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インターコンチネンタル ハノイ ウエストレイク 宿泊記


ハノイ出張中、IHGから一部アンバサダー会員向けのターゲットプロモに関するDMが来た。インタコに1泊してくれれば2,500ボーナスポイントを差し上げますよ、と。何故にこのようなオファーを頂けたのか理由は定かではないが、会員規約で定められた特典以外にも不意にこういった類のオファーが舞い込んでくるのもアンバサダー会員の魅力だろう。

普段は2,500ポイント程度だと渋チンな私は釣られないんですがね。今回はたまたまハノイのインターコンチネンタルで4,000ポイント付き宿泊プランがあったので、これは神の思し召しと思い即予約。US$120程度だったかな。安ければ事前決済レートでUS$100を切ることもあるし、ホーチミンのインタコと比べても5-6割程安い料金設定になっている。

いつもシェラトンの部屋から見下ろしてたインタコ。ちょっと年季が入ってるかなーなんて遠目では見受けられたけど、実際に来てみると高級な白亜のラグジュアリーホテルとしての貫禄十分。物悲しい調律のピアノ曲なんかが流れるなど哀愁漂う雰囲気に包まれていて、どこかノスタルジックな古都ハノイの町の印象ともぴったりマッチする。

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シンプルでこじんまりとしたロビー。後述する通り、客室棟が敷地内の広範に渡って散らばっていることもあり、ロビーのある本館は客室数にしては小さめ。

こいつがホテルの全容マップ。湖畔に建ち湖を臨むシティリゾートホテルとか紹介されてたけど、思いっきり湖の上にもコテージのような客室棟が広がってる。

市街地からはタクシーで15分程離れているが、外に出歩かずにホテル内でのんびりできるよう、ホテル内にはリゾート感溢れる屋外プールをはじめ、ジムやビジネスセンター・ショッピングギャラリー・各種レストランなどの施設が充実してる。買い物や観光には決して便利ではない立地なので、リゾート環境でゆっくり静かに癒されたい方向けだな。

本館・パビリオン1・パビリオン2・レジデンス棟と客室タイプが分かれる中、今回あてがわれたのはタイ湖に浮かぶ129㎡のレジデンス棟。ボッチでの宿泊なのに1LDK+2ベッドルーム+2バスルーム+3テラスとか宝の持ち腐れも良いところ。出来ればレジデンスより下のカテゴリーに属するパビリオン棟で良いのでラウンジアクセスを付けて欲しかったのだが、せっかくご厚意で大幅アップグレードしてもらったので、ケチをつけないよう口を慎むことに。
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本館とパビリオンとを結ぶ桟橋の途中にはサンセットバーがあり、湖畔に面した天蓋付きのロマンチックなカバナで夜な夜な現地の若者カップルがいちゃついていた。確かに、夕暮れ時にプールでリフレッシュした後に幻想的な湖を眺めながら飲む一杯は中々オツなものがある。

本館からサンセットバーを経由して湖畔の客室棟に辿り着くには歩いて7-8分程かかる。バギーでの送迎サービスもあるのだが、タイ湖の上に広がるスロープと現代的な白壁の建物がとても美しかった為、気持ちの良い夜風を浴びながらゆっくり歩いて部屋へと向かうことに。
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湖面に照らされゆらゆらと揺れる灯りがまたノスタルジックで、風情あるハノイの町の情調にピッタリ合っている。忙しいホーチミンとは対照的な雰囲気というか、首都とは思えないゆったりとした静けさもあるところがハノイの魅力であるし、インタコはそのハノイの魅力をしっかりと引き立てられている。ハノイでここまでのムードを演出できるのはインタコとソフィテル レジェンド メトロポールくらいかな。

客室:レジデンスルーム
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湖の上に浮かぶレジデンスルームに入ると、正面にエスニック調の素材や色使いのインテリアが整然と並ぶリビングルームがあり、窓の外のバルコニーの向こうにはタイ湖のパノラマビューが広がっている。湖上なので虫やヤモリとの共生を強いられる点は愛嬌、東南アジアのまったりとした風を感じることのできる気持ちの良い客室だ。

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キッチンやドラム式洗濯機まで。普通に生活するのに必要な家財は一通り揃えられていてサービスアパートのよう。

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お一人様なのにこんな巨大な部屋をあてがわれて、なんだか申し訳ない気持ちにすらなる。

