ユダヤ教徒食 再び

ベトナムから解放されて中国に戻ってきました。

午前中にホーチミンの半日観光を楽しでから空港に向かい、チェックイン。すると受付担当が『Did you made a request for kosher meal? (ユダヤ教徒食をリクエストされました???)』と口走ったではないか。

んんん…
忘れてました。てっきり忘れてました。往路便でユダヤ教徒食をリクエストしたのは先のブログエントリーでお伝えさせて頂いた通りですが、復路便にもこのリクエストが適用されるんだ…当然と言えば当然だが、急な出張でバタバタしていたので復路便の機内食のことまで頭が回っていなかった。またアレをが出てくるのか!(ユダヤ教の方、申し訳御座いません)

ただ、受付は『リクエストされましたよね?』と聞いているだけである。今からでも通常機内食に切替えてもらう余地はあるのではないか。

考える為の時間を稼ぐために聞き直す私。
私『sorry?(え、何ですか?)』
受『You made a request for kosher meal, correct? (貴殿はユダヤ教徒食をリクエストされましたよね?)』

…暫し悩む私。リクエストしたかしてないか聞かれてるのだから、『NO!』と言ってしまえば逃れられるのではないか。

考えた末、心の葛藤の末、自白する私。
私『はい。ユダヤ教徒食を頼みました。頼んだのは私です。

自分で希望してわざわざロンドンに本社に置くユダヤ教徒食製造業大手のHermolis社から調達してもらったのだ。今さら『やっぱ要りません』などと言っては良心が痛む。
そして搭乗を済ませると前回同様の確認攻め。『ユダヤ教徒食を頼みましたよね?箱空けていいですか?』

ただでさえ乾燥しきっている機内にあのパッサパサした食事だ。フライトアテンダントも心配しての念押し作業なのだろう。

腹を括り、ユダヤ教徒食を持ってきてもらう私。
前回同様にHermolis社の梱包箱が運ばれ、箱の裏のシールに記されていたメニューを確認。
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Hors-doeurve(オードブル)にLiver Pate(レバーパテ)、フルーツサラダに林檎のクランブルケーキ。前菜系は全体的に、おフランスっぽい感じがする。メインコースにはChicken MEATYと書いてある。 meatyとは肉々しいとか肉っぽいとか肉味溢れるみたいな意の英単語であり、何故か大文字で強調されている。どんな肉々しい料理なんだろうか。

少しの期待と大きな不安を胸に、いざ開封!











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左上から時計回りにフルーツサラダ・クランブルアップルパイ(銀紙に隠れてる)・パンとビスケット・Chicken MEATY・レバーパテになります。前回よりは若干マシだが、やっぱりパッとしない外観。

主食。
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風味付きのぱさぱさタイ米に香辛料をふんだんに使ったチキンカレー風のルー。前回の無味な料理から一転、今度は味付けがが強すぎて喉が渇きます。

レバーパテ。
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パッサパサ。私はレバーは食べれないので一口食べて断念。

ビスケットにパン。
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パッサパサ。真ん中にあるのはバターやマーガリンではなく、何故かマスタード。マスタードの袋の画のようにホットドッグにならマスタードは合うが、ホットドッグを構成する為の重要部材であるソーセージはどこにも見当たらない。

個人的には前回のような極薄な味付けよりは極濃の今回の方が多少は良かったとおもうが、やっぱりやはり全体的に口に合わない。

ただ、食事内容的にはユダヤ教徒食を選択したことを大いに悔やんでいるが、異文化に触れるという意味では収穫であったと考えたい。キャセイパシフィックさん、わざわざkosher mealを調達して頂きありがとうございました。

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コメント

  1. pikkari pikarin

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    まさか、往復で頼んでいたとは(笑)
    そして、ちゃんと、食べてるところが素敵です。
    私なら、「通常のmealに戻してください」と言ってしまいそうです。
    旅行好きのサラリーマンさん、優しいですね。

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