ホリデイイン エクスプレス シンガポール クラークキー Holiday Inn Express Singapore Clarke Quay 宿泊記

今年のゴールデンウィークに巡礼したシンガポールのSPGホテル宿泊記は書き終えたけど、そういやちょい前にIHG系のホリデイインエクスプレス シンガポール クラークキー/Holiday Inn Express Singapore Clarke Quayにも泊まってたので、宿泊記を残しておこうと思う。

初めて泊まるホリデイインエクスプレス シンガポール クラークキー、この日の夕方はクラークキーで野暮用があったので、酔っても歩いて帰れる距離にあるということでこちらのホテルにお世話になることに。一泊13,000円ほどだったかな。ホリデイインエクスプレス(HIEX)にしては高いけど、シンガポールでこの立地なら全然許容範囲。日系企業でもここを御用達にしているところもまぁまぁあるみたいだし、クラークキーでの夜遊び目的以外に1週間程度の出張にも悪くないホテルだと思う。
ひだり みぎ
ホテルに着くと、HIEXらしからぬ凝ったデザインの外観にビックリ。迫り出した窓枠の使い方が特徴的で、モダンな幾何学模様みたいというか、なんとも不思議な外観なんだ。HIEXってどうしてもホテルコンセプト的に“エクスプレス性”を全面に押し出すもんで、デザイン性なんて二の次みたいな簡易ビジネスホテル的なところばっかりなんだけど、ここはすっごく洒落ている。


ホテルにアプローチすると、車寄せの脇にある牢屋に預かり荷物の山を発見。保管区、外かよ。マーライオンチョコレートなんかお土産に買ってる人には大惨事になっちゃうだろ。

こんな預け荷物に対する醜い仕打ちもロビーに入って納得。荷物を預かれる場所が無いほどに狭いんだ。デザイン自体は透かし画的な木材の使い方をしたりして斬新で面白いんだけど、横に細長いので、どうしても敷地面積以上に狭く感じてしまう。
ひだり みぎ
インテリアの新しさからも分かる通り2014年オープンの若いホテルなんだけど、フロントスタッフは皆さんテキパキと仕事をこなしてる。また、IHGメンバーに対するレコグニションが凄く、短いチェックインの間にThank you for being our loyal spire memberと3度も感謝の意を示されたw。今迄お世話になってきた5,000円以下で泊まれるインドネシアや中国のホリデイインエクスプレスとは同じブランドとは思えん対応に、すっかり感心してしまう。これが国民性の違いなのか教育水準の違いなのか宿泊費の差によるものなのかは定かじゃないけれど。


ホリデイインエクスプレスなんで、もちろん1階にはスナックやドリンク満載の自販機があるし、2階にはアイロン付きセルフランドリールームも完備。ただ、洗濯機一回8ドル(≒600円)・乾燥機一回8ドル(≒600円)と値が張ってしまうのが特に中国の物価水準に慣れきってしまっている貧乏性な自分には辛いところ。こんな費用かかるなら自分で手洗いして部屋に干しておきますわ。

ひだり みぎ
肝心の部屋は狭いけど天井が高く大きめの窓があるので圧迫感は無いし、センス良い色使いのインテリアが揃っているのでHIEXの割には良い印象。


間取りは典型的なホリデイインエクスプレスそのまんまだけど、素材の選択や色使いでここまで印象が変わるのかと思わされる。HIEXにありがちな安っぽさやミニマリスト的な質素感がないんだな。なんというか、中国あたりのHIEXは「俺たちHIEXなんだから宿泊者も期待し過ぎんなよ」的な言い訳を感じるんだけど、このホテルにはHIEXブランドを言い訳にした妥協の姿勢が感じられんのだ。


部屋にアイロンがあるのもビジネスユースで使うには有り難い。一般的なHIEXはセルフランドリーコーナーに幾つかのアイロンが用意されてるくらいですからね。

ひだり みぎ
もちろんティーサーバー・ディルマ茶のセット・無料のミネラルウォーターも完備してるし、冷蔵庫も備わっている。食事に関してもKFCなど周囲のレストランのテイクアウトメニューが用意されていたり、食事もホテル内で完結できるような心遣いがある。館内食事施設が限られるHIEXの弱点を補なおうとするこういう積極的姿勢は評価すべしでしょう。

ひだり みぎ
スパイア特典は16:00迄のレイトチェックアウト、ホテル内飲食代金25%オフ、キャンディーの3点。スパイアのカラーをイメージした真っ赤なキャンディーにSPIREと書かれているあたり、芸が細い。コーラの缶を渡すだけの無芸な特典よりは遥かに喜べる。


窓の外の景色も悪くないしな。高層階というわけではないけど微妙にマリーナサンズまで見渡せる。

ひだり みぎ
白い壁を基調とした洗面台・シャワールーム・トイレも基本構造はHIEXの作りそのものだけど、洗面台に黒い大理石が用いられるなど、普段お世話になっているHIEXよりはワンランク上。

