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中国旧正月④正月商戦を戦う香具師に細工師に


普段からワイワイガヤガヤ賑やかな中国ですが、春節(旧正月)ともなると、正月商戦を戦う出店・催し物やら、赤を基調としたド派手な装飾物やらが街頭を派手やかに彩どり、街は更に活況を呈します。


街を歩いていると、前方に何やら人混みを発見。

ひだり みぎ
観衆が凝視でる先には胡散臭い風貌のオッサンが、言葉巧みに賭け事の挑戦者を募っている。この青空賭博、果たして公安の許可とってやっているのだろうか。Win or Lose。勝つか負けるか100元の大勝負で、余りに怪しい為に群衆は皆尻込み。『度胸ねえなぁ!!』どんどんとヒートアップして挑発的になる香具師に向けられる冷めた周囲の目。結局、挑戦者は現れず、彼の周りにいた観衆も一人また一人と離れて行きました。

ひだり みぎ
トランプ香具師のお隣にはクサガメ(?)を使った商売人が威勢の良い広東語で集客し、カメを踏んづけたり、ロープで持ち上げてから落とすといったことをしている。甲羅の強度試験か何かだろうか、ただ単純にエンターテイメントの為だろうか。動物虐待もいいところ、正月早々に胸が痛くなる。

中山西路、富華酒店地区では匠の技を活かした細工師の姿が多くみられる。商魂逞しいと言うかサバイバル術に長けているというか、何でも飯のタネにしてしまう当地の商人達のアイディアと技能にはただただ感服する。

数ある露店でも一番の人気は『米上刻字』。読んで字の如く、米の上に文字を書く超精密米粒アートである。

ひだり みぎ
小さな小さな米粒の上に依頼された文字を書き、最後にカラフルなミニガラスの中に入れて完成。てっきり『愛』とか『美』とか一文字程度しか書けないだろうとオッサンの技術を軽んじていたが、彼の指先の魔術にかかれば米粒一つに何と8文字まで書くことができるのだ!!

ひだり みぎ
恋愛や健康関連の文字が人気のよう。私は世界平和祈願の為、ここは一つ名匠に健筆を振ってもらった。肉眼でも僅かに確認できる緑のガラスケースの中の米にある『世界和平』の文字。超精密な絶技、何と一つ15元という破格のお値段。

木の彫り物専門の出店も出ています。
ひだり みぎ
飛騨工ばりの精巧な技術。こちらも驚きのプライスで10元~、日本であったら木材代すらもペイできないような値段だ。



こちらの竹細工匠人は子供に人気。ユーモア溢れる口調で心を掌握された子供は親に購入をねだり、親は職人と値段交渉。すると、にこやかだったユーモアおじさんの目は急にタフなネゴシエーターの目に。ベタ一文負けない姿勢を貫いています。この豹変ぶりにドン引きだが、おじさんも生きる為に必死なのだろう。ちなみに、親御さんの値段交渉は15元⇒13元の2元引き。2元(≒26円)を値切る方も値切る方だが断る方も断る方だ。子供の前での値段交渉は卑しい行為にも感じられるが、中国では交渉事は生きていく上の必要手段。これも教育の一環か。

ひだり みぎ
先程の子供に同情しつつも中山西路を先に進むと、今度は書道練習用の特殊シートと筆が売られている。これさえあれば墨汁も硯も不必要、水さえあればお手軽に書道の練習に励むことができるというアイディア商品。我が達筆ぶりを中山市の中国人に知らしめてやろうと得意満面に筆を取ると、執拗な営業トークに遭ってしまったので、名前だけ書き残して早々に歩き去る。

ひだり みぎ
書道道場の前では署名設計師が暇そうにしている。価格は1元からと、これ以上無い超格安オファーが出ているが、周りでは閑古鳥が鳴いている。

ひだり みぎ
続いて野菜を散らかす初老男性。訛りのある北京語で客の注目を集めながら、大根とニンジンなど根菜類用のピーラーを実演販売。既に実演しまくりで、お隣には大量の剥きカスが。残りの手玉は大根2本に人参3本。頑張れおじいさん!

ひだり みぎ
これは教育プロジェクトだろうか。1~600迄の数字を順番に右のマス目に書き写すことができれば人形が贈呈される。加筆無し、修正無し!難易度=0、メンドクササ=100。

ひだり みぎ
こちらでは五星紅旗を掲げた携帯スクリーン屋が公安のガサ入れにあって強制撤去させられている。ルーキー商人か?事前に袖の下を通しておかねば駄目でしょう。

こんな感じのお祭りムードは夜まで続きます。
ひだり みぎ
皆さん派手~な赤提灯が垂れ下がる広場に大集合。音楽に合わせて舞踊を披露する団体あり、羽根つきする団体ありと、とにかく装飾過多で明るく賑やか。


卓球は国技だけあってレベルが高い。

ひだり みぎ
こちらでは球投げやルーレットなどの催し物を楽しんでいます。和気藹々と皆さん楽しそう。

中国で迎える初の旧正月。日常的にサプライズを提供してくれる中国にあっても普段は見られないような光景が街に溢れ、通りや広場を冷やかすだけでも十分に楽しむことができました。中国の驚きも楽しめるようになってきたので、何だかんだで中国に慣れてきたのかもしれないな。

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