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タイ国鉄でコンケンからウドンタニへ


本日は鉄道でコンケンからウドンタニへと北上、今回の旅行の最終目的地であるラオスのビエンチャンに向けて一歩前進だ。

ラオスとの国境にも近いウドンタニはイサーンでも有数の商業都市。60年代のべトナム戦争時に米軍基地が置かれたことで軍需景気を背景に発展したというパタヤのような歴史を持つ町である。市内には特に目立った観光地はなさそうだけど、ウドンタニから東に50キロの地点にある古代文明の遺跡・バーンチエンへの中継地点として一泊することに。


南国風のこじんまりとしたコンケン鉄道駅。コンケンからウドンタニはバスも頻繁に出てるみたいだけど、今回はより旅情を味わえる鉄道を選択した。


コンケンからウドンタニに行く鉄道は2時台・4時台・5時台・9時台・15時台・19時台の一日6本。運賃も25バーツ(80円)と格安だし、コンケン⇒ウドンタニ間の移動は鉄道をお勧めしたい。


6本ある選択肢の中から09:35発11:31着予定の415便を選択。こいつはイサーンの玄関口にあるナコーンラーチャシーマーからノンカイ行き4両編成の気動車で、全車自由席3等車というローカルな編成となっている。エアコンが無いので少々暑いが、ローカルな雰囲気の中で汗をかきながら楽しむ2時間の鉄道小旅行も悪くないものである。

ひだり みぎ
町の規模の割には随分とこじんまりとしたホーム。


車内販売で日銭を稼ぐ行商の方々が和気藹々と営業準備してたりと、実にほのぼのとした雰囲気だ。


09:40、大きな音を響かせながらノンカイ行きの列車が入ってきた。定刻から5分遅れだったが、5分程度の遅延はタイに於いては正確な部類に入る。

私以外の乗客は皆さん地元民という完全アウェイな車内で、列車の中は思った通りローカル感満載。

ボックス席のシートはボロいが、さして込みあってはいないのでスペース的には問題ない。ただ、空気がなぁ。鉄の塊に熱せられた空気が乗客の汗や体臭、彼彼女らが持ち込んだサトウキビのカスの匂いと混ざり合って車内中に淀んでる。窓を全開にすれば走行中は問題無いが、列車が停まり窓から吹き込んでくる風がぴたりと止む度に自分を包む空気の濃厚さに眩暈がする。

そんなローカル列車に揺られながら、イサーンの長閑な台地の中を北に向かって進んでいく。
ひだり みぎ
タイの国土の大部分を占めるイサーンの広大な大地は保湿性・保水力のない痩せた赤土ばかりで、車窓の外にはタイの最貧困地域の穀倉地帯が果てしなく続く。見るからに不毛そうな田園・さとうきび畑・キャッサバ畑とその間に群れる痩せきった水牛の姿…。原風景というか、平凡だけどどこか郷愁を呼び起こすような景色で癒される。

沿線住民にとっての大事な足として機能しているようで、ローカル列車は田園風景の中にポツリと建つ無人駅にこまめに停車しながら北を目指す。通勤(?)客はもちろん、大量の荷物をかかえた行商や学生が乗り降りおりする慌ただしい朝の風景が何とも微笑ましい。

車窓の外の景色を眺めたり車内販売のおばちゃんとやり取りをしていると、退屈する間もなくウドンタニに到着した。あっという間の2時間だ。

ひだり みぎ
流石はイサーンでも有数の商都、駅前の賑やかさはコンケンに勝る。


今回宿泊するカビンブリ・グリーン・ホテル(Kavinburi Green Hotel)は賑やかな駅前の大通り沿いにあるので駅からは徒歩で移動。駅からホテルまでの移動距離僅か300メートル足らずだが、町の歴史的背景からだろう、昼間っから町を闊歩する多くの老ファランや英語で積極的に声をかけてくるマッサージパーラーの姉さんたちと遭遇した。ウドンタニ、意外にも面白そうな町のようである。



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