SPG修行での使い勝手も良いシェラトン広州

今回の宿泊先は広州の新市街地とも言うべき天河エリアにあり、空港からの移動も地下鉄で一本と何かと便利な立地のシェラトン広州。広州にはWホテル1箇所・ウェスティン2箇所・フォーポインツ1箇所・アロフト1箇所・シェラトン2箇所とSPG系列が5ブランド7ホテルと揃っているが、その中でもこのシェラトン天河がコスパも含めた総合力ではナンバーワンかと思う。アロフト・フォーポは宿泊費に釣られて昨年の修行時に利用したけど立地がね…。

天河路一帯はシェラトンだけじゃなく、天河路の左右に名だたる有名ホテルが乱立していて、さながら“太平洋ベルト”ならぬ“天河高級ホテルベルト”といった具合になっている。

西からスプリングデール・シェラトン・マリオット・フレイザースイーツ・マンダリンオリエンタル・アスコットと外資系ホテルが数珠繋ぎに並び、今年の4月には天河北路に新しいアロフトもオープンするらしい。高級志向のショッピングモールも並び、凄くハイソなエリアとなっている。旧市街に泊まるか新市街で泊まるかでここまで大きく印象が変わる都市も珍しいわ。ほんと、別の惑星かよって思うくらい。


シェラトンの最寄り駅である体育西路駅から出たらこの壮観。ここに来る度に新しく高層ビルが建って風景が変わってる気がする。


そんな高層ビル群の中に建つガラス張りの近代的建物が天河のシェラトン広州。足元にはイオンが入る天河城モールがあるので、ちょこっとした買い物や小腹が空いた時にも困らない。

ひだり みぎ
中央を吹き抜けにしてドングリみたいな黄金のシャンデリアを垂らしたロビーは少し派手すぎるくらいに豪華絢爛で、「高級ホテルに来たぞ!」という気にさせてくれる。445という客室数にしてはシーティングエリアが少ないが、展示会絡みの繁忙期以外は余り混雑しないので然程気にはなる程ではない。


フロントのスタッフは男女ともに礼儀正しくフレンドリーで、いつ来ても好印象。この日は10:00広州空港に着いてホテルに直行予定だったので事前に電話でアーリーチェックインをお願いしたところ、あっさり快諾。11:00にホテルに着いたら直ぐに「○○様のご到着を今か今かとお待ちしておりました、長旅お疲れです。」的なノリでスムーズに部屋まで案内された。スタッフ間の連携も良いし、ここのホテルはスタッフ間の仲も良いんだろう。


エレベーターホールもゴージャスな造りだけど、色のベースが落ち着いているので、下品で嫌味な成金趣味とは一味違う。

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今回の部屋は30階のエグゼクティブダブルルーム。プレミアダブルと同じ部屋のレイアウトとアメニティとなっているが、エグゼクティブルームは29-32階の高層階で、ラウンジアクセスが付いてくる。SPGプラチナだと大体この部屋がアサインされるかな。スイートアップは非常に稀。

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豪華なパブリックスペースとは裏腹に、客室は地味な暖色系をベースに落ち着いたデザインとなっている。


ウッディな壁面収納にはめ込まれた液晶テレビは40インチと大きさ十分で、角度を変えればバスタブの位置からもテレビを楽しめる。

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ウェットエリア。広々とした使い易いシンクにハンドシャワー付きで大き目のバスタブがありがたい。便座の真ん前という位置に違和感を覚えてしまうが、トイレの正面にはレインシャワー付きのシャワーブースも設置されている。

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ベッドルームからの眺め。格好の良い大人はワイングラス片手にバスタブの湯に浸かりながら映画を見たり窓の外の夜景を眺めたりするんだろう。

ひだり みぎ

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窓の外は毒霧に包まれた高層ビル群。利通ビルや広昴国際ビル・広州国際金融センター・CTF金融センターなど、300-500m級の高層ビルがバンバン建っている。ラウンジは反対のサッカー場を向いているので、両方の景色を楽しみたい場合は珠江側の部屋を取るのが良いだろう。

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エグゼクティブラウンジは33階。テラス席もあるけど高い壁で囲われてしまってるのが残念。


