夜の日本人向け繁華街として名を馳せるブロックM。私も何度か接待の一次会・二次会で繰り出させられたことがあるのですが、陽が明るいうちに訪れるのは初めてです。
ブロックMへはモナス(独立記念塔)からトランスジャカルタで向かいました。赤い車体のコリドアー1で35分程揺られるとブロックMの街並みが見えてきます。
カルフールも入ってるショッピングモール『Blok M Square』 何となくロシア建築を想起させる造りである。
ブロックMはコリダー1の最終駅。他のバス乗客と共に古びたバスから吐き出され、右も左も分からぬまま駅の改札を抜けると、地下街に出ました。
衣類やミニ家電など、他の東南アジアのショッピング街と変わらぬ風景です。
搾りたてジュースパーラー。
灼熱地獄の中を歩き回っていたのでオアシスのようにすら見えてくる。
RP 10,000 (≒100円)
水分・ビタミン補給完了。これが結構うまいんです!
フルーツジュースで活力を取り戻し、一バスの中から見たBloc M Squareへ。
何か新鮮な出来事を期待していきましたが、中国と然程変わらないモールでした。
ラマダンセールで最大50%offだったようですが、全体的に卸売業が集約しているマンガドゥアより値段はお高めか。一通りモールを探索した後で次に向かう。と言うものの、次の目的地のあても無く炎天下の中を歩き回る。
ブロックM駅前の様子。路肩に商店が並ぶ商店街だが、ラマダン中からか全く活気が無い。
店舗を持てない個人販売主は路肩に品を並べて手を叩いたりして通行客の注目を集めている。
商店街を冷やかしながら通り抜けると歩道橋の向こう側に洗練された感じのデパートを発見。インドネシアでは信号よりも歩道橋を使っての道路横断が主流である。
Matahari百貨店。インドネシア最大のデパートチェーンらしい。
横断橋の階段を上ると、こんなに窮屈なスペースにシャツ・ベルト・おもちゃ・ステッカーなどが路上に押し並べられていて、落ち着きのない販売主たちが商品の周りを忙しなく動き回っている。何も路幅がこんなに狭い橋の上で…
脆弱そうな橋の造りな上に年季も入っており、今にも崩落しないか不安です。
横断橋からの風景。
徒歩移動の方が断然早いような絶望的な交通状況。ジャカルタにおいては典型的な風景です。
歩道橋を無事に渡りきりマタハリ百貨店に入ると
ここにも中華文化が波及していました。彼らの文化拡散力に再度脱帽。
百貨店内をブラブラと歩き回っていたらBaso Malang Karapitanという良さげなカフェを発見。歩き疲れたので漸く座って一息つきます。ラマダン期間中で日中は飲み食い禁止のはずだが何故か賑わう店内。
メニューにあった色鮮やかなブルーハワイ系ノンアルコールドリンクとフルーツカクテルを指差して注文。
逆に喉が乾いてしまうような味だったので、Es Cincau Hijauというドリンクを追加注文。
苦~い亀ゼリーでした…夏バテなのか、暑さにやられて食欲が出ないのでひたすらドリンクに走る。
まぁ当然これだけ飲んだので今度は出さないといけません。帰り際、トランスジャカルタの駅の地下のトイレを利用することに…
下の画像がトイレの入り口。何か柄の悪そうな人たちが屯して金を徴収しています。トイレの汚れ具合も気になるところだが、それにも増してこんな悪の巣窟じみたところには入りたくない。しかしながら尿意には敵わんのです!!
それでもやっぱり尿意と格闘しながら入口でモジモジしながら躊躇していたら、女性も何やらお金を手渡してこのトイレに入っていきました。これが後押しとなり私も意を決して入る事に。トイレの使用料は分からなかったが、自分が持っていたお札で最小の額のRP 1,000 (≒10円)を渡すと管理人と思しき男がニヤって顔して通してくれました。地下だから換気窓も無いんだろなー。
中には恐らく女性・男性兼用であろう個室と、男性が小をする便器が用意されていた。今回お世話になるのは小の方だ。ただ、便器と言っても
こんな感じの代物。一応、画像中央に隔てがあるが、こんなんあってないようなもの。もちろん自動洗浄式ではなく、水が常に申し訳程度にチョロチョロと流れ出ていますが、十分な洗浄がなされるには不十分過ぎて、不快な匂いが漂っていました。
個室はどうなんだろう…ってな好奇心は流石に芽生えず、用を足した後は一目散に退散して参りました。結局、何を買うでもなくラマダンっぽいイベントに遭遇するわけでもなく、ドリンクを飲んだだけでブロックMを後にします。やっぱりここの真価は太陽が沈んでから発揮されるのかな。
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>hiro190さん
インドネシア語まで勉強されていたんですか!凄い好奇心ですね^^このブロックM一帯は夜になるとカラオケ屋の客引きも日本語話してますし、もうまさにリトル・トーキョーってな感じでした。