ワンダーラストホテル シンガポール 宿泊記 (Wanderlust Hotel)Design Hotels

シンガポールでのお宿はデザインホテルズの一つワンダーラストホテル(Wanderlust Hotel)。新たにSPGと提携したデザインホテルズに3泊するとSPGのカテ5以下のホテルで使える無料券が貰えるというデザインホテルズ販促プロモ攻略の為、今回はこちらに二泊する。ワンダーラスト(日本語で「旅行熱」「放浪癖」といった意味)とか、一体どんなホテルなんだろうか。生涯初のデザインホテルズへの期待に胸高まる。

場所はMTRダウンタウン線Rocher駅から徒歩4分、リトルインディア地区のディクソンロード沿いにある。開業は2010年だが、建物は1920年代に建てられた校舎がリノベーションして利用されているので、新築には無いクラシカルな趣を感じさせる。
ひだり みぎ
4階建て全29室のブティックホテルで、デザインホテルズらしく各フロアーごとに異なるコンセプトのインテリアが施されているのが特徴となっている。

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クラシカルで小瀟洒な外観と打って変わって、ロビーに一歩入るとぶっ飛んだテーマ性にノックアウト。がらーんとしたコンクリート打ちっ放しの空間にアンティーク風のオブジェやゲームの台、歯医者の治療椅子などなど、レトロチックなインテリアや意味不明な物品の数々が並んでいて、非日常的謎空間が演出されている。

ひだり みぎ
謎のインテリアの数々。リモアのクラシックフライトから脚が生えちゃってるよw

壁紙www。

日本を深夜に発つJL35便で退勤後に移動して来た為、ホテル到着は早朝6時30分。残当だが部屋は用意されていなかったが、有り難いことに1時間程度で予約していた部屋を準備してもらえるとのこと。ただ、ポイント獲得以外のSPG特典がデザインホテルズには適用されないというのは残念だった。

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アップデート・レイトチェックアウト・チェックアウト延期・ラウンジ・Your24・スイート宿泊特典などの特典は受けられない。まぁデザインホテルズはSPGのホテルでなく、あくまでSPGと提携した別グループのホテルだから仕方がないところだろう。

そんな風変わりで独特のワンダーラストホテル、勿論ロビーだけでなく各部屋でも強烈なテーマ性が発揮されている。
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部屋は大きく分けて「Pantone」「Mono」「Whimsical」の3タイプに分かれるのだと。一番小さいPantoneタイプの部屋は全10室で、白・黒・青・赤・紫など部屋ごとに決められた色一色で統一されている。Monoタイプは白を基調にポップアート風のアレンジ。そして、最も強烈なのはWhimsical(風変わりな、という意味)だろう。ロフト付きの一番広いタイプの部屋で、Bling・ASCII・Space・Tree・Typewriterという遊び心大爆発な5つのサブタイプに分けられている。

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ASCIIとBlingあたりが無難なところだが、究極の非日常をお求めならSpaceを攻めてみるのが良いだろう。非日常というか、もはや訳が分からん内装になっている。何度も宿泊を繰り返して全室コンプしたい気持ちにさえなってくるのだから面白いコンセプトではある。


さて、こちらが今回小生が通されたポップアートを意識したというモノデラックスタイプの部屋。

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なんか演出が凄く安っぽいと思うのは気のせいだろうかw。中学生の工作レベルと言っちゃあ失礼だが…。

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こちらはチェックイン時にルームキーと共に手渡されたパスポートを模した探検心をくすぐる小さなメモ帳で、ホテル情報や周辺の飲食店等の情報が書かれている。自由ページもあるのでメモ帳としても使え、思い出の詰まった記念品に仕上げていくのも良いのではないか。

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アメニティは充実。ホテルにデフォルトで置いてあるのであろうバスアメニティーに加えて上海灘のボディローションも用意されている他、ミニバーは飲み放題で毎日飲んだだけ補充してくれる。

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持ち出し自由で3Gまで使えるiPhoneが用意されているのもポイント高し。


部屋が狭くて良い角度で写真が撮れなかったが、収納スペースには金庫・スリッパ・ドライヤー・傘が納められている。また、ランドリーサービスもあるけれど、恐らく外注なので非常に高い。

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水回りも狭く、部屋に机が一切ないので洗面台横のスペースを作業机として使うしかないという造りになっている。ホテルコンセプト的に致し方ない部分ではあるんだろうが、デザイン性最優先で機能性が二の次にされてしまう印象をどうしても拭いきれん。

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トイレ。便座の上にバスタオルを置くのもちょっと気持ちの良いものではない。

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バスアメニティはアプリコットの甘~くフェミニンな香りが特徴のアルガンオイル系。ラボッテガというイタリア系アメニティメーカーのものらしいが、香りが本当に甘ったるく女性的なので、特に男の間では評価が分かれるところだと思う。

全体的に部屋の快適性はちょっとな。デザインホテルだけにテーマ性を楽しむものだと分かっていても、壁が薄く廊下や隣の部屋の音が聞こえて煩いのと低層が為に外の雑音が気になるし、机が無いので長期滞在には向いてない。ブティックホテルで絶対的に狭いし。無料のソフトドリンクを握りしめガンガン街歩きをして部屋は寝るだけと割り切れる人向きなのかな。

ただ、小ぶりながら屋外ジャグジーや小さなジムなどの設備は完備してる。

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Cocotteという名のバー兼レストランの飲食施設もロビーにあるし。


モヒート(13S$+)。洒落た雰囲気で良いんだけど、宿泊客でも部屋付けに出来ないのには驚いた。この点は改善要望として挙げておいたので、今は直っていることを祈る。

個性派ホテルに泊まるというのも旅の一つの楽しみになるのは間違いないし、サービスも部屋もマニュアルと設計図で平準化された大型チェーンのホテルに泊まるのに飽きた時の気分転換に泊まってみるのも面白い。スタッフの方々も親切且つ丁寧でパーソナルなケアをしてくれるし、一風変わったブティックホテルが好きな方には良いんじゃなかろうか(小並感)。ただ、部屋によってコンセプトが著しく異なるので、あてがわれる部屋によって宿泊体験が大きく変わってきてします。SPGの予約ページではパントンルーム・モノルーム・ウィムジカルルームの3種類しか選択できないので、予約時に例えば「ウィムジカルのSpaceルーム」や「パントンルームのピンク色以外」など部屋の指定をするように。

次の記事ではホテル周辺に広がるインド人街について書いてみようと思う。
ワンダーラストホテル(Wanderlust Hotel)。】


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住所: 2 Dickson Rd, Singapore
電話: +65 6396 3322


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