横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ クラブフロア宿泊記

JL3084で成田着。ここから今宵の宿である横浜ベイシェラトンまでの移動はホテルが提供するワンストップアクセスバウチャーなるサービスを利用することに。こいつは成田空港からYCATへのリムジンバス料金とYCATからホテルまでのタクシー運賃をセットにしたパッケージ販売のサービスで、通常4,600円前後かかる移動費用が4,000円で抑えられるという内容になっている。

まぁ東京駅まで1,000円の高速バスで移動してから東海道本線に乗り継げば1,470円で横浜まで行けちゃうから安いって訳でもないんだけど、料金を部屋付けにすることでキャッシュレスで移動できるという点は便利。部屋付けだから僅か乍らもスターポイントが貯まるし。4,000円≒40米ドルということで、ゴールド・プラチナだと120ポイント稼げる計算だ。チリツモチリツモ。

しかしまぁワンストップアクセスバウチャーの利用方法が不明瞭でよく分からん。電話でホテルに問い合わせてみたところ、「事前予約後にバウチャーを郵送で会社か自宅に送付するので、チケットの現物を成田空港までお持ち頂く必要が…」やら「オンライン決済後に電子メールでバウチャーを送るようなシステムも無く、どうしてもチケット現品が…」とか融通の利かないことを言われてしまう。余りに前時代的すぎるというか、どこの片田舎の民宿かと。

結局、成田空港内のリムジンカウンターでバウチャーを印刷頂くことで問題解決。簡単に自作もできるような紙切れ一枚のバウチャーでちょっと心配だったけどYCATにいたタクシーの運転手にもバウチャーが認知されていたので、トラブル無くキャッシュレスでホテルに移動することができた。

ひだり みぎ
横浜駅前に堂々と聳え立つ町のランドマーク的存在の横浜ベイシェラトン。JR・私鉄・地下鉄各線が乗り入れる横浜駅から地下街経由で直結だし、高島屋・そごう・ヨドバシカメラもホテルを出て直ぐ外という最強立地で何かと便利。

ひだり みぎ
館内に入ると、三階まで吹き抜けとなったグランド感あるロビーの格式の高さに圧倒される。いや、圧倒されるとは言い過ぎか。宿泊費の割に立派なロビーでちょっとだけ胸躍るくらいかな。

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日頃の日本式社員教育の賜物なのだろうが、フロントスタッフは融通の利かない杓子定規な対応が目立つ。正規チェックイン時間に達しない時間にロビーで並んでると「ご宿泊のチェックインでしょうか?」と聞かれ、15:00に再訪するよう促されたのには余りのロボット的対応に閉口した。14:45くらいですからね。15:00まで後15分、規則とはいえ、部屋が準備できているか調べてくれたらお互いに気持ち良いんだけどなぁ。問答無用でアーリーチェックインを断るのであれば、何で予約時にアーリーチェックインを希望できるシステムになっているのか。SPGプラチナだとある程度は融通の利くクラブラウンジでもチェックインとチェックアウトが出来るので、ラウンジに直行した方が良いだろう。

客室フロアは10~19階がレギュラーフロア、20~25階がラグジュアリーフロア、26~27階がタワーズフロアと階層ごとにランクが分けられている。中でも、ラグジュアリーフロアのうち23~25階はSPGメンバーフロアとなっていて、プラチナだと大体はラグジュアリーフロアのベイブリッジ側がアサインされる運用となっているようだ。アップグレードに関しては非常に渋いので、過度な期待は禁物。余り知られてないけれど、シェラトンタワーズの場合やプラチナの力を持ってしても基本的にはタワーフロアへのアップグレードにまでは力が及ばんので、どうしてもU/Gがラグジュアリーフロア止まりとなってしまう。


タワーズのアップグレードに関しては、ちゃんと会員規約にも明記されているので、ゴネても無駄。

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さて、ここ横浜ベイシェラトンには今年だけでも4滞在してるけど、用意頂ける部屋はラグジュアリーフロアのツインかクイーンがデフォ。34㎡と狭いが、この辺りは立地とのトレードオフになるので横浜駅前という立地を考えると仕方あるまい。東南アジアや中国のシェラトンと部屋の面積を比べるのはナンセンスだろうし、横浜駅前の一等地にあるシェラトンに14,000円程度で泊まれるならコスパは悪くないと思う。

