インターコンチネンタル深セン(深セン華僑城洲際大酒店) クラブフロア宿泊記

ウェスティン深セン南山からインターコンチネンタル深セン(深セン華僑城洲際大酒店)へハシゴする。中国語名にある通り、南山区の華僑城(通称、OCT)内に位置するインタコ深セン。羅湖あたりからだと西へ8Km、華僑城や錦綉中華といったテーマパークに近いものの、買い物や食事面で不便と扱き下ろすようなホテルレビューも散見される。でも立地はリゾートホテルなんで割り引いて考えてやらんと。地下鉄最寄り駅から徒歩3分だし、福田・皇崗・深セン湾・蛇口の各口岸にもアクセスが良いので個人的には立地は然程気にならないし、寧ろ香港島に行くぶんには蛇口からフェリーで一本なんで便利に感じたくらいである。

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念の為、香港-蛇口間を結ぶフェリーの時刻表を張っておく。

宿泊プランはアンバサダー特典によるアップグレードを見越してクラブフロアの一つ下のカテゴリーで予約、思惑通りクラブフロアにアップグレードして頂けた。
ひだり みぎ
奇抜な車寄せからも伝わる独特の雰囲気。なんとまぁスペイン風リゾートホテルという謎コンセプトになっているらしく、男性スタッフは闘牛士風、女性スタッフはカルメン風のコスチュームを身に纏っていて、妙な異世界感が味わえる。大都会深センでリゾートホテルというのは分かるけど、為してスペイン風なのかという意図までは汲み取れず。日本コンセプトのホテルといってスタッフが忍者コスプレをしてるくらいのレベルと考えると草生えるw

ホテル脇とプールサイドには大航海時代のスペインの強盛ぶりを偲ばせる為なのか帆船があったり、ホテル館内の至る所に牛のオブジェが配されてる。ここらへんが“スペイン風”なんだろうな。どうせならスペインハプスブルグ朝時代あたりからの遺物なんかが展示されてたら面白いんだけど。
ひだり みぎ
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数々の牛。風呂の蛇口にいたり、ラウンジのシェルフに乗ってたり、ディスプレイ用のプラスチックケースで守られてたり…。色も黒いのがいたりカラフルなのがいたり、ディズニーホテルでミッキーキャラを探す感覚で楽しむものなのだろう。

セクシーで情熱的な雰囲気のロビーは豪華な造りなものの、これがスペイン風と言われるとやはり大きなクエッションマークが付く。本当にオフィシャルにスペイン風リゾートを謳ってるのかと疑わしくなったので公式ページを確認したところ、やっぱり「深センのホテルで感じるスペインと中国の文化」などと紹介されていた。う~ん、この…。
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説明によると、館内には中国・東南アジア・ブラジル・フランス・西洋料理が楽しめる各種飲食施設が入ってるとのこと。ええ???スペイン料理は?なんて野暮な突っ込みはしないでおこう。

チェックインは待ちに待たされた挙句、スタッフ間の内輪揉めまで見せられて辟易。途中、チェックインスタッフが「日本人のゲスト来たけど、あんた来るの?来ないの?」と電話を架け、3分程待たされた後に怪しい日本語を怪し気に話すローヤルティマネージャーが登場。口述するアンバサダーギフトを押し付けられながら、エレベーターホールまで案内された。

部屋に着くと、ドアからしてなんだか凄い。

ガリオン船内を意識しているのだろうか、重厚な木のドアだもんな。これは面白い。

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ドアを開けると、爽やかで心地よい匂いが広がり癒される。

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スペインの建築事情に明るくない自分にはこれがスペイン風なのか知るすべが無いが、快適性は高い。別にスペイン風を求めている訳ではない自分には部屋がスペイン風じゃなくても一向に構わんわ。


広々としたナイスなウッドテラス付き。テラスに出てのんびりと外の空気を吸うのが好きな自分はテラスが付いているだけで高評価を与えざる得ない。それが大気汚染塗れの深センであっても。

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亜熱帯らしい鬱蒼とした緑溢れるプールエリアの向こうに中国民族文化村が広がっている。

