をつけ、300B(≒900円)とか吹っかけてきやがるではないか。おいおい面白いじゃないかチミ、バンコクまでのロットゥーが160Bだよ、ギャグも休み休み言いたまえ。暫し粘るも値下げに応じてくる気配が無かったので、「じゃあいいよ」と見えを切って立ち去る素振りを見せる。ここで立ち去る相手に値段を下げてくるいつものパターンがあるかと思いきや、普通に声がかからず交渉決裂。300Bなら痛くはないが、じゃあいいよと言って自分から離れた手前、相手の言い値でお願いするのは屈辱的なので、仕方なく近所のレンタサイクル屋でチャリをレンタルした次第だ。感覚的には往復100B前後かと思ったのだが、タイのバイタクってそんな相場が高いのか?それとも単にここが観光地で売り手市場で、バイタクが強気なのだろうか?それとも地図では4Km程しか離れていないと見えるカオプーン洞穴って本当はもっと遠かったり?急に地図の信用性まで疑い出す始末。


サイクリングルート。

ひだり みぎ
地図を信じてクウェー川を渡り、チョンカイの共同墓地を過ぎて真っすぐ走る。途中、私の匂いが不満だったのか私が彼らの縄張りに侵入してしまった為か、狂犬病が疑われるほどの狂暴な野犬に追いかけられてママチャリで猛ダッシュする羽目に。アユタヤもそうだったが、カンチャナブリーも血気盛んな野犬が多いこと多いこと!普段運動んんかしないサラリーマンなんだから急に全力ダッシュしたらハムストリングやっちゃうって。


犬の猛追を振り切り、こーんな感じの何も無い一本道をひたすら南西に向かって走る。しっかりと舗装された立派な道なのに、本当に何もないし、誰も通らない。静かーな田舎の一本道。舗装する意味あんの?ってくらい周りには誰も何もない。


旧泰麺鉄道のカオプーン駅を過ぎ、最後の難所である小高い丘を登った先に見えるカオプーン寺院に洞穴があるようだ。ホテルでもらった地図は正しかった!


寺院にて入場料として20Bを管理人とおぼしき僧侶に支払うと、ニコニコ顔で洞窟の入り口へと案内してくれる。

ひだり みぎ
スロープを進み、急な階段を下って洞窟へと入っていく。


第二次世界大戦中に日本軍が倉庫として利用していたというだけあって、洞窟内部は意外と広い。薄暗くてひんやりとして、圧倒的な静寂に包まれた鍾乳洞の空間に並べられた仏像はなんだか神秘的。


それぞれの曜日にちなんだ仏像が並べて安置されていて、自分の生まれ曜日の仏像に拝む習慣がある。タイ出張に初めて来た際に自分の生まれた曜日を聞かれて答えられず、白眼視をされた苦い思い出が蘇る。


仏像さん仏像さん、お休みのところ邪魔して悪いんだけど、頭にドリアン乗っかってますよ?


通路は結構狭くて暗いので1人だと少し心細く感じるが、案内板があるので迷うことはない。

ひだり みぎ
かなり狭く薄暗いスペースへと入り込んでいくので、頭をぶつけないよう注意をして歩く必要がある。

ひだり みぎ

ひだり みぎ

ひだり みぎ
あれ?これってヒンドゥー教や道教の神様じゃないの?ってな像もちらほら。


プミポン国王もきっちり祀られています。戦前日本の天皇の様に、絶対的存在、現人神くらいの扱いなんだろうか。


Ja-ae Roomって何だろう…まさか拷問部屋じゃ…


ようやく外界からの光が見えてきた。


この仏像、「お疲れ様でした」と声をかけてくれてるような気がする。


洞窟から出た先には出ました!カンチャナブリー名物の、泰麺鉄道の過酷な建設工事の様子を伝える絵画に写真の数々です。

ひだり みぎ
んー。クアラルンプールのバトゥー洞窟に行って以来すっかり洞窟好きになってしまいましたが、こちらはちょっと思ったより規模が小さかったかな。倉庫に使うくらいならもっと内部面積が大きくて入り口も運搬の為に広くていいかと思うんだが、旧日本軍が倉庫として…ってのは観光用の後付けのストーリーのように思えてくる。


ホテル近くのレンタサイクル屋へ戻り、チャリを返却してからバスターミナルへ。ここからバンコクのカオサンへ向かうロットゥーは160B。所要2時間半。これにて旧日本軍の戦跡を巡るカンチャナブリー1泊2日の小旅行は終わり、明日からはバンコク周辺の客先周りで忙しくなるぞ!

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