室内からは中信ビルと広州恒大のホームスタジアム・天河体育中心体育場ビューが楽しめる。角度によっては普通にラウンジからの試合観戦もできなくもなさそうだけど、やっぱり試合となると現地スタジアムの臨場感を味わいたいもの。2016年こそはACLの試合を見に行きたい。

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さて、このラウンジだが、利用客にコスモポリタンな白人駐在員様が多いことと関係してるのか、カナッペも白人ウケしそうなジャンクなメニューが中心となっている。普通に酩酊状態で周りにも聞こえる声で商談してる白人ビジネスマンの脇の甘さったら無いわ。

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シェフ常駐でパスタとサンドイッチはオンデマンドで用意される。せっかくの中国人シェフなんだから中華なメニューを作らせたったら良いのにな。シェフの表情も心なしかパスタじゃなく油淋鶏とか北京ダック作りたそうだったし(←気のせいかも)。

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充実のデザート。このほか、サラダバーやチーズプラッターもあり、ラウンジアクセスがあればディナー要らずの充実した内容になっている。

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アルコールは基本的にセルフサービス。ワインはオーストラリア産と中国産の2種類で、この日は赤のみだった。

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この日は外で食べる予定となっていたので飲まず食べずで退室し、軽く一汗流して腹を空かせることに。ここでもガチでエクササイズする白人が幅を利かせてたので、少し入りずらかった。

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もやもや空気をいっぱい吸いながらプールで平泳ぎ。


シンガポールを彷彿とさせるこの空間は、プールとしてもバーとしても雰囲気が良い。空気は汚染まみれで最悪だけど。

一泳ぎ後、土曜日なのに夜8時過ぎまでオフィスで仕事をする奇人と合流して太古匯へ。鼎泰豊で軽く飯を食って飲んで一日が終了する。
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翌朝の朝食は二階のFeastで。プラチナ会員ならウェルカムギフトでポイントを選んでも朝食会場が利用できる点もシェラトン広州の素晴らしいところ。ありがたくフルビュッフェを楽しませて頂きます。


中華もウェスタンもメニューは充実してるけど、ちょーっと中は込み過ぎかな。先ず、会場に入った時点でウェイターと共に会場内をウロウロして空席探しに奔走させられ、席を見つけたと思ってコーヒーを置いてマーキングしたのに、食事を取って戻ると何故かインド人夫婦が自席で朝食を楽しんでいるという…。お前、誰だよ!!!どっから湧いて出てきたんだ!!結局、私のコーヒーを指差しつつインド人に抗議をしつつも席はインド人に譲り、自分は他のソロ客と相席で食事をすることに。

シェラトン広州は朝食付きのスペシャルオファーを定期的に出しているので、いつ来ても朝食会場はオーバーロード気味。こういう経験をしたくない方は、33階のラウンジでご朝食をどうぞ。

Wホテル1箇所、ウェスティン2箇所、フォーポインツ1箇所、アロフト1箇所、シェラトン2箇所が揃う広州。更にアロフト・メリディアン・3軒目のシェラトンが建設中であり、SPG修行拠点としての価値も高まっていくようだが、やはり修行の軸になるのは天河のシェラトンとウェスティンでしょう。タクシーで200円そこらで移動でき、宿泊費もそれぞれ800元台(14,500円)++程度~と、BKKのウェスティン・シェラトンラグジュアリーコレクションを使った修行よりは安上がりで修行できる。シェラトン-ウェスティンを利用した滞在数稼ぎは中国に免疫力のある方にはおススメです。

*広州でのSPGホテル滞在記:
ウェスティン広州
アロフト広州大学城
フォーポイント広州

【シェラトン広州/Sheraton Guangzhou Hotel】

208 Tianhe Road, Tianhe District Guangzhou,
Guangdong China
Phone: (86)(20) 6668 8888

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    グリーン様
    あ、確かに広州は巨大ですけど、ポイントを抑えて観光すれば、凄く楽しめるかと思います!
    タイミングが合えばご案内もできますし、田舎者だからと恐れずに、是非是非いらして下さい(笑)

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