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重慶マンションでインド料理を食す


激安ドミトリーやゲストハウスが所狭しと密集する貧乏バックパッカー御用達雑居ビルの重慶マンションだが、実は2階にはレートの良い両替商やインド料理屋が集結している。長期滞在している多くのインド人やアラブ人、アフリカ系の男どもが醸し出す多国籍な雰囲気や、東洋の魔窟・九龍城砦二世といった一昔前の噂が独り歩きし、現地人でも中々入りたがらない人がいるらしいが、一部の通の人間に言わせると、これらインド料理屋の味は本物とのことだ。

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今では改装されてきれいになっているとはいえ、一階の奥まで入り込むと相当にうらぶれた感じになってくる。インドや中東、アフリカ系の人でごった返していて、怪しげな電化商品や食品、鞄や時計、雑貨を売る個人商店が密集。売られている物も売っている人もインド系が多く、さながらリトル・インディアと言った様相を呈している。
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ここまで来ると目をギラギラさせた褐色の肌と強力な目力の売り子たちが、入ってくる獲物を逃すまいと積極的に声掛けをしている。『シャチョーサン キテ ミテ』『トモダチ!ヤスイ!』『ニセモノトケイ アルヨ』等の日本語は飛び交うが、ついて行くついて行かないはあなた次第。別に断っても腕を掴まれたり尾行されたりはしないので大丈夫。

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2階。怖くて入れないという日本人もいるほど怪しい場所。何だかよくわからない商品や食べ物、外とは異なる民族構成、聞こえてくる謎のインド民謡に匂う香辛料、人口密度の高さとそれに伴う異常な熱気など、マイナスなイメージを持っている人も多くいるのは確かだが、怪しくとも汚くとも重慶マンションのインドカレーの味は確かに本物なのだ。

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インド料理店の前で看板を見ようものなら、顔の浅黒いインド人がびっくりするくらい集まってきて、『俺のカレー屋に来い!!』アピールをしてくれます。

10人くらいのインド人から熱烈な歓迎を受けるも、テレビや漫画で出てくる定番インド人顔をした人が客引きをやっていたこちらの店に入ることに。そうすると他のインド人はさーっと引き下がって散り散りに元いたポジションへと戻っていきます。
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店名のSwagatとはヒンドゥー語でWelcome!という意味らしく、Swagat Swagat言われながら入店。

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もう3月ではあるが、クリスマスデコレーションで彩られる店内。こりゃあ今年の12月までつけっぱなしでいく気だな。

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クリスマス用装飾とインディアンなタペストリー盛りだくさんで飾られた店内はエスニックな雰囲気満点。勿論店内に流れる音楽もこってこてのボリウッドミュージックだ。

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メニュー。前はカレーがHK$50くらいからあったと思ったが、値上をしたみたいだ。

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タンドリーチキンは仕込中とのことだったので、きーまカレーとナンをチョイス。やっぱり後味が辛くて食べてると汗が噴き出てくる。だが、気持ちの良い辛さで気持ちの良い汗だ。雰囲気と良い味といい、インドには行ったことがないが、インドに行った気にさせてくれるレストランである。いや、でも正直、重慶マンションでこの店が一番!という店はなく、どこもほぼ同じクオリティなので、余程インドのベテランでインド料理の味利きが出来る人でなければ適当に入ってもある程度は満足できるかと思う。

キーマカレー=HKD70
ナン=HKD15
サービスチャージ=10%で合計HKD93.5(≒1,200円)。


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