癒しの家・クンペーン・レジデンスと象

アユタヤ歴史公園の中心地まで戻ってきた。ワット・プラ・ラームの道路を挟んだ向かい側に建つ風情ある建物がクンペーン・レジデンスだ。タイの有名な叙事物語『クンシャンとクンペーン』の描写を基に再現されたアユタヤ時代の伝統家屋である。

WP_20131218_236
寝っころがりたくなるような美しく管理された芝生。

WP_20131218_237
内部も見学可能とのことなので、靴を脱ぎ、梯子を登って2階へと向かう。バリアフリーなんて概念はここには無し。おじいちゃんおばあちゃんや足腰の不自由な方とかどうしてたんだろう。

WP_20131218_240
チークの床がピッカピカに磨き上げられていて歩き廻るのが恐れ多いほどだ。『ヒトは木によりそって やすらいできた』じゃないけれど、木造住宅独特の安らぎ、安心感に満ち溢れていて、何というかホッとする。科学技術の発展は機能的かつ美しい無機質素材を多様に生み出したが、自宅でも職場でもいつも無機質素材に囲まれていたら息苦しく感じるものだ。その点、木も人間と同じように生きている生物素材だからだろうか、木や緑に囲まれていると心が和む。

WP_20131218_238
こちらはキッチンらしい。熱や灰が拡散しないように小さめの造りになっている。

WP_20131218_241
豊富にある木を燃料にするだけでなく建材として活かす発想を得て、雨が多く蒸し暑い気候とうまく付き合う為、木の吸湿放湿性や断熱性を活かした。加工のし易さ、設計自由度の高さ、軽さを活かして風通しの良い家屋を建てた…大袈裟ではあるが、タイで見られる木造家屋は古代からのタイ人の生活の知恵の結晶でもあるのだろう。

癒しの家・クンペーン・レジデンスで和んだ後は周囲を散歩。すると、道路を横切る像を発見。タイ=像みたいないイメージがあるくらいだが、至る所に象を見たり乗れたりするわけではなく、基本的にはエレファントキャンプ的なところでしか見ることができない。アユタヤにはそのエレファントキャンプの一つがあるのだ。
DSC_1342
のっしのっしと闊歩する像と少し恥ずかしそうに歯に噛む観光客。象に乗ったまま遺跡巡りができるそうだ。車道を避けてきっちり歩道を歩く姿を見ると○国人より文明的であるかもしれないとも思ったりするwww気になるお値段は園内だけなら7分で300B(約900円)、外に出るコースだと15分で400B(約1,200円)もしくは25分で500B(約1,500円)いずれも一人あたりの料金となる。

DSC_1348
像使いは私を見るなり童謡『ぞうさん』を歌い始めたではないかwww

DSC_1351
馬や像は臭いが気になることがありますが、流石は世界遺産都市でご活躍される像様、きちんとシャワーを浴びて清潔感をきっちりキープ!

一人で乗るのもなんだかなぁなので今回はパス!

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。