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田舎町ピサヌロークの夜


夜、特にあてもなくピサヌロークの町を探索してみることにする。

先ずは町で一番賑やかであろう鉄道駅前へとペダルを漕ぐ。昼間の殺人的な暑さが嘘のように過ごし易く、チャリで走っていると薄ら寒く感じる程に気温が落ちている。20℃切ってるくらいじゃなかろうか。
ひだり みぎ
町に出てみると電飾が派手に飾られてキレイなのだが、おかげでそこらじゅうから虫が光に誘われ集ってしまっていて、足を止めた瞬間に虫の標的となる。まぁ足を止めて見たいと思えるような店も無いので良いのだが。駅の周辺っていっても簡単な衣類の店、飲食店、ゲストハウス、金物屋等がゴチャゴチャと並んでいるくらいで、観光客として楽しめるような所は殆どといって良いほど無いんで。強いて見所を挙げるなら駅の西側に小規模なマーケットがあるくらいかな。


続いて、ナイトマーケットが開かれるというナーン川の畔へと向かう。

ひだり みぎ
服・下着・アクセサリーなど衣料品関係の露店が中心に幾つか並んでいるが、チェンマイやバンコクのナイトマーケットのような市場全体に渦巻く活気・熱気は無く、非常に廃れてしまっている印象。


買い物は諦め、川沿いのバーに腰を下ろしてビールを頼む。忙しい企業戦士にはこういった「何もせずにゆっくりしてビールを飲む」という充電時間は最高の贅沢であり、夜風にあたりながら川辺で黄昏ながら飲むチャーンビールは格別に美味く感じるもの。


ピサヌロークはタイ北部ナーン地方に源を発すナーン川が形成する扇状地の扇端部に位置し、北方はナーン川を遡上してラオスと国境を接する北部タイのナーン地方と繋がり、南方にはチャオプラヤ川を下りアユタヤやバンコク経由でタイ湾に出ることができる。また、ピサヌロークの西方には世界遺産の町スコータイやミャンマーが位置し、東にはラオスのヴィエンチャンや遠くべトナムとも陸路で繋がる。このようにピサヌロークはインドシナ半島の南北回廊と東西回廊が交差する交通の要衝に立地しており、現代においても北中部タイ地方の中心商業都市として発展 を遂げている…とジェトロかどっかのテレビ番組で紹介されていた。それが、この日のこの廃れっぷりはどうしたもんだろう。皆、正月休みで出払ってしまって蛻の殻にでもなっているのだろうか。

川辺の露店でビールを一杯飲み、自転車を押してホテルに戻る途中、規模は大きくないながらも賑やかなバーストリート的な一角を発見。

トップランドホテルから西に100m程いった所に3-4軒ほどの西洋風バーが立ち並ぶ。

ひだり みぎ
中からは威勢の良い音楽が聞こえて賑やかだが、決して大勢の客で賑わっているという訳ではなさそうだ。


幾つか並ぶバーの中から、ライブミュージックが楽しめるSur Barに入店。豹柄パンツのセクシー女性がグラスにビールを注いでくれて良い感じで、客が一人なもんでライブミュージックを独り占め。


他にやることもなく、大瓶ビール一本で1時間くらい粘っちゃいました。チップやカバーチャージも無く、ビール代80バーツのみの明瞭会計。

鉄道でチェンマイやバンコクからスコータイへ向かう場合は必ず立ち寄る事になるピサヌローク、非常に小さな町なので見て回るには1日あれば十分だ。

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