ハノイシェラトン クラブルーム宿泊記

今回のハノイ滞在の宿泊先に選んだのはハノイシェラトン。静かで穏やかなタイ湖の畔に位置している為、町の騒音に邪魔されずにゆったりとした安らぎの時間を過ごすことができる癒し系のホテルである。ハノイだと個人的には賑やかなホアンキエム湖周辺や旧市街地のホテルが好みなのだが、今ならシェラトン5泊で週末無料宿泊券が貰えますからね。今回は見事にプロモに釣られてしまいました。

ひだり みぎ
ノイバイ空港からはメータータクシーで30分弱、運賃はVND330,000(≒US$15)。支払いを済ませている間にベルの方がトランクからスーツケースを出していてくれ、スムーズにホテル内へとエスコートされる。


車寄せでタクシーを降りエントランスを過ぎると、中国とフランスの影響を受け続けたベトナムらしい中仏折衷的な様式の中庭に出る。歴史情緒あふれる古都の名門ホテルの風格が香り、これからの滞在に期待を持たせてくれる。

ロビーはこじんまりとしながらも、ドーム型に装飾された高級感溢れる 天井が優雅さを醸し出している。もう少しベトナムベトナムしてると予想していたのだが、テレビで見るような90年代ヨーロッパの高級ホテルのよう。

フロントは入って左手すぐにある。パスポートを渡すと直ぐにクラブラウンジへ向かうよう促された。最安値の部屋を予約していたのだが、プラチナ特典でクラブルームにアップグレードして頂けたようだ。すみませんね、最安値での予約なのに。

クラブルームの特典。

ラウンジの利用だけでなく、朝食会場の「オーヴンドール」でのコンチネンタルブレックファーストやバー「デジャブ」でのイブニングカクテルサービスまで付いている。今回は4日も滞在することからウェルカムギフトは朝食を選択しようと思っていたので、非常にありがたい特典だ。

17階にあるラウンジはミーティングルームの他、パソコンとプリンターも完備しているので便利。

白人の長期滞在者が多いようで、毎晩ディナータイムには同じ顔触れのメンバーで席が埋まっていた。299室あるホテルにしてはラウンジはちょっと座席数が足りないかな。

イブニングカクテル時にはオードブルの他、オープンキッチンでシェフが餃子を焼いてくれたりもする。酒の肴も焼き鳥やアワビのガーリックバター焼き、チキンウィング、チャオ・トム(さとうきびに海老の練り物を巻いた料理)など日本人好みのメニューが日替わりで供されるので、ついつい酒が進んでしまう。
ひだり みぎ
ワインは赤白共にMixtusという聞いたことの無いアルゼンチンワイン。何故に敢えてアルゼンチン物なのか。安物でいいのでどうせならご当地ワインを飲みたかった。


結局今晩のお供はハノイの地ビール。キンキンに冷えたビールを片手にホカホカの焼き鳥を“ウシウシ”と味わえる極上の幸せ。圧倒的至福っ!!!

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=C5-cjm7WfzA[/youtube]
焼き鳥とビールといえばコレ。ビールと焼き鳥が極上に美味くなるカイジの一場面を見なくてわ。数年ぶりに見たけど色褪せませんね。

ひだり みぎ
ウシウシと焼き鳥を食しながらカイジを観ていたら、タイ湖の向こうに夕陽が沈んでいき、辺り一面が幻想的な真っ赤な光に包まれていくではないですか。酒が入っているという事もあるのだろうが、一幅の絵画のような絶景に思わずうっとりすしてしまう。はたから見ればただの平凡な湖であるタイ湖がなんでデートスポットとして崇め奉られているのか分かった気がする。


続いて1階の裏門側にあるBarデジャブを攻める。

ひだり みぎ
レトロでクラシーなエントランスとは裏腹に、中は音楽ガンガンでイケイケディスコのような雰囲気で、おっさん一人では少々入りずらい。

ひだり みぎ


イブニングカクテル用メニュー。どうせ缶ビールくらいかと思ってたが、生ビールやカクテルも提供されるし、フードメニューも本格的な単品メニューが並んでる。寛大なプラチナ特典に感謝。


