怠惰な土曜日昼下がりはエラワン祠とアマリンプラザへ

本日は土曜日で一日まるまるフリー。午前中は伊勢丹、セントラルワールド、ゲイソーンと周ってショッピング・エクストラバガンザを満喫し、午後は御利益が凄いと評判のバンコク一のパワースポット・エラワン祠の四面神にご挨拶しに行くことに。ここ、どんな願いも叶うもんだから、観光客から地元民まで、いつ来ても参拝客が途切れることなくごった返してて、線香の煙がムクムク立っている。とにかくエラワン神の“願い事成就率”は半端じゃないらしく、しかも、安全の神とか学業の神とか恋愛の神様とかそういう専業の神ではなく、悪霊退散や無病息災に病気平癒、商売繁盛、家内安全、金運・恋愛運UPなどオールマイティーにどんな願いも叶えてくれると専らの評判。タクシーでエラワン横で信号待ちしてる時とか、運ちゃんが日常的な習慣のように祠に向かって手を合わせるくらい、タイ人の間でも人気で霊験あらたかな神様が祀られているのである。


ラチャダムリ通りとプルンチット通りが交差するラチャプラソン交差点の一角、グランドハイアットエラワンホテルの隣にポツンと建つエラワンプームことエラワン祠。BTSのチットロム駅からサイアム方向に向かうとスカイウォークから見えてくる。いつもは遠くから眺めてパワーを貰うだけだったが、今日は時間もあったので神の力にあやかるべく参拝してみることに。

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写真左がグランドハイアット、写真右はプルンチット通りの向かい側にあるインターコンチネンタル。こんな高級ホテルが密集するバンコクど真ん中の一角で異彩を放つちっちゃな祠、それがエラワン祠。

早速、小生も花輪、線香、ロウソクの奉納セットを買い求める。参拝セットはエラワンの内外で大量のオバサン売り子たちが売り捌いているので、わざわざ持参する必要は無い。1セット20バーツ~あるが、花が豪華だったら金箔があったりして神様がより悦びそうなものは300~1000バーツくらいする。当たり前だが、絶対に値段を確認してから買うこと。平和ボケした日本人が価格を確認せずに献花用の花や供物を買って数千バーツを請求されたみたいな事件も頻発してたそうだ。特にエラワン外の屋台の物売りは白昼堂々と法外な値段をふっかけてくるということもあるらしいので、混雑していても境内の物売りから買うことをお勧めする。「お代は後で良いですよ」なんて親切を装った甘い言葉に騙されないように。

小生も始めはエラワンの中が混雑していたので外の屋台で買おうとしたが、ネギカモの一見さん来たーとばかりに満面の笑みを浮かべたおばさんに800バーツのハイグレードな奉納セットだけをしつこく勧められて辟易する。いくら極楽の沙汰も地獄の沙汰も金次第とはいえ、800バーツはちょっとなぁ。神様の手前、断りずらいんだけどさ、結局200バーツ分の参拝グッズを購入する。

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参拝方法は分からんので見様見真似。先ずは聖水(!?)で手を清める。汗まみれの手で神にお供え物なんて失礼です。

続いてこちらの黄金に輝くありがたそうなヒンドゥー教の天地創造神・ブラフマー神にお願いごとをば。タイなのにヒンドゥーの神かよ!!なんて気にしない。そんな細かいこと、マイペンライ。

四面神の4面ある顔面に対しそれぞれの方向から時計回りに一つずつ花と線香を持ってお願い事をするのだが、さっそくお祈りを……と思った途端に脳裏に浮かぶ願い事の多いこと!煩悩に支配され過ぎてる。まぁ神様でも金勘定で費用対効果とかは考えてるだろうから、2ooバーツ程度の参拝セットを奉納する小生が大それたお願いをしては神様の機嫌を損ねかねん。ということで、帰りのバンコク⇒香港のインボラ(プレエコからビジネス)というちょっと控えめで現実的なお願いごとにしておいた。線香とハスの花をお供えし、正座を斜めにくずした女座りで、床にくっつけるように頭を三回下げて合掌する。これを4面の御顔それぞれに行う、というのがオーソドックスな参拝方法のようなので、小生も見様見真似でやってみる。神様、どうぞ宜しくお願いします。


エラワン祠の境内で披露されているこちらの伝統舞踊は「奉納の舞」。観光客用のパフォーマンスじゃなく、ブラフマー神に託した願い事が成就した際に感謝の意を示す為に行う舞踊だそうだ。これにも松竹梅あって、奉納金によって踊り子の人数が変わってくるとか。成就率の高いエラワン祠たけあって、踊り子たちは引っ張りだこ。あんな厚手衣装を着てくっそ暑いのだろう、やる気無くて疲労感ありありな感じがちょっとウケる。


神様と交信中(?)だからか、願いが成就した筈の御三名も終始表情を崩さず仏頂面。

参拝後は翌日に仕事関係の人と会う時の話のネタの為、東京堂書店でGダイアリーをし仕込んでおくことに。

オヤジが好きそうな情報が得られるので、営業ツールとして活用してるのだ。こちらが東京堂書店のあるアマリンプラザ。


中は吹き抜けで思ったより立派。テナントは庶民的なブランドがメインのよう。チットロム駅からも直結で立地は良いのに、余りパッとしない印象だ。

ひだり みぎ
3階には民芸品や土産物店が並んでいるコーナーも有ったりするが、ショッピングセンターとしては規模・品揃え共に中途半端。

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店番が不在だったりするしな。


山小屋ラーメンや公文塾、JCBプラザなどがあるのは微かに残るアマリンそごうの名残か。


4階はフードコートになっている。「The Bset Street food of Bangkok」がテーマなようで、屋台風のタイ料理を扱う小店舗がぎっしり並んでる。営業時間は09:00-19:00とのこと。こういうフードコート、清潔だし安いんで、結構好きだったりする。


安っいな。この店なんて一番高くても75バーツ。バンコク一等地のショッピングモール内の価格設定とは思えない。残念ながらルネッサンスで胃袋が悲鳴を上げるまでハイティーを楽しんだ後だったので利用はしなかったが。

で、肝心の東京堂書店だが、無くなってるじゃん。いくら探してもない!!!インフォで問い合わせると、既に他所に移っちゃったよ、って。なんだよー。


でも、アマリンプラザ横のセブンイレブンにもジーダイヤリーが売られていたので事なきを得る。なんか定員が可愛らしい子だったので、この本だけ買うとちょっと気恥ずかしかったりしたので、タイのゴシップ誌も一緒に買ったり。どんだけ小心者なんだ自分。


最後はセブンイレブンの横にあったインドラ廟でもインボラのお願いをして、祠の後ろに建つルネサンスホテルへと戻る。

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