ニッコーホテルサイゴン クラブルーム宿泊記

今回のベトナム出張は日本からの出張者数名と一緒に行動することになったので、JALの陸マイラー疑惑のある出張者の希望で宿泊先はニッコーサイゴンに。日航では邦人スタッフがいたり朝食に和食が振る舞われるだけでなく、日本語放送のTVやバスタブ&ウォシュレットを全室で完備する等、ハード面も日本人ユーザーに気をかけたサービスをウリとしている。自分もSPGにのめり込む前はここを定宿としてたし、今でもホーチミンでのホテルの中ではコスパはここが一番だと思う。ただ、会員プログラムがちょっと物足りないう理由でシェラトンやメリディアンサイゴンに靡いてしまった。

ひだり みぎ
ニッコーサイゴンは地上23階建ての高層ホテル兼サービスアパート。大通りからは少し奥まったところに建っている為、館内ではホーチミンの喧騒が嘘のような静けさが保たれている。


車寄せに到着すると、スーツケースはポーターからチェックインスタッフに引き継がれ、襷リレーのように首尾よくクラブラウンジまで運ばれる。2011年12月のオープンから4年が経過し徐々に徐々にではあるが従業員の質も向上してきたが、恐らく離職率は高いのだろう。いつ来てもスタッフの顔ぶれが変わってるような…。

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モダンでエレガントでスタイリッシュなフロントロビーは天井が高く、ドドーンとぶっとい円柱の柱が3本立っている。なんとなくだけど、SF映画に出てくる宇宙船内のような近未来的な雰囲気である。

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天使の輪っかが浮かぶロビーラウンジも広々としていて、まるでキャセイのラウンジのような落ち着ける空間となっている。「ニッコーブランド特有の安心感に満ち溢れ、ホテルに戻る度に落ち着いた気持ちにさせてくれるなぁ。」とは日本からの出張者の弁。JALのマイルも貯まるし、ニッコーサイゴンでの滞在に大そうご満悦の様子である。日本からの出張者はここに泊めときゃ外れない。


今回はクラブルームの予約の為、最上階23階のラウンジで甘酸っぱい南国風ドリンクを飲みながら優雅にチェックイン。邦人スタッフは頻繁には現場には顔を出していないようだし、現地従業員も「ニホンゴ、ベンキョウチュウデス」という方が殆どで、日本語対応は期待しない方がいいかもしれん。現地スタッフの対応もいかにも南国の人らしい緊張感の無い緩~い感じが一挙手一投足から伝わってくるし、まぁ良くも悪くも肩肘張らずに気軽に泊まれるホテルということで。

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居心地の良いクラブラウンジにはバルコニー席も用意されている。

【ラウンジサービス】
朝食:06:00-10:00
アフタヌーンティ:14:00-16:30
ハッピーアワー:17:00-20:00

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アフタヌーンティーのスナックの一部。朝食⇒アフタヌーンティー⇒晩餐と一日中ホテル内でまったりしてられる。カクテルアワーも3時間と長いし、ホテルでのリフレッシュステイを満喫したい場合は是非ともニッコーサイゴンのクラブルームをおススメしたい。

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生絞りジュースやロンネフェルトのお茶も飲み放題。

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夜のハッピーアワーは日替わりでホットミールが毎日2~3種類出てくるが、中でも酒の肴におススメなのはレッドチリと海老のムース詰めにベークドポテトとベーコンのロール。

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勿論、ホットミール以外のつまみ系、デザート系も充実していて、ラウンジ内だけで腹一杯ディナーを楽しむことができる。

続いて、部屋を見てみよう。
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ロビーやクラブラウンジと同様の格調高いモノトーンなテイストで統一されたクラブルーム。無機質なようでどこか柔らかさを感じる部屋である。

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近くに遮る物が無いので見晴らしも抜群。見応えがあるわけではないが、開放感があり清々しい気持ちにさせてくれる景色である。

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クラブベネフィットの説明書きとウェルカムフルーツ。クラブベネフィットには先述のラウンジサービス以外に、15:00までのレイトチェックアウトと1時間のミーティングルーム使用権とが含まれる。ただ、レイトチェックアウトはかなり渋々な印象で、希望が叶ったことは一度もない。2時までと言えば1時までとなり、3時までと言えば2時までとなる。

