ビエンチャンのワット・シェンクアン(ブッダパーク)

気合入れて朝一でビエンチャンに来たのは良いものの、ホテルの部屋がまだ用意できていないとのことだったので、荷物だけ置いてビエンチャン一の観光名所と名高いブッダパークまで遠出することに。

まずはブッダパーク・友好橋方面へのバスが発着するタラート・サオ・バスターミナルへ。

うーん。地図で見るとバスターミナルに着いた筈なのだが、周り一帯が市場になってて見渡す限りに広がる露店とサンドイッチ職人のオバちゃんにターミナルが埋もれてしまってるじゃないかw

ひだり みぎ
野菜市のパラソルにぶら下げられてる衣服は商品なのか洗濯物なのか微妙なところ。


やっとこさ見つけたバスターミナル。ターミナル内に停車している車両はミャンマー程ではないとはいえ日本の御下がりバスが多く、スクラップ寸前の車両の姿も見かける一方、日本の無償援助で寄付されたといういすゞ製の真新しいバスなんかもいたりして多種多様。しかしまぁどのバスに乗れば良いのか。事前情報によると英語も殆ど通じないみたいだし…。

念の為にブッダパークの現地語であるワット・シェンクアンという固有名詞も覚えておいたのだが、挙動不審にバスの周りをウロウロしてたら案内人みたいな人に「ブッダパーク、イエス?」と聞かれてバスまで連れていかれたので、労せずバスに乗ることができた。ターミナルで観光客感丸出しで歩いていれば救いの手が差し出されるはず。

因みに、乗ったバスは国境から市街地までの移動に使った14番で、運賃は6,000キップ。

バス車内では発車ギリギリまで物売りが必至。発車ギリギリというか微妙に発車してから降りていく始末。そのあたり東南アジア風味が全開だ。


恐らく出発時刻とかダイヤとかそういった概念はなく、バスは適当に乗客が埋まったタイミングで出発、ノンカイとの国境を過ぎ、メコン川沿いに東へと走る。


出発から約1時間、運転手のぎこちないウインクが到着の合図でブッダパークの入り口にて降ろしてもらう。ブッダパークを作った宗教家が建てたノンカイのワット・ケークみたいに聳え立つ巨人が入り口でお出迎えしている訳ではなく、余りに地味すぎる門構え。完全に周囲の風景に同化していて下手したら気付かずに通過してしまう恐れもあるので、到着したら教えてもらうよう運転手に予めお願いしておくべき。

入場料5,000キップを払って中に入ると、さっそく人だかりが出来てるぞ!
ひだり みぎ
これだけの人の視線の先には、さぞ秀逸な仏様芸術が収められているのだろうと思うじゃないですか。そしたら生姜が大変お安くなっておりますー的なセールが催されてるというね。なんやねん。

ひだり みぎ
採れたて野菜の見本市を過ぎ、まず目を引くのが大きく口を開けたカボチャ仏。いきなり芸術大爆発!といった衝撃を受けるが、よくみたら大きく開けた口から内部に侵入できるようになっていて、どこか安っぽいB級テーマパーク風。


薄暗いカボチャお化けのお口の中。半裸風の仏像が座ってて、さながらオッサンが並ぶ大衆浴場のサウナみたい。実際に中は蒸し暑いしな。


お口の中の階段でカボチャお化けの頭上に抜けると、ブッダパーク全容が見渡せる。全体的には割りと小奇麗な公園という感じであり、奥の林の向こうはメコン河が流れている。まぁこちらも敷地内一杯に奇天烈仏陀が配員されているようだけど、ノンカイ版のブッダパークことワット・ケークで珍仏に対する免疫力がついてしまったのか、然程新鮮さは感じない。

ちょいと敷地内を歩いてみると、ワットケークで見た顔もいて少し安心w
ひだり みぎ
やっぱりこのインパクトある御両名はこちらのブッダパークにも顔を出されておりましたか。四面仏は鈴木その子もびっくりの美白面にアレンジされてましたがw。


この愛憎劇もワット・ケークで見たが、ブッダ・パーク教の創始者は女性にフラれて苦い経験をしたのだろうか。

ひだり みぎ
動物に愛される仏や、瞑想中の仏仲間の真横でエレキギターを弾き倒す仏。いずれもただものではないことを窺わせる。

ひだり みぎ
頭にドクロを載せた四面仏に、小動物を殺傷してどこかしたり顔のヒンドゥー教の神。


頭身のサイズバランスがおかしく、やたらと薄っぺらいハリボテ風寝仏像。

ひだり みぎ
ワニを狙う仏に昆虫を弄る仏。

仏教とヒンドゥーが大好きなルアンブー・ブンルワ・スラリット師が遺したラオスを代表する奇妙奇天烈な珍寺と評判のブッダパーク。今回はノンカイ版ブッダパークであるワット・ケークも合わせて訪問し、もう途中で仏像はお腹一杯状態となってしまった。最初こそ常人には理解し得ない奇抜で突拍子もない仏どもに痛く衝撃を受けたけど、直ぐに慣れて飽きてしまう。個人的にはリピートは無いな。

【ビエンチャン ブッダパーク(ワット・シェンクアン)】



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【2016年コンケン・ウドンタニ・ヴィエンチャン旅行記】














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