リビングルームのバルコニー。
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街の喧騒から離れた水上にあることから非常に静か。心地よい風に吹かれ鳥の囀りを聞きながら本を読んだりお茶をすすったりとまったりした時間を過ごすことができるし、釣りや洗濯をする地元の方が遠くにみえたりと、高層ホテルでは味わえない牧歌的な雰囲気が情緒満点。

ベッドルーム1もベトナムらしい天然素材のインテリアと暖色系のエレガントなファブリックによりモダンエスニック調に纏められ、落ち着いた癒しの空間となっている。
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ルーバーから差し入る柔らかな陽の光もアジアンな情緒を演出。

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南側に面して陽当たりの良いベッドルーム2。

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豪華にも、両方のベッドルームにバルコニーを完備。毎朝夕には朝日・夕日が湖面に輝いて本当に幻想的だし、鳥の囀りや魚が湖面から飛び跳ねる飛沫音が聞こえたりと長閑な非日常を味わえる。先のスワンナプームにあるメリディアンもそうだけど、すっかりリゾートホテルの虜になってしまったようだ。

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バスルームも広々とした作りのものが2つある。

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楽しみにしていたアンバサダーギフトはベトナムの農村地帯を描いたミニ絵画。


この他、天下のロイヤルアンバサダーになるとラウンジアクセス・ミニバー無料・スイート確約・朝8時のチェックインが約束されると特典紹介のレターに明文化されていた。ロイヤルの条件も開示してもらえたら目指し甲斐があるんだけどな。JALのPROM・PRST然り、到達条件の分からぬ上級会員を闇雲に目指すのは性に合わん。

夜はホテルの敷地内をブラブラ。

ライトアップされてとても幻想的でロマンチックなムードのホテル内。やっぱりビジネス利用というよりカップル向けだな。

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ジムはしっかりとした機能が備わっているけど、屋外プールはリゾートホテルにしては小さすぎるかな。雰囲気はリゾート感があって良いんだけど。

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本館にあるカフェドゥラックではカフェメニューやブラッセリーが楽しめる。


本館二階のミランサイゴンレストランのバー。これだけ飲み食いするんだったらラウンジアクセス付ければ良かったかな。

所感:
素晴らしい自然環境と機能的空間が揃った素晴らしいホテルである。今回は幸運にも雨に降られなかったので快適な滞在が出来たけど、雨が降ったら湿気・蚊・本館からの移動などの問題もあるので、パビリオンやレジデンスより本館の部屋の方が無難かもしれない。お勧めは乾季(11-4月)に泊まるパビリオンルームかな。雨期に泊まるなら本館でラウンジアクセスを付けた方が良いかもしれん。

【インターコンチネンタル ハノイ ウエストレイク 宿泊記】

住所:5 Tu Hoa street, Tay Ho district, Hanoi, Vietnam
電話:84-4-62708888
特典宿泊:25,000ポイント~

ハノイ旧市街でB級カフェ・レストラン巡り(Dac Kim・Wanna Waffle・モヒートバー)


ハノイ出張中のとある日曜日、社内接待の為の終日ゴルフ地獄を回避できたので、たまには外でベトナムの活気を味わうのも良いだろうと賑やかな旧市街地の街並をブラブラしてみることに。

朝はハノイ名物ブンチャーの定番・Dac Kim(ダックキム)を攻める。1966年から営業している老舗中の老舗で、世界各国の旅行ガイド本にも漏れなく掲載されている観光客御用達のローカルレストランである。
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観光客に屈指の人気を誇る老舗麺専門店というと敷居の高そうな高級店を思い浮かべてしまうけど、実際は旧市街地の古風な街並にしっかりと溶け込んだローカル感たっぷりの店で、一人で入るのにも躊躇する必要無し。寧ろ、観光客面丸出しで店の近くを歩いていると「ダックキムはここよ!」とばかりに手招きされるくらいですからね。

バイクの波が引っ切り無しに往来する小路に並ぶ青と赤のプラスチックテーブルと椅子も店舗の一部で、テーブルにはドカ盛りになった香草・薬味・麺が既にスタンバイしていて、席に着くなり速やかにブンチャーと春巻が運ばれる。速やか過ぎて、注文をする前から運ばれてくるくらいですからね。速やかというか、そもそも注文前に運ぶとかフライングだろと思ったが、他のテーブルの様子を観察していると、来店客には有無を言わさずブンチャーを運ぶ仕組みになっているようだ。メニューがブンチャーと春巻きの二種類だけなんだろうな。春巻きに関してはあたかもセットかのように運ばれてくるが、食べた分はきっちり食後に代金請求されるので、不要であれば箸をつけずに返品しよう。
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各テーブルに用意された草の量ヤバすぎだろ。馬じゃあるまいし。こんだけ食ったら体がナメック星人色になるわ。

