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ブリンハルジョ市場とパク・アラマン王宮


ジョグジャ4日目の朝。宿泊先でピリ辛インドネシア料理の朝食を食してから、清々しい朝陽を浴びながら歩いてマリオボロ通りを南下する。


国営観光案内所でトランス・ジョグジャ(市内を走る路線バス)の路線マップを入手し、更に南へ。

ミロタの対面にあるブリンハルジョ市場に入ってみる。

1925年に建築された現ブリンハルジョ市場、今は南国風グリーンをベースとした瀟洒で風情漂わす建物になっているが、内部は人と物でごった返していて、外観のように気取った感じの無い庶民的市場のようである。

ひだり みぎ
市場の内部は外観からは想像もつかないほど奥に広い造りになっていて、狭い通路に多くの店舗が立ち並び、買い物客で賑わっている。熱気ムンムン、異臭プンプンのアジアンなローカルマーケットだ。


建物は3階建てになっていて、1階は衣類に布地屋メイン。衣類をゴミ袋に入るだけ詰め込んで担ぎ帰る商人風婆さんの姿もあったので、恐らく街中の衣服屋の卸屋として機能しているのだろう。正札制ではないので、至る所で電卓を使ったアツい交渉が行われている。

ひだり みぎ
伝統的な衣装から現代風の洋服、ムスリム用のスカーフからバティックの布まで、あらゆる衣料品が盛りだくさん! バティックの布だって化繊からシルクまで揃っている。

小生も試しにプリントTシャツの値段を聞いてみると、50,000ルピアとの回答が返ってくる。昨晩路上のベンダーで買ったTシャツは10,000ルピアだったぞ!ということで電卓に10,000と打ち込むと、それまで明るかった売り子の表情が一転険しくなる。眉間に思いっきり皺を寄せ、指を3本立ててくる。3,000ルピアか?と白々しく聞いてみると、冗談はよしてくれといった本気面で30,000と言い返される。気軽に値段を聞きたかっただけなんだが、相手にとったら生活をかけた真剣勝負の交渉事だ。まぁ確かに昨晩買ったシャツより縫製も生地もしっかりしているので30,000くらいが妥当かとは思うが、ついつい20,000でどうかと口走る自分。こんな感じの行ったり来たりの交渉の結果、落としどころは言い値の丁度半分の25,000ルピア。値下げまでさせて買わないのは市場内でのルールに反するかと思い、またもインドネシア国外では絶対に着用の出番が無いシャツを買うことに。こういう面倒な交渉事無しで買い物を楽しみたい場合は対面のミロタに行けば良い。冷房付きの快適な環境で交渉無しに自分のペースで買い物できる。


市場の中央には上層階へのエレベーターがあるが、当然のように作動しておらず階段として使われているのが悲しいところ。


踊り場から1階を見下ろすと、細い通路の両脇に店舗が並んでいるのがよく分かる。朝の08:00過ぎにはまだまだ開店していない店も多数あるので、これから午後にかけて更に来場者数が増え賑やかになるのだろう。

2階は衣服以外にも干物、小麦、米、香辛料、青果など豊富な食材がズラリと並び、その隣には日用品や電化製品も勢ぞろい。ここで人間観察をしていれば市井の人々の生活様式が一目瞭然だ。

ただ、風通しが悪いマーケット内は空気が澱んでいて肺がやられてしまいそうなので、適当なところで切り上げることに。

お次は先に立ち寄った観光案内所で勧められたパク・アラマン王宮へ。小生がジョグジャに根付く宮廷文化に興味がある旨を伝えたところ、ジョグジャ王家の分家的な王宮があると教えてくれたのだ。規模はジョグジャカルタ王の王宮に劣るものの、パクアラマン王宮も一部が博物館として公開され、王家に纏わる数々の展示物を見ることができるそうだ。
ひだり みぎ
フレデブルク博物館前でトランスジョグジャに乗り、ちょうどパクアラマン王宮前にある停留場へ。奥には確かに宮殿と思しき建物が見える。平穏の様相を呈しているが、幾多繰り返されたマタラム王朝の権力抗争による帰結として建てられた宮殿と思うと何だか考えさせられる。

どういう経緯を辿ってマタラム王国が4つの王家に分裂してしまったのだろう。分家の博物館に行けば少しはその答えが見えるだろう。意気揚々と王宮の中に入ったところ、思いっきり胡坐をかいてお休みモードだった宮仕えに阻止される。ちょっと待てミスター、と。呼ばれてきた英語が出来る別の士官によると、残念ながら本日は一般開放していないんだと。なんだい、折角ここまで来たのに。観光案内所の情報はなんだったのか。

結局、パクアラマン王宮に関しては分からず仕舞いで引き揚げることに。
次はローカルバスを乗り継いでムラピ山の麓にあるカリウラン村を目指す。

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