ようやく問題が解決!上海経由で日本に一時帰国をすることになりました。出張前はまさかこんな展開になるとは予想だにしていなかった為に日本円は持ってきておらず、最低限の日本円はベトナムで調達していくことにしました。いつもは人民元からベトナムドンに両替する私。ドンを外貨に両替するのは初めての試みです。外貨管理の厳しいベトナムでベトナムドン⇒日本円の両替は可能なのでしょうか?
いくつかの両替商を歩いて回ったところ、ドンから日本円への両替は可能とのこと。中でもレートが良かったのがドンコイ通りにあるこの両替屋さん。
その名も『両替許可局59番』左端にある社長さん(?)の顔が目印です。
自我意識が強いのであろうか…
お店のショップカードにも彼の顔がON
ショップカードの裏にもON。清潔感溢れる七三分けならぬ九一分けの髪型が特徴です。
店内に入ると、カウンター窓口が数個あり、その中の一つでドンから日本円への両替をリクエスト。すると、カウンター横のテーブルに行くよう指示が入る。
テーブルへ移動し、そこに座っていたおじさんに両替を依頼。この男性、どうもショップカードに載ってた九一分けの人のようであるが、写真の顔より30歳程老けて見える。父親か!?まぁ老けては見えるが対応はテキパキしています。
私『500万ドンを日本円に両替するといくらになりますか?』
500万と言ってもネットで調べたこの日の最新レートが1ドン=0.003798 円だったので、円換算すると2万円弱である。ゼロの多さで金持ち気分を味あわせてくれるベトナムドンマジックだ。
九一『ちょっと待ってくれ。』
と言って席を立ち、戻ってくるなり電卓を叩き…
九一『540万ドンをくれれば2万円お渡しします。』
電卓を拝借してレートを計算すると、1ドン=0.003703。ネットで調べたレートよりは2.5%悪いが、予想していたよりは遥かに有利なレートである。両替手数料もかからない。交渉の余地は無いとのことなので、VND 5,400,000⇒JPY 20,000で商談成立。
ベトナムは外貨規制が色々と厳しいので法外なレートを突き付けられることを予想していたが、流石は誠実・安心の九一分けヘアー。旅行の際にベトナムドンが余って二度とベトナムなんて来るもんか!!!とお思いの方は、こちらで余ったドンを両替するのもオプションとしてアリかと思います。一部ガイドブックでは『ホーチミン市内はアメリカドルが使用可。』と書いていますが、私の体験上、米ドルでの料金設定は現地通貨で支払う場合より高いケースも多々あります。また、クレジットカードでの支払いは手数料として5%上乗せされる場合が多く、やっぱり私はベトナムドン現金で観光することをおススメします。
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