この武骨な感じの麺料理がハノイ名物のブンチャー。米が原材料のソウメン風の麺を、そのまんま過ぎるネーミングで知られるブンチャースープに漬けて食べる。これがブンチャーがベトナム版つけ麺と呼ばれる所以である。フィッシュソースが効いた甘酸っぱいテイストのスープには炭火で焼いた豚バラ肉や肉団子ががっさり浸っているので、中々の食べごたえである。尋常じゃない量が用意された野菜(香草・レタス)の盛り合わせも食べ放題ですし。

見た目では美味しさが伝わらないとの指摘を受けてしまうと思うのだが、粗雑で不味そうな見た目と裏腹に甘味のあるあっさり薄味スープが香ばしい焦げ味のある焼肉に絡んで結構美味いんです(小並感)。お値段は一杯70,000ドン(≒350円)と「ローカルレストランなのに他店の2倍もして高すぎる!」なんて利用者の声も聞かれるけど、肉の量も他所と2倍なので小生的には余り割高感は感じなかった。肉が多いので麺料理を食べたというか肉を食ったったという感じだし。フォーの存在感に隠れて日本では知名度の低いブンチャーだけど、是非一度はご賞味下さい。

【ダックキム (Dac Kim)】
住所:1 Hang Manh, Hoan Kiem

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続いて、店員が美女だったという不純な理由でL’Amoreという店に入ってみた。ラモーレってイタリア語で愛くらいの意味だったと頭の片隅の知識として知っていたので、正直、店に入るまではイカガワシイ系の店かもしれんと内心ドキドキだったw

なんてことはない、ただのスイーツの店なんですけどねw

Mango with Ice Cream(49,000ドン≒250円)。アイスは全20種類から選択可能。店名的にイタリアンジェラードだと思ったんだけど、そんな高級なもんではなく、価格相応な質。

Dark Chocolate・Vanila・Rum Rasins・Choco Mint・Green Tea・Coconut・Coffee・Raspberry・Cookies・Mango・Strawberry・Almond・Durian・Blueberry・Passionfruit・Cinnamon・Blackberry・Tiramisu・Kiwi・Caramel

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アモーレですきっ腹を満たした後、間髪入れずにホアンキエム湖畔のサークルKに入居してるWanna Wafleで引き続きのカロリー修行。


サークルK店内の階段から3階へ。

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ホアンキエム湖を望むテラス席もあり小洒落た雰囲気のカフェで、土産にも使えそうなレトログッズなんかも取り扱われてる。

BLTサンドイッチ(35,000ドン)・抹茶コンボのワッフル(65,000ドン)・マンゴースムージー(45,000ドン)。
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ワッフルは流行りのモッフル系なんかな~なんて期待してたけど、香ばしさやフワフワもっちり感はなく、どうも妙にかりかりサクサクとしたベトナムらしい軽~い食感だ。風味もアッサリだし。サンドイッチも然りね。見た目は美しいんだけど、特別にオイシイという訳ではない。

【Wanna Waffle】
27 Dinh Tien Hoang

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ワッフルを食べた後は旧市街地を2時間程探索。共産党をテーマにした一風変わったカフェ・Cong Capheで一休憩し…。


〆にフォーの名店に足を運ぶものの、残念ながら売切れ…。


プランBとしてMojito Bar and Loungeで飲みながら独り晩餐することに。

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鰻の寝床のように奥に長いハノイの伝統家屋を用いたレトロでムーディーな内部。

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何故か所々に展示される埃を被り蜘蛛の巣まみれになったロシアの古書。先のCong Capheでも人民服を着た共産党万歳な店員が働いてたり、Wanna Waffleでもコミュニズムアートの小物が売られてたけど、ベトナムには回顧趣味の広がりから共産主義ブームでも起きてるのだろうか。

メニューを見ると、毛沢東主席モヒートや資本論マルガリータなんかの共産色のあるネーミングのドリンクはないが、ベトナムならではの遊び心あるオリジナルモヒートは数多くラインナップに並んでいる。

独創メニューの中でも代表的なのは「フォーカクテル(右)」(120,000ドン≒600円)にベトナム名産の魚醤を使った「フィッシュソースカクテル(左)」(110,000ドン≒約550円)の二つだろう。フォーカクテルは“フォーフォー”した味にはなってなく、香辛料や薬味のスパイスやライムの酸味とコアントローの甘味が美味い具合に融合して意外や意外に飲み易い。

