JAL026 シェルフラットで移動する香港⇒羽田

日本への利用は先月に引き続き今回もマルコを浮気して鶴さんを利用。鶴さんなんていったら大正生まれのお婆さんの名前みたいだが、確かにJALの機材は新しくない。それでも不快リクライナー搭載の広州―成田便とは違い、香港-羽田便はビジネス席がシェルフラットシート(JAL SHELL FLAT SEAT)になっている。不快リクライナーより1世代新しいモデルで、6月現在、香港路線のほか、ホノルル、シンガポール、バンコク、シドニー、上海便に採用されている。とはいえ10年以上前に登場した1世代前のライフラットシートなので、寝ていると体がずり落ちていくという悪評なんかも耳にする。滑り台なんて揶揄されたりしてるくらいだし。やっぱり機材的には若くてピチピチなマルコがベストなんだろうが、それでも鶴さんのねっとり熟女サービスもたまには良いもんだ。


香港―羽田を結ぶJL26便。フライトルート的にK側の方が景色が楽しめるんじゃないかと考え、2列目の窓際K席を選択。


出国手続きを済ませ、WINGでひとっ風呂浴びてからゲートへと向かう。香港―羽田便はJALも流石の奴隷船ぶりで、サラリーマン風の方々を中心に優先搭乗レーンに長蛇の列が出来ている。JGCだよなぁ。マルコポーロクラブは緑会員から優先搭乗権を剥奪するなんて実しやかな噂も流れてるが、JGCがこのまま大量繁殖していくならJALも考えないといけないのでは。


機材はB777-200ER。ゲート横で機材を眺めていたら、CAを捕まえて「JALのダイヤモンドメンバーなんだけど」なんてオラってるサラリーマン出現。列に割って入りたかったみたいだが、「皆さん優先搭乗対象のお客様なので並んでください。」と言われて撃沈してた。こういう人、ネタなのかと思ってたら本当に実在するんですね。

ひだり みぎ
シェルフラットシート。「 “Private and Relax”をコンセプトに、寝返りがうてるほどのゆとりのスペースで心地よい眠りを提供します。」なんて謳われていたけどかなりジャストフィット感があるので寝返りはきっついわ。香港―羽田の4時間のフライトならまだしも、1晩ここに収容されるのはキツイ。


2-3-2の配列はやっぱりちょっと無理して詰め込み過ぎた感があるわ。3列のど真ん中とか全力で避けたいところ。


アップライトポジション、リラックスポジション、ベッドポジションがワンタッチで調整可。流石に調整できるポジションがスカイリクライナーより多くなっている。


スカイリクライナーなんてこんな前時代的なシートコントローラーでしたから。


リクライニング角度は最大170-171度と、流石に本物の滑り台と比べれば緩やかな斜頸。
巡航中は飛行機の機首が少し上を向いていることもあって機内で寝るタイミングではもう少し180度に近づくことになるが、それでもやはり体がずり落ちる。そして何よりシートが硬く、寝て起きたら越しやら脹脛やらが痛かった。どちらかといえばリラックスポジションからもう少し背もたれを倒した状態の方が寝やすかったかな。


足下は広々としているが、離発着時に荷物を置くことはできないので、手荷物は棚に収納する必要がある。

CAは日本人の若めのお姐さん2名に日本人マダムのチーフ1名。アメニティーポーチやウェルカムドリンクなどはなく、耳栓とアイマスクのみ離陸前に支給される。まるで老舗旅館の女将のような心配りのパーサーによる挨拶の後、「本日も定刻通りの出発にご協力頂き…」と機長のアナウンスが入ってスポットを出発する。


ANAに続いての離陸。


雨天続きの香港だったが、この日はからりと晴れ上がった快晴。青空が気持ち良すぎる。


台湾に向けて一直線。

ひだり みぎ
台湾に上陸する頃にテーブルクロスが敷かれ、OTSUMAMIとウェルカムドリンクが、続いて食事が配給される。

ひだり みぎ
献立、ドリンクメニューはこちら。

【和食】
豚肉鳴門巻き 胡麻酢掛け
海老と玉蒟蒻の串打ち
鰻蒲焼き
野菜の出汁巻き玉子
紅白生姜
椎茸甘露煮
夏野菜のゼリー寄せ
茶蕎麦 錦糸卵添え
ご飯・味噌汁・香の物
アイスクリーム
メインの台の物
6月 鱸のちり卸し掛けと牛肉すき煮
7月 銀鱈西京焼きと豚肉生姜焼き
8月 白身魚の幽庵焼きと鶏七味焼き

【洋食】
トマトファルシ
パルマハムとパパイヤのロール
サーモンタルタルロール
フレッシュサラダ
パン
アイスクリーム
メインディッシュ
6月 牛フィレステーキ マデイラソース or 白身魚のプロガンス風
7月 ビーフのブルゴーニュ風赤ワイン煮 or 鶏もも肉のソテー BBQソース
8月 牛フィレステーキ BBQソース or サーモンのソテー サフランディルソース

ひだり みぎ
嘉義・台中と通過したところでワンプレートでメインが運ばれる。


牛フィレステーキ。CXよりはガッツリ食べれるけど、ワンプレートで纏めてガツンと運ばれてくるため、サラダやアペタイザーを先に食べてるとメインが冷めてしまうのが致命的。どうしても食べ急いでしまう。

ひだり みぎ
南投辺りの山岳地帯。合歓連峰になるのかな。

ひだり みぎ
台湾上空を突っ切ったところで〆のハーゲンダッツ。その間、赤ワインをグイグイ注がれるもんだから、調子に乗って飲み過ぎてしまう。


奄美辺りで強烈な食後の睡魔に襲われ、シートを倒して昼寝。


気付けば東京。


(多分)マリンスタジアム。この輝き、きっと福浦の打席に違いない。


浦安が派手なライトアップで誘ってくる。


ブレッブレのゲートブリッジにスカイツリー。ここらへんの夜景は見応えある。


食って飲んで寝てと、あっという間の4時間だった。シートは評判通りアレだったけど、香港―羽田くらいのフライトなら耐えられないことはない。なんだかんだでやっぱりJALが好き。

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    匿名様
    ご指摘頂きありがとうございます。思い込みって怖いですね…。確かに言われてみたらそうでした。記事、修正させて頂きました。ありがとうございました!

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