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奇抜なファンタジーランド・クレイジーハウス


次なる目的地はダラットが、いや、ベトナムが誇る世紀の摩訶不思議スポット・クレイジーハウス。ベトナムの国会議長やベトナム共産党総書記まで務めた超大物政治家チュオン・チン氏のご令嬢であるダンヴィエットガーさんが設計した、よじれた木をモチーフにしたというガウディもビックリの奇抜な建築物だ。

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バイタク2号のバイクに跨り長閑なダラット市街を北に抜ける。

ひだり みぎ
人工のスアンフオン湖を越えると…

ひだり みぎ
ダラット大聖堂に…

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そしてエッフェル塔(!?)が。ここはベトナム内にあるフランス領の飛び地か!とも思わせる美しい西洋風な景観と過ごしやすい爽やかな気候がたまらない。

そんなおフランスなお美しい街並みを走っていると、突如として現れたうねり狂う巨木の塊
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下手したら変な宗教施設とも取られかねない奇妙な設計のこちらの建物、1989年に建築着工され、現在もホテルとして営業する傍ら、『決して完成しない創造物』として鋭意増築中だそうだ。

これまた奇抜なコスチュームを身に纏った芸術家っぽい係員にVND 30,000を支払い、ガー女史が個性豊かな創造性を発揮して建てたファンタジーランドの内部へと進む。

ひだり みぎ

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張り巡らされた蜘蛛の巣、養魚池の傍に植えられた緑豊かなブドウの木とそれに沿って咲き誇る色彩豊かな花々、そしてクレイジーにねじ曲がった大木の数々…独特の雰囲気で、まるでおとぎ話の魔女の森に迷い込んだかのようだ。

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上を見上げると、ねじれた大木の枝を模した歩道を恐る恐る伝い歩きする白人訪問客の姿が。観光地を楽しんでいるというよりは高所にある恐怖心がにじみ出ていてか、ぶっ飛んだ建物に対してか、何とも言えない苦い顔をしているのが印象的。

ひだり みぎ
入り口脇の小屋は簡単な資料展になっていて、各国メディアが取り上げたクレージーハウスのニュースの切り取りが壁一面に貼られている。日本の新聞にも特集されているようです。今や年間10万もの人が訪れる観光そぽっとになっているが、建造当初はこのとち狂った建物が美しきダラットの景観を損ねるの声が高まり、取り壊されそうになったこともあったそうな。

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こちらは若き日のガー女史。短髪が似合うスマートな女性だ。彼女の父はベトナム版鄧小平とでも言えるだろうか、共産主義国家ベトナムにあって今なお続くドイモイ路線に舵を切った超大物政治家。彼女自身は1951~1954年の小学生時代に中国で学び、中学校から大学院まではソ連で暮らした国際派だ。きっと当時のベトナム政治家のご子息ご令嬢は中国・ロシアへの留学が超エリートコースだったのだろう。

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ひだり みぎ
巨木の幹には無数の穴が開いていて、内部に入ることができる。奇形ログハウスのような感じのホテルである。

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恐る恐る木の橋と階段を進み上部へと登っていく。見学順序を示す矢印などは無い上に道や階段は曲がりくねっていて、方向感覚が失われる。クレージーハウス全体が巨大なラビリンスかのようで、自分がどこを歩いているのかさっぱり分からなくなる。鍾乳洞のような建物内部を探索していたら不意に工事現場の作業者が裸で寝転がる休憩室に突き当たったり、結構急な階段を息も絶え絶え上っているうちに屋根に辿り着いてしまったり、屋根と屋根を心細い橋で渡ったりと、何だかハチャメチャな遊園地のようで歩いていて飽きません。

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ひだり みぎ
上から見たクレージーハウス。下から見ても横から見ても上から見てもクレージーな物はクレージー。

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ただ、最上部から見渡すダラットの街並みは美しい。絵葉書に出てくるような美しい街に忽然としてこんな奇抜な建物が建つんだからクレージーさが一層際立ってしまっている。

因みにこのクレージーハウスというのは通称で、正式名称はトゥリーハウス (Hang Nga Guesthouse)というホテルらしい。
ひだり みぎ
魔法の森に建つ建物に入れば部屋の内部をのぞき見ることができる。因みに当日の宿泊レートは熊の間がUS$20、カンガルーの間がUS$25となっていた。他にも“生物・自然との共存”というテーマの下つくられた蟻の間、虎の間、鷹の間などがあるようだ。興味のある方はクレージーハウスのから宿泊予約もできるので、ご覧下さい。きっと、童話の中に出てくるツリーハウスで森の動物たちと眠るような素晴らしい体験になるでしょう。きっとね。


Biệt thự Hằng Nga (Crazy House)
住所:3 Huynh Thuc Khang, Da Lat City
電話:063-3822070

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