ひだり みぎ
残念なバスアメニティやペラッペラなスリッパ等はスタンダードなホリデイインエクスプレスクオリティだけど。

部屋以上に感銘を受けたのは24時間オープンのジムと40mプールのある屋上。
ひだり みぎ
緑豊かで開放的なテラスが設けられていて、クラークキーやシェントンウェイといったシンガポールらしい展望が楽しめる。部屋が手狭なだけに、広々として見晴らしの良い空間に出るだけでテンションが上がる。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
壁が透明なアクリル板で人間の生け簀みたくなってて気持ち悪いけど、プールはシンガポール中心部が見渡せるインフィニティプールになっている。ルーフガーデンもあるし、まさに都会のオアシスだ。ホリデイインエクスプレスといえばコストやボーナスポイント重視で快適性に目をつぶって仕方なく泊まるといった消極的な目的での利用ばかりだったけど、ここでは宿泊自体が楽しめてしまう。

とりあえず館内を見て回った後は、クラークキーへと繰り出すことに。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
歩道橋でマーチャントロードを渡れば直ぐにリバーサイド。ブリューワークスやジャンボまでは距離にして400m程かな。

ひだり みぎ
知人との約束の時間まで余裕があったので、申し訳ないがブリューワークス(Brewerkz)で先に一杯やらせてもらうことに。

Brewerkz】
Address : 301 Merchant Rd, Riverside Point, 058282
Opening hours : 12pm – 12am
Tel : 6438 7438

12種類の中からお好みの4種類の地ビール(135ml)が味わえるサンプラー(SG$14≒1100円)を発注。Mad Bee Honey Ale・IPA・X IPA・Oatmeal Stoutの4種類を選択した。
ひだり みぎ
それぞれ特徴ある味で存分に楽しめる。Mad Beeはパワフルそうな名前に反してパンチ弱すぎ。X IPAは逆にアルコール度数自体高く、鼻に抜ける酸味が強くて強烈すぎ。オートミールはチョコとコーヒーのテイストが強調されてクリーミー。IPAはやっぱり平均的というか、バランスが取れてて万人受けしそうなタイプ。まぁこれだけ試飲できて1000円そこらはお値打ちだと思う。


川に面したテラス席は吹き付ける風も気持ちよく、シンガポール川を眺めながらゆっくりまったりビアタイムを満喫することができる。幸せなひと時だ。

お値段はカテゴリー・時間・量により変わってくる。一見面倒なシステムだけど、纏めてみると分かりにくいこともない。
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サンプラー以外を飲んでも15:00までなら375mlでSG6.0(≒JP¥450)~と夜間プライスの半額以下になっているので、休日の昼飲みには絶好の呑みスポットかと。

ひだり みぎ
その後、知人と合流してピザを喰らいながら同級生トークし、ストレートにホテルへと帰還。クラークキーやロバートソンキーから徒歩圏内というのは本当にナイス立地であり、ピンポイントでクラークキーで用事がある場合には重宝する。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
僅か200年弱前にラッフルズが上陸した時は人口僅か150人程度だった漁村が今や世界有数の近代国家だもんなぁ。

川沿いをロバートソンキーまで歩いてからホテルへと戻り、夜のプールへと向かう。
ひだり みぎ
更衣所がない+バスローブも無いのでちょっと不便だけど、HIEXなんでプールはオマケくらいに考えるしかないだろう。あるだけでありがたいですわ。しかもルーフトップに。間違いなく2016年のベストHIEX。


朝食会場もまた雰囲気良し。テラス席もあるし、夕暮れ以降のバータイムでの利用も楽しめる。また、朝食を食べない場合はマフィンやフルーツなどを用意してもらうこともできる。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
パンやマフィン類、シリアル、フルーツにヨーグルト、焼きビーフン・ソーセージ・炒飯等のホットミールにジュース、コーヒーと、野菜がないのが気になるがHIEXとしては充実してる。

ホリデイインエクスプレスに諭吉かよ!と抵抗感があったけど、泊まってみて納得。クラークキー・ロバートソンキーあたりで飲んで手頃なホテルに泊まりたいという方にはお勧めできます。

ホリデイインエクスプレス シンガポール クラークキー


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公式ウェブサイト:こちら
住所:2 Magazine Road, Singapore 059573
電話:+65 6589 8000
アクセス:MRTのクラーク・キー駅とチャイナタウン駅から徒歩10分弱
IHGリワードナイト:30,000ポイント



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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    グリーン様
    どうもです!特に、今日は飲むぞーって流れになりそうな場合は、出来る限り酒戦場に近いホテルを取るようにしています。
    なっかなか昼間っからは飲む機会が無いので知りませんでしたが、ここは昼飲みが安い!夕刻以降に二倍以上の値段で飲むのがバカバカしくすら思えてきてしまいます。

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