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デスク周りも落ち着いたトーンで統一されている。ソファやオットマンもデスクと同じく丸みを帯びた形状となっていて、さもすれば無機的になりがちなモダンな部屋に優しい彩どりを与えている。


部屋に入って直ぐ右手にあるクローゼット内には、ヘルスメーター、バスローブ、傘、金庫、スリッパ、シューブラシ等が備えられている。

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クローゼットの横の棚。冷蔵庫のミニバーにはドリンクがガッサリ詰められている。ビールなんて4種×2本で合計8本ですよ。飲む度に補充されるんだけど、一気に8本も飲めませんわ。

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細長い楕円形の鏡の淵が照明になっていたりとスタイリッシュなバスルーム。バスタブは深く大きくゆったりと湯舟に浸かることができるが、シンクは狭いし水はねが気になるので、使い勝手はすこぶる悪い。アメニティはボディウォッシュ用のヘチマから洗濯用の洗剤まで用意されているし、質も良し。

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広々としたシャワーブースにウォシュレット付きトイレ。それぞれ素晴らしく清潔に保たれている。タオルもふかふかの質感が保たれてるし言うこと無し。

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家電は全て日本製で統一されている。TVにDVDプレイヤーはSONY、ドライヤーはパナ、もちろんウォッシュレットはTOTO。こういうのも地味に嬉しいし、ここまでオールジャパンで揃えれていると、何とかこのホテルを応援したくなってくるというものだ。

朝食も素晴らしいクオリティ。

朝食会場は2階のラ・ブラッセリー。ちょっと込み合ってしまうけど、和食も充実してるのでラウンジでの朝食よりもこっちがおススメ。

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フレッシュジュースと淹れたてベトナムコーヒー。

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バインミーやフォーなどのベトナム料理や卵料理は具材を指定してその場で調理してくれる。卵料理はポーチドエッグ、目玉焼き、オムレツなどの定番どころに加えてスパニッシュオムレツという変わり種も用意されていた。薄っぺらい円形のやつ。

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和テイストな小鉢料理も日替わりで色々と楽しめる。小鉢コーナーは日本人以外は食べないだろってのが殆ど。

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おこわ、茶わん蒸し、サバ、牛肉卵とじ、出し巻き玉子、茄子の煮びたし、ソーメンのゼリー寄せ、シラス、お浸しなど、日本人好みのセレクションが並んでいる。


お盆を使って自分好みの和定食も作ることもできるが、連日の深酒で胃がキリキリしてたので、今回は毎朝フルーツメインでさっぱりと。完熟パパイヤが素晴らしく、いくら食べても飽きがこなかった。

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フィットネスクラブにプールは5階。

使い勝手はイマイチだけど、一応はホテルと中心街を結ぶシャトルバスも運行している。

09:00、11:00、13:00、15:00、18:00、19:30ホテル発で、ベンタイン市場⇒市民劇場、聖母マリア教会⇒統一会堂と回ってからホテルに帰還するコースをとっている。まぁホテルに常駐してるビナサンタクシーでも日本円で400円程、15分程度で市街地に移動できるので、タクシーでの移動が良いとは思うが。ちゃんとホテルスタッフがドライバーに目的地を告げてくれるし、タクシー番号の控えも取ってくれるので安心だし。

ホテル近辺はと言うと…
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凄い交通量。引っ切り無しに道路の両車線を大量のバイク・車が往来するので、道を渡るのも一苦労である。


ニッコーホテルのお隣に建つNOWZONEというファッションビル。

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5階はゲームセンターやフードコートなんかがあるが、ビジネス向きの食事場所ではない。やっぱりホテル周辺は余り居心地の良い店もないので、ニッコーサイゴンでホテルステイを最大限楽しむにはクラブフロアが一番という結論になる。

何度泊まっても素晴らしいコスパのニッコーサイゴン。中心地からは離れているけど、タクシーでも日本の初乗りより安い料金で移動できるし、市内観光目的の滞在でも移動はそこまで苦にならないレベル。ただ、やっぱりこのホテルの使い方は週末クラブルームでのリフレッシュステイが王道かな。市街地から離れてる分だけ静かだし、クラブラウンジの居心地も悪くないんで。

ニッコーサイゴン/Nikko Saigon Hotel





・住所:235 Nguyen Van Cu Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
・電話:84-8-3925-7777
・チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00
・HP:ホテル・ニッコー・サイゴン



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