農科奇観

途中で道草食ってしまいましたが、ようやく農科奇観に到着。

普陀寺に向かうバスで大量の乗客がここで下車していたので、普陀寺の帰り際に寄ってみようと決めていました。
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国家農業工高技術示範とかかれているのが、農園なのか?菜園なのか?

はたまた農業に関するテーマパークなのか?色鮮やかな野菜オブジェがワクワク心を刺激します。
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テーマパークで大人一人のチケットを買うのももう慣れた今日この頃。

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一応、AAAA級の国家級旅遊景区に認定されているようです。

農科奇観
住所: 中国 广省珠海市香洲区梅渓路2068号  
電話: (0756)-8535999 
時間: 08:30-18:00
料金: 30元

 


『広東省農業科学園』であり、『広東省農業区域性試験中心』であり、『国家亜熱帯春蘭生産示範基地』であり、『国家現代農業工技術示範基地』であり『中国科普教育基地創建単位』・『中国青少年科技教育基地』・『珠海市学生農科教育軍基地』・『省保教育基地』『華農大博士後流動工作駅』としての側面も併せ持つらしい。なんのこっちゃ正体が全くもって分かりませんが、百聞は一見に如かず!とにかく入園してみます。

道標。
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色々とエリアが分かれているようです。

入場口横にありますのは…
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園芸超市。

超=Super・市=Market。継ぎ接ぎ感満点の造語で、超市とはスーパーマーケットの意味となります。
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園芸薬剤などの植物育成キットや鉢や育苗箱などガーデニング用品が販売されています。それなりの品ぞろえで手広くやっていました。

『縁』と題されたミニ盆栽。
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68元(≒850円)。思わず財布に手がかかりそうになりましたが、かさばって後々の旅行で邪魔になるので思い留まりました。センス悪いんでこういった小物が好きなんです。

超市を通り過ぎると各種野菜が栽培されているグリーンハウスを見ることができます。収穫期には試食や農家体験などもできるそうです。
ひだり みぎ
カボチャ?意外に夏野菜だったんですね。

中にはこんなものがゴロゴロと無造作に転がっていました。
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パンプキンオバケのレベルの大きさ。ホルモン剤使っちゃったんじゃないの~。ドーピングの疑い有り。

これは唐辛子の栽培園?
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唐辛子は2月に播種し、春先の定植を経て7月からの夏に収穫らしい。へぇ~。

ひだり みぎ

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この農園では『高技術(ハイテク)!』や『現代化!』みたいなことが前面に押し出されていますが伝統的な験担ぎも行われています。

ひだり みぎ
敷地内には釣り堀池やミニ動物園も。

ホントにミニで
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鳥類しかいませんでした。

動物園区にある『財御源盆』
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ここで手を洗えば金銭的運気が上昇するそうです。

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いつから水を入れ替えていないのか水がかなり濁っておりました。それとも元々濁り湯みたなものなのかな。

面白いと思ったのが芸術コーナー。匠が依頼主の名前に因んだ詩を作るという即興芸がありました。作詩名人の韓さんのメモ帳に自分の名前を書き、名前の文字を取った詩を即行で作ってくれるというもの。
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机には韓さんが獲得してきたトロフィーや表彰状の数々が何とも自慢げに並べられております。

彼の作品の例を挙げますと
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毛沢東の場合…
毛公華夏一代雄  :毛公は華夏(中国人)希代の英雄で
沢恩民衆千秋平  :民衆に千秋にも渡る平穏な暮らしを与えなさった。
東龍尽掃牛神鬼     :東(東洋)の龍として鬼畜どもを一掃し
領袖永載青史中    :彼の指導(領袖)は青史に永く刻まれよう。

訳はあくまで自分の推測ですが、詩自体は良く書かれているんだと思います。日本人の名前でも対応可との事なので、私も一句お願いすることに。メモ用紙に書かれた私の名前を見て首を捻る韓氏。『出身地はどこだ?』『日本人って大和民族なんだろ?』など幾つか質問をした後に作詩開始。ものの1分そこらで韓氏が自画自賛する詩が完成しました。渾身の出来だそうです。内容はともあれその即興力には恐れ入ります。

中華の地で大和民族の風を吹かせよ!みたいな内容でしたが、中国人の同僚に見せたら『意味不明…』みたいな反応をしていました。

料金はメモ用紙だと5元。上の毛沢東のやつのように上質紙にラミレート加工を施すと30元となります。

農業とは全く関係の無いこの芸術コーナーがここでの一番の楽しみでした。小動物園区にありますので、こちらに寄られる際には皆様是非、韓氏をお尋ねください。

この植物園、他の見所は収穫直後の野菜が食べられることでしょうか。
ひだり みぎ
有機野菜ですがね!500グラム5元(≒60円強)です。

農科奇観では草木・植物・果実など合計500品種の農作物が生産販売しているそうで、どの季節に来ても旬の野菜を味わうことができるそうです。

普陀寺からは歩いても行けない距離ではないので、寺訪問とセットで来られるといいかと思います。

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コメント

  1. 旅行好きサラリーマン

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    > パピヨンさん
    行きつけのお店が物価高騰を理由にここ1年で2回も値上げしたりと、実際にこちらにいても中国のインフラを体感できます。物価上昇率に昇給額がついていかないとかでローカルスタッフからも文句が出るわ…。ここの動物達もももしかしたら待遇に不満でボイコット中だったのかもしれないですね(笑)

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