ひだり みぎ

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広々としたウォークインクローゼット。


リゾートホテルだけあって、普通のスリッパ以外にビーサンも用意されている。


水回りも大そう豪華。

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大の字になって使っても大きすぎるくらいの浴槽がテラス側に置かれていて、リゾート気分を高めてくれる。ハード面はインターコンチネンタルの看板に相応しい。

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ウェルカムフルーツにウェルカムギフト。ギフトはインタコ浦東に次ぎここでも安物のプラスチック水筒で、受け取った瞬間に思わず天を仰ぐ。先述のマネージャー氏に水筒は不要な旨を伝えて謝絶するも、「それでは友達にあげてくださいよ。」と半ば強引に押し込まれる。こんなん何かのキャンペーン用に用意したグッズの在庫処理だろ、絶対。他のインタコのギフトと被る可能性もあるし、こんなマイナスな印象を残すギフトなら用意しない方がマシと思うのだが…。


ウェルカムギフトでは失望したが、クラブラウンジでは非宿泊客一名のラウンジ利用は快く引き受けられ、知人と共に夕方のカクテルアワーへ。

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上品な内装。所々の赤いインテリアがスペインを象徴してるのかな。

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ドリンクも色々と用意されているが、ノンアルコールな知人に合わせてこの日は自分もノンアルコール。適当にオードブルをつまみながら中国茶をしばき倒す。

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くっそ暑い夏の深セン。やっぱり無性にアルコールを注入したかったので、知人が帰った後はプールサイドに浮かぶガリオン船内のバーを独りで攻めることに。

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豪華な船内だなw。こりゃあ大航海時代に世界の覇権を握っちゃいますわwww

ここの良い所は、市販ビールだけでなく、自社製ホワイトビール・ラガー・ダークビールを供すところだろう。グラス一杯58元⁺、バレル(!?)一個428元⁺で、オーダー前に試飲可能。

先ずはダーク。めっちゃ苦くて苦悶の表情を浮かべながら何とか飲み干す。なんかダークカカオでも入ってるんじゃないかと思うくらいのビターさだった。

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結局、気分良く三種類制覇w。フルーティーなホワイトビールが一番無難な選択かな。

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ビーフバーガーがRMB128とリーゾナブルな価格設定。フィリピン人バンドも上手いので、一人での利用だったけど印象に残る夜となった。女性スタッフもフレンドリーだし。

夜は寝心地の良いベッドで快眠し、翌日の朝食はラウンジで。
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セミバッフェ+オーダー制というスタイル。オーダーメニューでは卵料理・牛ステーキ・スモークサーモン・広東式蝦のワンタンスープ・蝦のワンタンスープ・潮州式フィッシュボールスープ・潮州式ビーフボールスープ・申ラーメン・桂林式スパイシー素食スープが選択可能。中国のホテルにしてはオムレツが美味かったが、どうせならストルティージャにして欲しいところ。

朝食後は昼寝をかまし、昼下がりにプールへと向かう。
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室外プールは砂浜あり滝ありハンモックありと南国リゾート感に溢れ、景観も美しい。ちょっと狭いけど。

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アンバサダー特典の16:00までのレイトチェックアウトをフルに活用、16時にホテルを出て蛇口から香港へとフェリーで移動する。香港島への移動は羅湖経由より蛇口経由の船移動が便利。蛇口から上環の香港マカオターミナルまで所要1時間、運賃120元。陸路移動と比べるとちょっと高いのがネックかな。

深セン宝安国際空港空港や蛇口まで地下鉄で一本、車で30分弱の場所にあるリゾートホテル。ガチのスペイン文化に触れたいとかって場合には少しピント外れなとこだと思うし、そりゃあ買い物や食べ歩き目的には適さないけど、中国を離れる前の癒しスポットとしてはここのクラブフロアはアリだと思う。

インターコンチネンタル深セン(深セン華僑城洲際大酒店)


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公式ウェブサイト:こちら
住所:9009 Shennan Road, Overseas Chinese Town, Shenzhen.
電話:+86-755-33993388


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