抜群のリゾート感に癒される ケンピンスキーサイアム クラブルーム宿泊記

ずーっと前から気になってたケンピンスキー・サイアムのクラブルームに泊まってみた。取引先のお偉いさん曰く、誰もが認めるバンコク一、否、アジア一のラグジュアリーシティーリゾートホテルとのことだ。中毒性があり、一度でも泊まってしまうと、大枚はたいてでも再訪したくなるので、気を許し過ぎるなと御忠告頂いた。

そんなに良いのかケンピンスキー。ケンピンスキーは1897年に創設され、1世紀以上の伝統を誇るドイツの名門ホテルグループだそうだが、強いのはヨーロッパに中東、中国ぐらいなもんなので、正直言って余り馴染みのあるチェーンではない。一応はグローバルチェーンとのことで独自のロイヤリティプログラムもあるようだが、そうそうケンピンスキーなんて泊まる機会が無いので、今回はハピタス経由アゴダの利用で予約した。
ひだり みぎ
場所はバンコク市街地ド真ん中にあるサイアム・パラゴンの真裏。東南アジア最大ともいわれる巨大商業施設のサイアム・パラゴンに隠れていて分かりずらいが、超好立地にある。

噴水の手前でタクシーを降りると、大柄・色黒でふてぶてしい見た目のベルが傲慢な感じでオラついてきていきなりガッカリするが、ホテルの造り自体は非常に立派。ロビーに入った瞬間から自然とテンションが上がる。

ひだり みぎ
ゴージャスなヨーロッパ調のロビーは、さながらどこぞやの宮殿にでも迷い込んだような重厚な雰囲気。最近では高級ホテルもスモールラグジュアリーやレジデンス風のコンセプトがトレンドのようだが、やはりどっしりとしたグランド感漂う正統派高級ホテルも良いものだ。

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高い天井に高級感溢れる装飾が施されたゴージャス感ド直球の大空間。ロビーの高さや柱のスタイル、空間構成はどことなく帝国ホテルを思わせる。

エントランスを入り左奥にレセプションとコンシェルジュがあるが、今回はクラブルームを予約したので、ロイヤルウィング17階のエグゼクティブラウンジにてアフタヌーンティーを楽しみながらのチェックイン。
ひだり みぎ
主だったクラブルームの特典は次の通り。
・ラウンジでの朝食(06:30~11:00)
・アフタヌーンティー(14:00~16:00)
・イブニングカクテル(17:00~19:00)
・1日に1アイテムのプレスサービス
その他、バンコク市内への電話、インターネット、朝刊サービスなども無料になるし、ウェルカムフルーツも付いてきます。

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チェックイン時には案の定、ロイヤリティプログラムへの入会を勧められた。入会時に即ゴールド会員となり、ボトルウォーターや無料ネット回線、朝刊などの特典が付くとのこと。ラウンジスタッフはフレンドリーで、ロイヤリティプログラムなんて興味もないのについつい長話。挙句の果てに興味の無いプログラムに入会してしまう。まぁたまーにメールが送られてくるくらいで、入会に伴う実害はないだろう。

kempinski
上級会員はプラチナとブラックの二種で、それぞれの特典は以下の通り。
プラチナ(10泊/年):一段階のアップグレード、15時までのレイトチェックアウト、到着48時間前までのギャランティールーム、ローカルアメニティーなど。

ブラック(30泊/年):二段階のアップグレード、09時のアーリーチェックインに18時までのレイトチェックアウト、到着24時間前までのギャランティールームなどなど。

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ラウンジ内の設計もベージュを基調とした上品なラグジュアリー感で統一されている。

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チェック時にちょうどセルフサービスのアフタヌーンティーをやっていて、スイーツを中心に10点ほどの軽食が用意されていた。利用客は私一人、フレンドリーなスタッフによる手厚すぎるサービスを楽しめた。


飲み物はアイスラテがおススメ。

お腹を満たした後は部屋へと向かう。
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エレベーターホールや廊下も抜かりの無い上品さが保たれている。

