ベンタイン市場

ホーチミン市の一大観光スポットであるベンタイン市場を冷やかしに行ってきた。日本人は葱を背負った鴨と見なされ、狭い通路を歩いていると『社長さん社長さん』『お兄さんお兄さん』と言って腕を掴まれる。ここの売り子の積極性は東南アジアの数ある市場の中でも随一であろう。


市場の外観。仏国統治時代の由緒ある建物だそうだ。


市場内のマップ。きちんと商品の種類ごとに区画分けされています。コーヒー・手芸品・骨董品・衣類などの定番ベトナム土産から家電・生鮮品・日用品まで品揃え豊富で、ベトナムの熱気や生活感を体感できる市場であります。

肉や魚なども取り扱われている為、市場には独特の臭いが立ち込めている。

路地の左右には客寄せたちが屯している。彼女らは通りかかる客の国籍を瞬時に見極め、日本人には日本語で、中国人には中国語で売り込みを始める。相手の国籍を瞬時見極める能力と言語能力には恐れ入る。商品に定価は無く、価格は全て交渉次第で決定される為、何かを買うには否が応でもベトナム商人と駆け引きをすることになる。市場には一定の割合で歪んだ商魂を持った悪人やスリも混じっているので要注意。


『お兄ーさん どれにする?』『Tシャツいい?』と引っ切り無しに声をかけられて、立ち止まろうものなら店に引きづりこまれて一気呵成にセールストークの集中砲火が始まる。気がつけば手に商品を握らされ、『20ドル、安いね ありがと。』みたいな展開に持ち込まれる。断るところは断る。自分の身は自分で守りましょう。


現地物価と余りに剥離した初期値設定がされている為、絶対に相手の言い値で買わないようにして下さい。10ドルが1ドルになったりもします。彼女らとの交渉は骨が折れるし疲れますが、これもベトナム旅行の醍醐味、旅の良い思い出にはなると思います。是非、帰国後も末代にまで語り継がれるような交渉武勇伝をつくって下さい。


いきなり購入に踏み切るよりも、類似点を回って相場を確認してから買うのが賢明です。


ラコステの刺繍が施されたマスク…VND 10,000 (≒40円)良く言えば大らか、普通に言えばアバウト、適当なベトナム人らしい製品です。こんなチープなものでも最初の言い値はまさかの100,000ドン。バカにしてんのか!開いた口が塞がりません。


面白パロディーロゴTシャツ。Burger Kingならぬ『Pho King』・Starbucks Cafeならぬ『Vietnamese Coffee』。チェゲバラも人気なようです。VND 50,000 (≒200円)から


チェー。以前ならこんなグロテスクな液体物は率先して避けただろうが、先日のチェー初体験ですっかり虜になってしまったので一杯頼むことに。


メニューも無いので適当に指さした具材を入れてもらい、最後にクラッシュアイスをon。VND15,000(≒60円)也。氷を食べてもお腹は壊しませんでした。

海鮮品も多く売られています。


こちらは量り売りのようです。

施設内にクーラー無し定価無しシツコイ売り込みと、日本人のショッピングスタイルとはかけ離れたベンタイン市場ですが、東南アジアの市場体験学習、値段交渉体験にはもってこいかと思います。

●本日の戦利品
バッチャン焼きらしき茶器と黒漆塗りの竹製トレイ。


両親が茶好きなので、今週の一時帰国の際に持って帰る予定。購入時に新聞に包んでもらったが帰国をする際に破損してしまわないか心配である。

Related posts(関連記事):

日中建築文化を調和させた進記家(タンキーの家)
結局、貿易陶磁博物館でも総合チケットを消化せず…おいおい、これ、余ったら返金できないの?できないよなー。ということで、川べりを散歩しつつ、日中折衷の伝統建築が残るという進記家(タンキーの家)という場所に行ってみることに。他にも廣勝家(クアンタンの家)や馮興家(フーンフンの家)、陳祠堂なる旧家・商家も観光地として一般公開されているそうだ。 あったった、進記って書いてある。この淡い芥子色した...
毎度毎度のベトナム航空A321 ホーチミン⇒香港 VN594
ダナンからベトナム航空国際線でホーチミンに飛び、いよいよ香港へと戻る時間がやってきた。今回乗るVN594の機材も毎度毎度のA321。この路線のビジネスクラスでは日本人の姿も多く見かけるので、知り合いと鉢合わせなんて可能性も否めない。しかしこの日の私はTシャツ、短パン、サンダルという南国仕様三種の神器セットを身に纏い、連日の観光で肌も別人のように焼けている。きっと知り合いに見られても気付かれずに済む...
がっかりのトゥオン中央劇場
開演が遅れるとのことだったので劇場前にあるハンザ市場でブラブラと買い物をし、ぼちぼち時間となったので、戦利品のバッチャン焼きをかかえてトゥオン劇場へと戻る。 トゥオン中央劇場では、ハット・トゥオンと呼ばれる宮廷生活や波乱万丈の武将の人生をモチーフにした京劇テイストの宮廷歌劇が演じられている。水上人形劇と並ぶハノイの伝統演劇だ。ステージと観客席の距離も近く、派手なメイクや装飾が施された...
ベトナムの手軽な春巻きチェーン店 Wrap n Roll
フォーなんて麺入れてパクチー入れてスープぶっかけるだけのお手軽料理なので利益率が良いのだろう、ベトナムのファーストフードチェーン店といえばフォー24やらフォー2000など、圧倒的に麺類の店が多い(気がする)。そんな麺類の重鎮が牛耳るホーチミンの外食産業に、春巻きを専門にした新参者が風穴を空けた。その名もラップアンドロール(Wrap n Roll)。バリエーション豊かな春巻きを武器にホーチミンには既...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。