レンタサイクル観光で見るカンボジアの宗教観

アンコール遺跡群から無事に帰還し、シャワーを浴びた後にホテルをチェックアウト。
せっかくシャワーを浴びたのだが、時間ギリギリまでシェムリアップの街を探索支度、チャリでひとっ走りしてもう一汗かくことに。荷物をホテルロビーに保管してもらい、昨夜見つけたレンタサイクル屋へ。

トゥクトゥクでの観光も良いが、行先を決めずに自転車での気ままなぶらり旅も気持ちがいいもんだ。
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シヴァタ通りのプノンペンナイトマーケット横のお店でのレンタル費用は24時間までUS$2。2時間でいいのでUS$1にまけてくれという値切りは通用せず、30分でも1時間でもUS$2。町中には自転車レンタル1ドル~と書かれた看板を掲げた店を見かけるが、見るも無残なまでに乗り潰されたおんぼろチャリばかり。その点、こちらの自転車は目新しく、見るからに頑丈で、シェムリアップの未舗装地帯を走っても大丈夫そう。パスポートを提示しただけでデポジットは不要。

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車輪が大きくオシャレな駕籠の付いたこちらのママチャリに決定。ついでに無料の観光マップを貰い、逞しく鼻毛が伸びきった係員の兄ちゃんに目ぼしい周辺観光スポットを指南してもらう。

地図を改めて見ると、アンコール寺院以外にも街中に多くのお寺が散在しているのがよく分かる。キリングフィールドもあるそうだ。鼻毛兄ちゃんに言われるがまま、チャリ観光の計画を策定。真剣な顔で話してくれるのだが、どうしても鼻毛に目が…


ワット・ダムナック⇒ワット・プレ・プロム・ラス⇒バイヨンレストランで昼食⇒ワット・ボー⇒ワット・ポランカ⇒キリングフィールド⇒セントラル・マーケット⇒オールド・マーケット。こんな感じ。小さな街なので2時間もありゃ回れるだろうとのこと。

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先ずは第一の目的地ワット・ダムナックを目指してシェムリアップ川を渡る。流石はアンコール遺跡群の城下町だけあって、至る所に芸術性の高い仏像が鎮座していたりするから面白い。カンボジアでは国民の殆どが国教である上座部仏教を信仰しています。同じ仏教徒は言えども「仏様は偉大なり!信じる者は皆救われる」という日本の大乗仏教とはスタンスが異なり、カンボジアの上座部仏教は、「生きることは苦しみであり、出家して悟りを開いた者だけが救われる」という出家主義に基づいています。

ひだり みぎ
ワット・ダムナックという寺院も中々の規模のものであるが、街の中心から自転車で僅か3分のところにあった。日本や中国の禅寺は人里離れた奥地にひっそりと建っていることが多いが、クメールの寺院は生活のど真ん中にあるようだ。

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ワット・ダムナックのすぐ隣は一般大衆の生活圏、それこそ民家や商店のすぐ隣に黙想と禁欲の場所が設けられてい るのである。祭りや儀式も僧院で行われ、火葬の場にもなったりするし、伝統的に、それぞれの僧院は寺子屋のように教育も引き受けていて、少年たちは読み書きを学ぶ。なので、火葬場あり、ストゥーパあり、学校あり、僧の住み込み寮があったりと、大そうな規模になるようだ。ただ、入り口に立つ腕のもげたおじさんの目的は分からない。

ひだり みぎ
火葬場に学校と見られる平屋。カンボジアでは男子は一生に一度は僧院で過ごすのが伝統で、修行者は僧院内で仏の境地に達する為に禁欲の清らかな修行生活を送る。日々、修行に明け暮れる毎日。マルクス流に言えば完全なる未利用非生産者層である修行者たちは、サフラン色あるいはオレンジ色のトガ(寛衣)をまとい、髪と眉を剃り、毎朝その日の布施を受ける為に托鉢にでかけて生活の糧を得る。一般の人々は、自分たちに代わって毎日厳しい修行をこなす僧侶を尊敬し、日々の布施行為を通じて物質的・金銭的に僧侶と彼らの修行の場である寺を支えている。この布施行為などで功徳を積むことで、仏の恩恵を受け、来世でより良い身分に生まれ変われると信じているのだ。

ひだり みぎ
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ひだり みぎ
中庭にある祠堂を中心に、ストゥーパ、死者の灰を納める納骨堂などが有る。どれもお布施で建てられたのだろうか、外(俗世)の商店街の建物が惨めに見えてしまうくらいに非常に立派な造りである。

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最後まで分からなかったのがこのお品書き(?)。10$~400,000$までのメニュー!(?)が大きな木板にズラリと書き並べられている。400,000$お布施するあなたの来世はビルゲイツのお孫さんになります。的なことが書かれているのだろうか。

続いてオールドマーケット近くのワット・プレ・プロム・ラスを目指す。

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