エレメント蘇州サイエンス アンド テクノロジー タウン 修行宿泊記2~宿泊編~

移動編の続きで、今回はエレメント蘇州の宿泊体験記を書いていく。

上海から新幹線とローカルバスを乗り継ぎ、ドアドア4時間かけて到達した遥かなる地にあるエレメント。コンセプトとしてはアロフトがWの廉価版であるように、エレメントはウェスティンの下位互換版でヘブンリーベッドが標準装備されているらしい。

自分自身エレメントというブランドは初めてなので、どんなもんかと期待に胸躍らせながら館内へ。

ひだり みぎ
ほえー。SPGカテゴリーが底辺の1なんで期待はしてなかったけど、ロビーはピッカピカ。でもやっぱり造りは簡素化されていて、本家ウェスティンと比べるとゴージャス感は雲泥の差。必要以上の贅沢を省いたシンプルなウェスティンと言った第一印象かな。

ひだり みぎ
中庭に庭園を設けたりゴミの分別をアピールしたりと、“グリーン”とか“自然との共生”みたいな環境性の高さをウリにしてるのだろう。そういやエレメントのロゴも緑で地球をイメージしてるっぽいし。

ひだり みぎ
フロントスタッフは外国人パスポートの扱いに不慣れだったけど、ホスピタリティ精神はあるし英語も可。ただ、廉価版らしくウェルカムドリンクはセルフサービス制だったりと、ハード面のみならずソフト面もウェスティンレベルは望めない。


ロビー脇には“リストア”というミニショップが設けられていて、ちょっとしたスナックやドリンクが売られてる。辺鄙過ぎて周りに何も無いようなホテルだけど、最低限の食糧はここで確保できるようだ。

部屋は低層階の3階。遥々ようお越しくださいましたわー、アップグレードしときましたよー的な軽ーいノリでスイートルームをゲット。
ひだり みぎ
ドアを開けるとリビングに…キッチン!?

ひだり みぎ
一般的なホテルでも見られるようなコーヒーメーカーに加え、まな板やキッチンペーパー、鍋を始めとした各種調理道具が備わってる。確かにリストアに食用油は売ってたけど、辺鄙過ぎて周囲に食材調達できそうな場所が無いんだよなぁ。住み込みのビジネスマンや長期旅行の家族でもターゲットにしてるのだと思うが、それにしては立地が中途半端。西湖や工業園区の近くにすれば良かったのに…とは思ったが、ホテル名が「エレメント蘇州サイエンス アンド テクノロジー タウン」となっていたので、もしかしたら近い将来、辺り一帯が科学城として整備されていくのかもしれん。


冷蔵庫も家庭用のゆったり容量タイプの奴で、たっぷりと食材を溜め込めるようになっている。しかし、こんな中途半端な立地のホテルで、巨大フリッジが必要となるような長期滞在者がいるのだろうか甚だ疑わしい。何故アジア一発目の拠点にこの地を選んだのか、エレメントの関係者に質疑してみたいものだ。

ひだり みぎ
こちらはチェックイン時に頂いた開業1周年記念ギフトのネックピロー。干支に因んでるんだとは思うんだけど、実用に向かないデザインに思わず苦笑。新品未開封未使用なんでツイッターで希望者を募ったけど応募がなかったのでホテルに置いてきた。

ひだり みぎ

ウェスティンの弟分だけあって、ベッドルームには紛う事なき真のヘブンリーベッドが鎮座。閑静な環境でゆっくりしっかり熟睡できる。
ひだり みぎ
きっと、エレメントホテルの緑色は「自然溢れる閑静な環境でゆっくりと安らげる。」的なコンセプトの現れなんだろう。エレメントのブランドコンセプトがおぼろげながらイメージ出来てきた。


バスルームはスイートなのにバスタブ無し。日本人的には長期滞在者の利用を想定しているホテルでバスタブがないのは大減点。スイートには浴槽が欲しいところ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
バスアメニティはPharmacopia(パーマコピア)と、ウェスティンより上等な物が用意されている。

続いて、館内施設を見て行こう。

ひだり みぎ
小ぶりなプールにジム。部屋数188の小型ホテルなので、この程度の大きさで十分なのかな。

ひだり みぎ
リーディングルームには周易全書・四書五経・孫子兵法など日本人にも馴染みのある古典や雑誌等が揃えられているが、利用客は無し。卓球とか麻雀ルームだったら大盛況なんだろうけど。

SPGカテ1クラスの宿泊施設なんで、当然ながらラウンジは無いけどロビーバーはある。けど、利用客は皆無。

それもその筈、ウェイターが居ないんだ。20分もの間バー内のデスクでパソコンを弄ってたけど、横を通りかかるホテルスタッフからも声をかけられず放置。もしかして、営業していないのだろうか。

バーでジャンクフードでもつまみたい気分だったのだが、仕方が無いのでホテル内レストランの夕食バッフェへ。トラム駅近くのマンション群の方まで行けば適当な食堂くらいはあるんだろうけど、サクッとフラッと歩いて行ける距離には何もないんでね。
ひだり みぎ
17:30-21:00の間が食べ放題で宿泊客特価で138元と安いけど、料理の質は値段相応。

ひだり みぎ
アイス12種類の食べ放題が地味に嬉しい。T’oBerayとかいう無名の国産ブランドの物だけど。


また、ヌードルバーならぬ北京ダックバーがあるが、職人は片手で携帯弄りながら作業する始末。片手作業できる器用さには感心するけどさ。

ひだり みぎ
食後はホテル周辺を散歩するも、本当に何も無く速攻でホテルに帰還して就寝。


翌朝の朝食(98元、06:30-10:00 週末は~10:30)もしょっぼいし…。

立地が立地で観光にも不便だし、週末に気軽に泊まれるような感じでもない。SPG修行用以外に泊まる理由を見いだせんホテルだな。

エレメント蘇州


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住所:77 Wuyishan Road, Suzhou, Jiangsu, 215163, China
電話:86-512-88168888
SPGカテゴリー:1
公式サイト:コチラ



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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    スペクター様
    部屋は新しいだけあってキレイで無難ですよ!
    ショッピングモールについてのコメントはつい3日前にポストされているので、最近になってオープンしたのか…確かに建造途中の建物はありましたが…。
    蘇州の街で観光されるなら、市街地で食べてからタクシーで移動した方が無難ですし、良い経験が出来るかと思います。
    上海も一気に冷え込んできておりますので、お気を付けて!
    今後とも、宜しくお願いします。

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