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お勧めはメイソンジャーで供されるイェーガーモヒート、甘ったるいのが好みならバカルディベースでフルーティなShow me the Dong、スパイス系の刺激をお求めならフォーモヒートあたりかな。魚醤カクテルは辛くて癖が強すぎるので、日本人の口には合わなそう。

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フィンガーフードはどれも不味すぎて論外も論外なので、食後の軽い一杯で利用するのが良いだろう。

【Mojito Bar and Lounge(モヒートバー&ラウンジ】
住所:19 Nguyen Quang Bich St., Hoan Kiem Dist.
電話:098 955 5522

西洋風のお洒落カフェや正統派レストランからローカル屋台・B級レストランまでなんでも揃うハノイ旧市街。今回はB級カフェと飯屋巡りの一日となってしまったが、旧市街地にはアジアンテイストな雑貨店やハノイならではの小物を扱うハンディクラフトの専門店なんかも密集しているので、次回は土産物屋に絞って見て回りたいと思う。

JL751 成田ーハノイ B787-8(SS8) スカイスイート787(Sky Suite 787) 搭乗記


この日はJL751便で成田からベトナムの首都・ハノイへ一っ飛び。機材は普段から中距離路線でお世話になっている787だけど、ハノイ路線は同じ787でも新型ビジネスクラスシートを積んだ新仕様機材「SKY SUITE 787(SS8)」の787で運航されている。

そう、JALは二種類の787-8を運行しているのである。

旧機材:JALシェルフラットネオのC42席+Y144席の計186席
新機材:SKY SUITE 787のC38席+PY35席+Y88席の計161席。
JALの時刻表やwebサイトでは従来型のB787-8型機と新機材との判別ができるよう、旧型のB787-8型機は「788」・新型は「SS8」と表記を使い分けている。

JALは直前の機材変更は殆ど無いので、予約前に機材をしっかり確認しておこう。旧型と新型だと特にC席の快適度合いは天と地ほどに差があるので。

JAL SKY SUITEは「ひとクラス上の最高品質」をテーマにした新型ビジネスクラスシートで、B777-200ERにSKY SUITE 777(SS7)が、767-300ERにSKY SUITE 767(SS6)が相次いで投入され、2014年12月に満を持してB787の一部機材にもSKY SUITE 787(SS8)が搭載され始めた。そもそも始めから787にシェルフラットNEOのようなシートを導入しないでくれよとも思ってしまうが…現時点でJALが保有する25機のB787-8の内、15機がシェルフラットNEO・10機がスカイスイート仕様となっている。

因みに…羽田・成田からベトナムハノイへの直行便はJL・ NH・VNの三社が飛ばしていて、ベトナム航空も成田便は787で運航してる。

航空会社出発到着飛行時間運行日機材
NH857 08:55(羽田)13:006時間15分毎日787-9
VN038516:35(羽田)20:506時間15分毎日A321
VN031110:00(成田)13:555時間55分毎日B787
JL75118:30(成田)22:556時間25分毎日787-8(木だけ787-9)

VNの787も中々の好評を博しているようなので、羽田発に787を持ってきてくれれば乗ってみたいのだけど。


この日の出発ゲートはサテライト側。出発まで1時間しかなかったが、最後の晩餐として寿司を頬張る為だけに本館ラウンジへ。もう成田寿司と羽田焼肉のドカ食いは出国前の最後の儀式ですね。胃袋のほうも「あ、寿司のドカ食いが来た。暫くは海外出張でヒモジイ思いもするのかな。」と分かってくれてると思う。

こちらがB787-8型機のスカイスイート787。ギザギザしたエンジンナセルの終端が特徴的。

従来型787と比べて25席も少なくなっているが、それでも搭乗率は7割程だろうか。優先搭乗の対象者も香港や上海行きと比べると少ないし、ご自慢のC席は38席もあるのに数える程の人しか埋まっていなかった。


全38席あるビジネスクラスは2-2-2の配列。窓寄りの2座席は窓側席からの通路アクセスを可能にする為にスタッガード、中央の2座席は横並びというレイアウトになっている。フルフラットに全席通路アクセスと機能面だけでもシェルフラットネオとは大違いだし、見た目的にも落ち着いたエンジ色がいかしてて上品さが増している。

真ん中の隣り合った2席も座席間にある開閉可能ななパーティションを閉めればプライバシーを確保できるし、知り合い同士の利用なら仕切りを開けば座ったままで会話も楽しめる。イメージ的には2-2-2というより1-1-2-1-1みたいなフォーメーションだな。

