白玉塔と海軍兵器博物館
白玉塔と海軍兵器博物館

白玉塔と海軍兵器博物館

旅順バスターミナルから九三路を歩いて白玉山の頂上まで登った。地図では分からなかったが白玉山は予想以上に険しい坂道の難所だし、東北の夏を完全にナメていた。日本で言えば仙台くらいの緯度になるのでてっきり初夏でも過ごしやすいかと思っていたが、全然全然そんなことはなく、山登りをしようものなら速攻で汗だくになってしまう。カーディガンまで着て来たのに…

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正面にうっすらと見える要塞チックな建物。あれが山頂に建つ中国海軍兵器博物館であろう。白玉山の上場には海軍兵器博物館と東郷平八郎・乃木希典が日露戦争戦死者を慰霊するために建てた慰霊塔が建てられていて、一応は旅順有数の観光地となっているらしい。途中、観光客を満載した何台ものミニバンが汗だくで歩く私の脇を通っていった。

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野生キノコ採食厳禁の呼びかけ。大連地区には50種類もの毒キノコが生息するらしく、ネットなのでも公安局によって注意を呼び掛けられている。

クネクネと曲がりくねる坂道を30分くらい歩いただろうか、ようやく関所に到着し、40元という現地物価からすると法外な料金を払い奥へと進む。散歩などの場合は無料で入場できるようで、ジョギング中の地元民たちは金を払わずに料金所をスルーしていった。ジョギングのふりをしたら無料で入れるかもしれないが、試す場合は自己責任でお願いします。
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関所を通ると見えてくるのが110mに達するテレビタワーの横にひっそりとある海軍兵器博物館。この博物館の入場料は先ほど払った40元に含まれていたみたいで、無料で入ることができた。

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中国人民解放軍が誇る海鷹1号の横をちょうど中国人民解放軍瀋陽軍区に属する軍人さんたちがやる気無さそうに行進していった。海鷹とは旧日本海軍の空母と同じ名前だが、直接的な関係は無いようだ。1950年代の中国海軍の近海戦用の主要軍艦で、1958年の台湾海峡危機には前線で活躍(!?)したそうだ。全長21.6m、幅4.95m、航速87Km/h、魚雷2本、水雷2本、爆雷16本、12.7cm連装高角砲2機という装備。

ひだり みぎ
1元を払えば甲板まで上がることができ、高角砲などにも触ることができる。

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他にも武器・兵器が目白押しだ。

ひだり みぎ
こちらは朝鮮戦争で使われた戦闘機。

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こちらも1元でコックピットに搭乗することができる。

ひだり みぎ

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更に1元追加で軍装して記念写真を撮ることができるwww

ひだり みぎ
右は70年代の中国陸軍の主要兵器で、ベトナム戦争で使われた69式戦車。

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どちらかというと観光客より兵器に対して熱心な眼差しを向けるミリタリーマニアが多いようだ。各兵器の細部まで食い入るように見つめ、自分で図面を引いている強者までいらっしゃった。

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兵器博物館の横には高さ66.8メートルの白玉山塔が聳え立っている。日本統治時代の旅順を代表する建築物で、元々は日露戦争の戦死者のお骨を納めていた慰霊塔だったが、1986年に白玉山塔と改名され、今では観光客にも開放されている。

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塔柱と塔身の石材は乃木希典の故郷・徳山の花崗岩が使われているそうだ。1907年6月に着工し、2万人の労力を用いて1909年11月に完成させた。

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こちらは10元追加で塔上の展望所まで螺旋階段を登ることができる。展望所からは旅順市街区の全貌や美しくて壮観な軍港と立派な海軍軍艦まで旅順の街を360度鳥瞰できる。塔の足元は中国人ツアー団体客でごった返しているが、展望所は貸切状態なので、旅順の街を眼下に静かに物思いに耽ることができる。

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こうしてみると、旅順港の港口は老虎尾半島がまるで旅順港へ蓋をするようになっていて本当に狭い。敢え無く失敗に終わったが、重しをつけた老朽船を旅順港口に沈めることで旅順港内のロシア艦隊を封じ込めるという旅順口閉塞作戦という奇策に打って出たのも分かる気がする。

ひだり みぎ


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