案内された部屋は冷凍かのようにギンギンに冷やされた状態でスタンばってくれていた。
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濃いブラウン、ベージュ。薄めのモスグリーンで統一された繊細で艶やかなインテリアにファブリック。壁もベタ塗りの塗装やクロス貼りは一切無く、全てシルク調の布を巻き込んだパネルで覆われていまるというハイセンスなこだわりようで、とにかく部屋の中に居ると安らげる。ただ、ベッドヘッド側の壁にはモンスター級に巨大な蓮のグラフィックが存在感ありすぎてちょっと怖いかな。巨大な蓮のモンスターが絵画から飛び出してきそう。

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デスクは白いラタン風の脚にガラスの天板で、モダンさと優雅さが見事に両立しているし、横のミラーにも間接照明が入っていて豪華さも演出されている。
一人かけのラタンの白塗りのようなソファーはビニール樹脂製でした。思い切り寛げる形では無いが、デザインとしては面白いし、上質な部屋の空間によくマッチしてる。

バスルームもゴージャスな色の濃いめの総大理石張り。ベッドルームとは大きな1枚ガラスで隔たれている。
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洗面台には無料のボトル水やハンドタオルなどが、引出しにはドライヤー、アメニティキットが入ってる。シャワーブースはゆったりとした造りで、もちろんレインシャワー付。湯量水圧は当然ながら問題無し。

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バスアメニティーはバスタブ横に。ブランド物ではなく、ケンピンスキーのオリジナル。

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TVは置き型だが首が回る角度可変型なので、簡単にデスク側や浴室側に向けることができる。TVの台下はミニバーになっていて、引出しにはLAVAZZAのコーヒーマシンなども収納されている。冷蔵庫の中の物は大したもんは入ってないので有難味はないが、アルコールも含めて全て無料で毎日補充してもらえるのは有り難い。

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レッドブルは有料。

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狭いながらも開放感のあるベランダで陽に当たりながら飲むビールは格別の旨さ。

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中庭にはラグーン状に張り巡らされたプールがあり、それを取り囲むように低層階と中層階の宿泊棟が建てられている。

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四方を取り囲むことで街の喧騒からプールを隔絶している分はリゾート感は薄れているが、それでも緑いっぱいで気持ちが良い中庭。流石に「街の中のリゾート」を謳うだけあって、バンコクでリバーサイド以外のホテルでは一番のリゾート感。昼間はホテルのプールや部屋でのんびり、夜はちょこっとお出かけする程度のおこもり系滞在には丁度良いホテルである。

一泳ぎしてからイブニングカクテルを楽しみにラウンジへ。
ひだり みぎ

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サイアムワイナリーとのコラボで作られたケンピンスキーのオリジナルワインが並んでいる。元々ケンピンスキーはワインの販売店から始まったそうで、ワインにはこだわりがあるのだと。

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少し前にアフタヌーンティーを頂いたばかりなのでカボチャチップスとアルコールのみで軽く済まし、パラゴンサイアムへと移動する。


左がケンピンスキーで右がパラゴンサイアム。二階部分の空中回廊で連結しているので移動が便利。


朝。

朝食はラウンジで。
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ドリンクは料金が表示されてるけど、もちろんクラブフロア滞在客は無料。

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卵料理で選んだカイジャオも美味い!

ここ2年くらいバンコクのホテル巡りをしてきたが、部屋の雰囲気・豪華さ・過ごしやすさ・立地条件ではセントレジスを抜いて一番。その分お高いんでリピートは懐事情次第になってしまうけど、絶対にまた来たいと思わせてくれるホテルには違いない。

ケンピンスキー・サイアムホテル/Kempinski Siam Hotel


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住所:991/9 Rama 1 Road, 10330 Bangkok
Tel: +66(0)2-162-9000
開業年:2010年



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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    ジャランこ様
    こんばんは。
    フィーリングが大事ですから、実際は細かい表現なんてどうでも良いですよ~。「素晴らしい」の一言を伝える為に色々と書き綴ってしまいましたが、ここまで素晴らしいホテルは文章でわざわざ形容せずとも素晴らしさが伝わるでしょうし!もう素晴らし過ぎて、ロイヤリティープログラムによる顧客囲い込み戦略にまんまとハマってしまいそうで怖いです。(苦笑)

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