揚げ春巻きとバッファローウィングがおススメだが、バッファローウィングのタレは激辛なので付け過ぎないように。ダルシムのようにヨガファイヤー噴けちゃいます。

食べて飲んだ後はホテル内ののどかな日本風庭園を散歩。
ひだり みぎ


屋外プールはジャングルのような雰囲気で気持ち良く泳げます。やっぱり東南アジアのプールは屋外に限る。


庭園の直ぐ外はカラフルな光を反射してロマンチックなタイ湖。ハノイ人にとって身近な憩いの場となっているようで、夜な夜な涼を求める家族連れや愛を語り合う恋人たちが50ccのスクーターで集結する。小さな湖畔の替え歌(静かな 湖畔の 森の影から 男と女の 声がする…)通りのシチュエーションになりそうな雰囲気だ。


裏門側は城塞のように石垣に囲われている。防御バッチリのように見えるが、銃眼が無い上に警備員も一切配置されていないので、これでは容易に侵入者を許してしまう。

さて、肝心の部屋はといいますと、一昔前のシェラトンホテルといった感じだろうか。手入れは行き届いているので築年数程には古く感じない。


タイ湖ビュー。湖の畔に建つ白亜の建物はインターコンチネンタルハノイ。もう少し先にはソフィテルプラザの姿も確認できる。

ひだり みぎ
窓際にはワークデスクにオットマン付き一人用ソファがあり、湖のパノラマビューを見ながら寛げる。初めてハノイの市街地から離れたホテルを選んだけど、なかなか落ち着けて良いもんです。

ひだり みぎ
ベッド正面のチェストの上の壁面に壁掛けテレビが配され、その隣のチェストの開きの中には冷蔵庫が収められている。


ウェルカムフルーツにスイーツ。特別美味しいわけではないけれど、気遣いがありがたい。

ひだり みぎ
水回り。バスアメニティーはシェラトンオリジナルだが、シャンプー、コンディショナーはやけに水っぽかった。その他には必要最低限のアメニティしか置かれていないが、マウスウォッシュ、シェービングキット、ボディスポンジ、ソーイングキット、靴磨き用の布、櫛などはリクエストすれば用意頂ける。


シャワーブース。ハンドシャワーがあれば良かったのだが。

ひだり みぎ
朝食。ラウンジもフィンガーフードだけでなくサーモンや卵料理も用意されている。


ラウンジスタッフもフレンドリーだし、居心地◎。

一方、ロビー階の「オーブン・ドール」は肉じゃが(あまり美味しくない)や出し巻き玉子(美味しくない)、味噌汁(美味しくない)、冷奴(美味しくない)などの日本料理やキンパ(食べてない)やキムチ(食べてない)などの韓国料理を始めとしたインターナショナルで幅広いセレクションが楽しめる。ただ、全体的な料理の質は高いとは言えず、何より煩くて居心地は決して良いとは言えない。従業員もどうやら多忙を極めているようで、アイスラテは15分して催促してからやっと出てくるくらいだし、空いたプレートも中々片づけてくれないという…

総合的に見るとまぁ悪くはないホテルとは思うが、観光メインならやっぱり市街地のホテルを選ぶかな。一応は市内へのシャトルバスサービスなんかもあったりするが、2時間に一本しか運行しないので使い勝手としては良くない。市内⇒ホテルの移動には使えないようだし。

こちらは市内行きのシャトルバスの時刻表。ホーチミン廟、ハノイタワー、ホアンキエム湖で下車可能となっている。

今回の私みたいに日中は仕事で外出しっぱなしという方や、ハノイでゆったりとした滞在を楽しみたい人にはありですかね。

シェラトンハノイ/Sheraton Hanoi





住所:K5 Nghi Tam, 11 Xuan Dieu Road, Tay Ho District
電話:(84)(4) 3719 9000



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