窓際のスペースもゆとりが無い中で、どっしりとしたアームチェアが2脚と丸テーブルが配置されている。
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壁に沿ってデスクは無難な横長タイプだけど、壁に掛けられた円形の鏡との距離が近すぎてなんとも落ち着かん。やっぱり狭い中にゴチャゴチャと詰め込んじゃってる感があるというか。


クローゼットは二枚の引き戸で人感センサー付き。ペラペラで安っぽい使い捨てスリッパやバスローブが収納されている。

ひだり みぎ

ひだり みぎ

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客室タイプ名にもある通り一応はベイブリッジビューだけど、ベイビューという意味では流石にみなとみらい地区のホテルには敵わない。横浜らしい眺望をギッシリ詰め込んだ感じで見応えのある展望で個人的には好きだけど。

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床とシンクトップは石造りで壁はタイル張りという水回りはキレイで清潔感もある。それでも全体的な質感としてはどこかイマイチなのは、実用性やラグジュアリー感に欠けるからだろうか。

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浴槽はあるけど極めて浅く、体が浸からず寛げないという点が一番ガッカリポイントかな。特に冬場だとやっぱり肩まで浸かりたいところ。


続いてお待ちかねのクラブラウンジへ。営業時間は07:00-21:00で、カクテルタイムが17:00~21:00と長いのが特徴的。

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やたらと長いカクテルタイムだが、内容的にはショボイ。食べ物はオードブル1-2種類にサラダ、乾き物、プロセスチーズくらいのもので、ドリンクも安物の赤白ワインとビール、各種ソフトドリンクがある程度。まぁカクテルタイムなんて本来これくらいの内容が妥当なんだろうけど、やっぱり東南アジアの豪勢なカクテルアワーに慣れっこの自分にはどうしても寂しい内容に思えてしまう。

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プラチナ会員の朝食は2階の朝食会場・コンパスで。従業員もテキパキしてるし飯も上手いし満足度は高い。従業員が食器を落とした時に大声で「申し訳ございません!」とパフォーマンスかのように叫び出したのには流石に驚いたわ。気合に満ち溢れすぎ。


ガンガンに冷やされたマンゴーとベリーのコンポートとフルーツヨーグルトが個人的お勧め。

そんなベイシェラトン横浜、やっぱり一番の魅力は立地だろう。
ひだり みぎ
なんたって横浜駅の繁華街ど真ん中ですから。

ひだり みぎ
特に麺屋のオプションが豊富なのはオッサンには嬉しいところ。


中でも一番人気は元祖家系ラーメンであり家系ラーメン総本山を名乗る吉村屋。人気過ぎていつも軒先に行列が出来ているので長いこと食べてないけど。


代わりにゴル麺横浜本店へ。


やっぱり黄金つけ麺、旨い。横浜ベイシェラトンを泊まった際にはラウンジのショボイ餌ではなく家系ラーメンを是非!

ということで纏めると、ラウンジ飯がショボイので引き籠りには向いてないけど、食べ歩きや横浜観光の拠点としては素晴らしいホテルという評価になるかな。15,000円ならアリ、20,000円だとナシ。
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ


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住所: 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-3-23
電話: 045-411-1111


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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    東南アジア浸りの自分にはどうしても日本の融通の利かなさは息苦しくすら感じてしまいようになりました。
    この点、仕事にも通じるところがあり、緩ーい勤務環境にある中国や東南アジア送りとなった社員が日本に帰任する際は日本での社会生活に復帰する為のリハビリ期間が必要と言われていますw。

    澳門のソフィテルは小生も利用しましたが、長蛇の列に対してスタッフが僅か2名で、プライオリティレーンが一般レーン同様に扱われてました。プラチナ会員と自己申告して列の最前列に突っ込むのも気まずいよなー、なんて思って延々と待ってた苦い記憶がありますw。やっぱりラウンジ直行に限りますね!

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