中国東方航空 上海-広州 ビジネスクラス MU A321-200 搭乗記

今年何度お世話になったか分からない上海-広州便。普段はCZのフルフラット機材狙いで上海-広州間を移動してるけど、今回は気分転換で中国東方航空を利用してみることに。東方航空は地獄の浦東-虹橋乗継でお得なビジネスクラスの運賃が出てたりと、前々から興味深く航空券のプライスウォッチはしてたんだけど、どうも今まで利用する気にならなかったんだな。なんか機体の「中国東方航空」の文字フォントがだっさくてだっさくてw

今回お試しでMUを利用することになった上海-広州の黄金路線は東方航空も注力してて、浦東・虹橋両方を足すと、子会社の上海航空便を含めて上海から広州までデイリーで30本とかシャトルバス感覚の頻度で飛ばしてる。機材的にはA330・B737・A320/A321が主力で、今回も往路がA321・復路がB787で共にナローボディー機材で移動予定。
ひだり みぎ
出発は滞在先から近い虹橋空港から。中国東方航空(MU)はスカイチーム系ながらJALの提携航空会社になっているのでJALマイルが加算できる。但し、MUのコードシェア便で他社運航の機材を利用した場合はJAL加算は不可となるので要注意。

東方航空でのJALマイル加算に関する情報はこちらをご参照あれ。
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Cクラスだと一律125%の加算率となっている。

搭乗券を入手してラウンジへと向かう。国内線でイミグレが無いのが救いだが、荷物検査では並ぶ並ぶ。一応はファーストクラス・ビジネスクラス専用のプライオリティレーンがあるんですがね…。

皆さん自分の順番が来る前にパソコンを取り出すなど簡単な準備をすれば混雑が解消されるんだけどね。順番が来る⇒パソコンとか取り出す⇒セキュリティゲートを通る⇒鍵とか小銭の小物を取り忘れてブーってなる⇒セキュリティチェックやり直しみないなパターンで時間を要しまくる輩ばっかりで一人にかけるチェック時間が異常に長いんだよ。


荷物検査通過後は土産物屋に目もくれず東方航空のV5ラウンジへと直行。

ひだり みぎ
この日は90%以上の便がディレイという上海名物の遅延地獄につき、ラウンジもキャパオーバーの大混雑となっている。こりゃあ長期の身柄拘束を余儀なくされそうだ。

ひだり みぎ
アツい遅延地獄だけど、こんな異常事態にももう慣れた。大陸の国内線はこんなもんかと諦めてストレスを溜めないことが事が一番なんです。一々遅延に対して怒っても仕方ないので、国内線を利用される方は遅延する前提で大らかな気持ちを持って挑みましょう。短気は損気、怒るエネルギーが勿体ない。


ラウンジにはヌードルバーもあるし、シャワーやマッサージチェアも完備。重工の空気清浄機なんかも置かれてるし、国内線ラウンジにしては十分な設備と言えるだろう。


ドリンクは各種ソフトドリンク・水・牛乳・ビール・安物ワインに…

ひだり みぎ
中国茶はティーバッグではなく本格茶葉が用意されている。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールも美味しくなさそうだけど中華な品揃えが豊富に並ぶ。これでもか!ってくらいマズそうで食指が全くもって動かんが。


試しにヌードルバーで上海麺を頼んでみたけど、オイルが浮いててちょっと…。

麺だけかっ喰らってソファで仮眠を取っていたら、隣にクチャラーが出現。ラウンジに居座っても体を休めることができないので、出発ゲートで状況確認することに。

ぐはぁあああああああ。ゲート周辺は凄まじい人口密度!右も左も前も後ろも遅延で殺気立ち傍若無人に振る舞う人民様だらけで、せっかくのミニ慰労旅行のウカウカムードが台無しに。全くもって時間の読めない中国国内線(特に上海発着便)は週末旅行の旅程に組み込むべからずだな。

ひだり みぎ
詰め寄る群衆に対して弁当配付で気を散らす作戦w。今回のMU5305以外も殆どの便が大幅遅延になっていて、怒号も飛び交うなど怒気渦巻くカオスな状況になっている。


結局、3時間遅れで沖止めされた機材へと向かうことに。


道中、上海ディズニーランドの特別塗装機を捕獲。

ひだり みぎ
ビジネスクラス客専用のバスから吐き出され、先に着いていたエコ客が搭乗を終えるまで炎天下のエプロンで待たされる羽目に。大陸出発便は搭乗の手際が悪い人が多いのに加え、本日はナローボディ機。随分と外で待たされたわ。


今回の機材はA320の長胴型で日本の航空会社では見られないA321。国内線に国際線にと大活躍の機体で、日本へも乗り入れている。ただ、許されるのは国内線までだな。国際線C席でこの機材はハズレもハズレ。余程の短距離じゃない限りは敬遠させて頂きたい機材ではある。

ひだり みぎ
座席配列はビジネスクラスが2×2の5列で20席、エコノミークラスが基本3×3の155席の合計175席。C=8席・Y=148席のA320やC=8席・Y=112席のA319と比べればやはり胴長。


ビビッドなオレンジのシートには目を凝らせば中華模様が施されている。

ひだり みぎ
搭乗後、すぐにおしぼりとウェルカムドリンクが満面の笑みで配布されるなど、CAの対応はなかなかどうして悪くない。笑顔がまためっちゃ愛くるしいし。改造人間系のキリッとしたCZに比べればナチュラル系の柔らかいCAが多い印象だ。

ただ、隣席の乗客による素足テロがね…。肘掛けと座席の幅が広い機材で生足との距離をとれたのが不幸中の幸いだったが…。優雅な週末食べ歩き旅行の筈が、災難続きでとんだ珍道中みたくなってしまったではないか。

見なければ良いんだけど、人間、習性的に気になったら嫌でも見ちゃうもんなんですよねwちょっと習近平に似てて注意しずらいしwww

座席スペースは狭いしパーソナルモニターも無いという冴えない席で広州まで2時間半。やっぱり機材面では南方>東方だと改めて実感。

結局、出発予定時刻から3時間半遅れでテイクオフ。


ガスってる上海から脱出だ。


離陸後30分、機内食が配膳される。魚飯・豚飯・麺の三択から魚を選択したところ、生臭く自分の味覚には合わず。


3時間半遅れでガスってる広州にランディング!中国内の移動は本当疲れるわ。

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    イリ様
    特に上海発便はヤバいですよ~!当局命令・悪天候・滑走路の渋滞などなどで遅延が常態化。
    時間の読めない上海発便は時間の限られる週末弾丸旅行には使うべからずと、再認識した次第です!

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