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上手い具合の写真が撮れなかったので、日本航空オフィシャルサイトから画像を拝借。シートの広さは申し分ないけれど、窓際席に入り込む通路の幅は極狭なので、メタボ体系だとお腹がつっかえるかもw

■SKY SUITE 787 スペック
・配列:2-2-2 38席
・ベッド時長さ(最大)):約188センチ
・ベッド時幅(最大):約65センチ
・ベッド時足元幅:約53センチ

今回は個室感マックスの窓際K列席を選択、吉永小百合似の添乗員により座席までのエスコートを受ける。
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シートピッチが広くて着席時の目の位置から画面までの距離があるだけに、23インチというモニターの大きさは助かるし、オットマンがあり離発着時も足を伸ばして寛げるのも地味に喜ばしい。流石、SKYTRAXのベスト・ビジネスクラス・エアラインシート賞を受賞しただけあって、パッと見ただけで魅力的なシートであると分かる。

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スマホの様にタッチ操作可能な機内エンターテインメント用コントローラー(左)にリクライニングシートの操作パネル(右)。コントローラーではシートやエンタメの操作だけでなくフライトマップや免税品・機内食の内容も確認できるが、スカイwifiサービスを使ってのネット接続は不可。

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着席してみてると、座席の配置がジグザグなので普通に座っても隣の人の顔は見えないものの、やはり通路側席の方の存在は気になってしまう。

ただ、座席間の仕切りを上げた状態の個室感は他機材のスカイスイートよりも遥かに上で、隣席の乗客も通路を歩く乗務員も一切気にならない自分だけの聖なる空間となる。
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窓際席はプライバシーの点では一番だけど、強いて欠点を挙げるならば、手元に物を置くスペースがちょい少ない。席の後方にオーバーヘッドシェルフがあるけれど座りながらだと使えないし、モニター前のテーブルは遠いし…。


こちらは搭乗時に用意されているノイズキャンセリングヘッドフォン・ブランケット・枕のセット。他に離陸前に耳栓・アイマスク・モイスチャーマスク・アイリフレッシャー・新聞などが配布されるけど、単距離路線故にゼロハリバートンのケースは付かん。


さて、飛行機はいよいよ出発だ。92番スポットをほぼ定刻通りに離れ、3万4000フィートまで一気に上昇。ハノイに向けた6時間超のフライトが始まった。


無事に離陸し、シートベルトのサインが消えると同時に機内食の準備が開始される。JALの国際線ビジネスクラスやファーストクラスでは、(非グルメな小生は存じ上げない方達ばかりだが)著名なシェフ陣がプロデュースする機内食が提供されている。

和食は「くろぎ」という割烹料理屋の黒木純シェフとのコラボメニュー。正直、くろぎも黒木シェフも存じ上げないのだが、メニュー的には洋食より自分の好みに合っていたので、和食を選択する。

JL751 機内食(和食)献立
薫風田舎風出汁巻き玉子・京風出汁巻き玉子・丸十蜜煮・あんず蜜煮・そば真砂和え ・蛸旨煮・南瓜・茄子揚げだし・うどと人参のきんぴら・きぬさや・うざく辛子酢味噌 ・真鯛の昆布〆・夏野菜と若芽のポン酢ジュレ掛け・セロリの土佐酢漬け
台の物・和風牛タンシチュー・銀鱈味噌漬け
炊き立て御飯雪蔵今摺り米
味噌汁・香の物
甘味水ようかん

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弁当仕立ての前菜は初夏の涼しげな「風」を意識したさっぱりとした献立となっていて、夏バテで食欲が落ち気味な状態でもサクッと食べられる。


続いて出てきた台の物は和風牛タンシチューに銀鱈味噌漬け。牛タンシチューに期待して和食を選択したのだが、見た目も味も食感も、全くもってイメージと違って残念な結果に。メインを残す姿を見てCAの口から放たれた「やっぱり味が強すぎます?」という一言が意味深だった。


最後にツルっとした甘味をどうぞ~とのことで頂いた水羊羹で口直しし、食後の3時間半はプライベート空間で寝転がってグータラグータラ。SS6もSS7も乗ったけど、個室感はやっぱりSS8の窓際席が最強だな。機材が787ということもあるのだろうけど、6時間程度のフライトでも疲労感なく目的地に着くことができる。

【SS8(SS9)搭載便】

B787-9はB787-8の胴長タイプで、ビジネスクラスシートはSky Suite787(SS9)と名付けられているが、シート的にはSS8と変わらない。