巨大な仏像の顔面に仏陀の方舟に… ワット・タミカラート

続いては3人の王が眠るとされるアユタヤの主要寺院ワット・プラ・シー・サンペット跡だ!と思い地図を片手にチャリを走らせていると、右手に何やら別の遺跡が見えてきた。

DSC_1336

DSC_1339
地球の歩き方には紹介されていないが、王宮の隣という一等地にあるこちらの遺跡、どうやらワット・タミカラート(Wat thummikarat)というらしい。玩具メーカーのタカラトミーではない。ガイドブックには載っていないが、ギリシアのパルテノン神殿が如く円柱が建ち並んでいて遠くから見ても壮観だし、中々の規模の様である。

DSC_1444

DSC_1446

DSC_1448

DSC_1442
厳めしい仏像のある礼拝堂の正面には仏像跡があり、その周りをぐるりとシンハ(獅子)が囲んでいる。タイでは獅子は王宮や寺院を守る厄除け像にもなり、その図像はシンハビールの商標にもなったりするほどの縁起物である。しかし、獅子による防護も虚しくビルマ軍に破壊されたようであり、獅子自身も半数以上が胴体のみとなっていて、化粧石が剥がれ落ちて煉瓦の骨組みが一部見える程まで破壊されている。

DSC_1332

DSC_1333
仏像のお顔が…

DSC_1334
ご丁寧にこんな手のひらサイズの仏像のお首までがことごとく斬首されている。

DSC_1437
尚も遺跡内を探索。ガングロで見づらいが、礼拝堂の横にはゆうに1メートルはあろうかという巨大な顔面が安置され、その前にはナレ―スワン王と思しき銅像が建っている。

DSC_1438
このムエタイ選手かのような凛々しく特徴的なお顔礼拝堂にあった仏像の奴だ!!!きっと礼拝堂にあった仏像は復元されたもので、オリジナルは首を切られたのでこちらに安置しているのではないだろうか。晒し首にされながらも良い御尊顔、甘い寝顔であるwww日本では首だけの仏像って縁起悪い扱いされると思うが、タイの人は喜んで首から下を掻っ切られた仏像の顔面や、下半身だけになった仏像跡にお祈りを捧げたりしている。

DSC_1456
こちらは夥しい数のニワトリ像を前にしたナレ―スワン王の像。闘鶏を愛したとされるナレースワン王だが、いくらなんでもこれは多すぎるだろうと天国から突っ込みを入れているに違いない。どうやら願い事が叶ったら鶏の像を一体こちらに置いていくという“ルール”があるそうなのだが、凄まじい“御利益力で”皆さん願い事を叶まくっているようで、そろそろ収容できなくなるくらいに鶏の像が溢れかえっている。鶏だけに小生の生活拠点の場である中国広東省を中心に広がる鳥インフルエンザをどうにかしてほしいと願をかけてきたので、もし叶ったら鶏の像を買ってワット・タミカラートを再訪しなければならないのか…

DSC_1440
んんん!!???心の中で願うだけじゃダメなんか!この瓦に願いを書いて初めて願い事が受け付けられるらしい。瓦は1枚20バーツ。どうせ日本語で書いたって神様読めないだろうし、係員がいないのでまぁ今回は願い事しなくて良いか。

DSC_1450
礼拝堂の奥には小屋が有り、その中にはこれまた巨大な白い仏像様が鎮座していました。

DSC_1453
そしてあの顔面のポスターが!!!改めて見るとすっごい四角い輪郭だが、何か普通に現代でもバンコク歩いててこんな人とすれ違ったりすると思う。解説がタイ語オンリーなので残念ながらその謂われを知ることができず、係員に聞いてみても返ってきた説明がタイ語だったので理解できず…

DSC_1439
こちらはノアの方舟ならぬ仏陀の方舟?いや、でも船上には明らかにヒンドゥーの神々らしき御姿も見られるし…なんなんだろう。英語の解説があればなーーー。

ひだり みぎ
他にも楽しげな仏像が置かれていて、来年くらいの地球の歩き方・タイ版に取り上げられてもおかしくないくらいに見所が豊富なワット・タミカラート。アユタヤに来られたら巨大な顔面が眠り仏陀の方舟が置かれるこちらの遺跡に足をお運びあれ。参拝料は無料です。


Related posts(関連記事):

国宝級のお宝が眠る!?ジムトンプソンの家
ジムトンプソンは、その余りにも普通すぎる名前(日本で言えば田中一郎さんクラス?)とは裏腹に、タイシルクを世界に広めたことで『シルク王』とも称される超有名な故人です。多分聞いたこともある方も多いかと思いますが、タイシルクの高級ブランド“ジムトンプソン”(何のひねりも無い名前ですね)の創業者です。トンプソンさんは第2次世界大戦の終了間際に、アメリカCIAの前身であるOSSと呼ばれる機関のバンコク支局長...
トップランドホテル(Topland Hotel)@ピッサヌローク
スコータイへの中継地点にあるピサヌロークではトップランドホテルという宿泊施設に泊まることに。宿泊費はアゴダでの予約で朝食込みで一泊あたり4,000円弱だったかな。 ホテルに着くと予想以上の大きさにびっくり。国道12号線沿いに建つデパートと一体になった16階建ての大型ホテルとのことだ。鉄道駅もスコータイへ向かうバスの停留場も徒歩圏内だし、立地的にも言う事なし。 夜中なのにピシっ...
丘の上のワット・カオ・パノム・プレーン
続いてワット・チャーン・ロームの背後にある小高い丘の上に建つワット・カオ・パノム・プレーンを目指す。 ラテライトを積み上げて造られた心臓破りの階段が丘の頂上へと続く。結構な高さなので、頂きからはシーサッチャナーライの絶景が楽しめるに違いない。 遺跡公園を一望できるかと思ったが、残念ながら丘の上まで生い茂った木々が障壁となって見晴らしは悪し。 見晴らしに少々失望しながら...
アロフト バンコクでSPG修行⇒プラチナへ解脱。 Aloft Bangkok宿泊記
SPG修行のメッカ・バンコク。カテ6のセントレジスからカテ2のアロフトやフォーポイントまで計10か所のスターウッドプロパティが集結していて、滞在目的や予算に合わせたSPGホテルを選択できる。小生の場合は主にスクンビット界隈にある4ホテルをメインとし、修行目的の滞在時はシェラトンとウェスティンのホッピング、安くて駅近くが良い場合はフォーポイント、多少駅から遠くてもより安くエネルギッシュな滞在をしたい...