サガット氏の本拠地 ワット・ロカヤスタ

アユタヤ旅行記を続けてきているが、ここでちょっと一人の伝説的格闘家をご紹介したい。

誰もが子供の頃に一度は憧れた彼、そう…
sagat
サガット(สกัด)←ちゃんとタイ語名まであるwwwカプコン、グッジョブ!

タイ出身、身長213.5cmの巨漢でスキンヘッドと眼帯がトレードマークのこの男、長身を活かした長いリーチと得意技であるタイガーアッパーカットとタイガーショットを武器に世界で戦っていたこの彼が主戦場としていたのが、アユタヤのワット・ロカヤスタ前だったのだ。リングも無い中で行われる激しい格闘によって破壊されるリスクを負いながらも自国の世界遺産を各国にアピールしたサガット氏の功績は計り知れない。第一線を退かれた今はアユタヤの観光大使を務められているに違いない。

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ほら!!!そもそもアユタヤに行こうと思ったのも世界遺産祭りというものの存在以上にサガットの存在が大きかったといっても過言ではない。幾つかの遺跡を周り、遂にかつてサガットが暴れ回ったワット・ロカヤスタに到達した。

ワット・ローカヤスターラーム 、通称ワット・ロカヤスタには後期アユタヤ王朝中期に建てられた全長28メートルの涅槃仏を復元した像が残されている。周囲に何もない広大な草原に悠々と 寝そべられるこの御姿は何ともシュールである。何となくリアルな感じもして、誰も見てない時などあくびしたり寝返り打ったりしてそう。
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ガイドブックの写真ではオレンジ色の袈裟を着られているが、本日はどうしたことか一糸まとわぬ御姿で横たわっていらっしゃる。

御尊顔。
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お体は煉瓦で形を作った後に漆喰で固めて造られているのだが、野ざらしにされている為か風化してしまい、ハワイ帰りのガングロかのようになってしまっている。ただ、何ともいえない優しげで穏やかな表情を眺めていると、現実をしばし忘れて心がやすらぐことを実感できる。涅槃像は釈迦が入滅する様子を表すそうだ。この像も右手を枕にし、頭を北に向けるいわゆる北枕で横たわっていて、まさに死の瞬間が表わされた厳粛な像なのである。悟りを開き、煩悩を断ち切れば、死に面してもこんなに澄み切った晴れやかな表情が出来るのだ。今の自分には到底できないだろう。

足の方へと移動。
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背筋ピンっ。非の打ちどころの無い圧巻の寝姿である。

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真っ青な南国の空に澄みきった空気のもと、真っ裸で長~い手足を悠々と伸ばして広大な草原の上に横たわる。あぁなんて気持ちが良さそうなんだろう。悲壮感の無い、“晴れやかな死”である。孔子の言葉に『十有五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。 六十にして耳したがう。 七十にして心の欲する所に従って、 矩を踰えず。 』という示唆に富んだ一文があるが、きっと年を重ねれば死に対しても何に対しても動ずることのない不動の心を得ることができるのだろう。

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ここで、物売りの方々からの攻撃に合い、蓮の花と2cm四方ほどの金粉から成る参拝セットを買う事に。1セット20バーツ(約60円)だ。『20バーツだけ。お願い。買って下さい。』と涙ながらに訴えられるとどうも断れない。

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大きな釜に入った蝋をすくい…

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小さな涅槃像に垂らし、その上から金箔を張る。自分の体に悪いところがあれば、仏像の体の該当箇所に貼り付けると、患部が癒されるのだという。ミニ涅槃像は既に金箔でべったべただった。その後は参拝セットの売り手に手取り足取り教えてもらう。先ず、跪いて、花を持ちながら両手を胸の前で合わせ、願い事を唱える。唱え終えると花を仏像前の台座に置く。そしてもう一度跪き、合掌した手を額の位置まで上げ、そのままおじぎをする形で、降ろした両手を地面につくまで下げる。この動作を3回繰り返した。利益があるか分からないが、タイ人のお祈りを実践できて、何だか清々しい気持ちになれたのは確かである。因みに蓮の花は後で別の売り子が回収していきました。売っては回収し売っては回収しの使いまわしをしているのだろう。最高のビジネスモデルであるwww


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