シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いつもは渋滞地獄のタムリン通りが歩行者天国に


アジア随一の大都市ジャカルタ。産めよ増やせよじゃないけれど、溢れんばかりに増え続ける人口は950万人を超え、近郊を含めた都市圏人口は3000万人にも及ぶ。これだけの人口を抱えるメガシティ、確かにシムシティーの世界のようにでっかい都市なんだけれど、地下手や高架道路などのインフラ整備が全くもって追いついておらず、昨今のモータリゼーションの加速も相まって渋滞が酷いのなんのって。閑散時には30分足らずで到着できる距離に4時間も5時間もかかるという絶望的渋滞にはまることもしばしばで、高速道路では車の間を縫って歩くジュースやスナックなどの物売り出現するくらい。どこが“高速”なんだか。他を寄せ付けない圧倒的渋滞、昨年に某英国企業が世界78都市・地域を対象に実施した渋滞度調査では、ジャカルタが栄えある“最も渋滞している都市大賞”に輝いている。もちろん、ジャカルタ市政府としても渋滞緩和の為の対策を取っているのだが…

・ジャカルタの中心部を流れる水路を利用した水上バス
⇒水面に浮かぶ大量のゴミがスクリューに絡まって失敗。

・朝夕のラッシュ時に車の乗車人数を3人以上に制限する“3イン1ルール”
⇒規制区間の手前で乗車人数の足りない車に乗ることで報酬を得る乗車アルバイトが暗躍。

・主要幹線道路中央部にもうけた専用レーンを走るトランスジャカルタ
⇒一定の効果は認められるものの、一般車のバスレーンへの進入、車両不足及び給油所の不足などで課題。

とまあ、効果的な解決策にはなっていない。地下鉄を建設中であったりするが、そもそも人口の極地集中をどうにかしないと何ともならん気がしないでもない。特に渋滞が酷いのはジャカルタを南北に貫く大動脈的存在のタムリン通り。その中でも今回宿泊したマンダリンオリエンタルとグランドハイアットが面するローターリー付近はえげつない交通量を誇るのだが、今日、朝起きてみるとタムリン通りが大変なことになっていた。


マンダリンオリエンタルの部屋から撮影。


アップ。いつも渋滞の絶えないタムリン通りが人で埋め尽くされている。ホテルスタッフに聞くところに拠ると、日曜日はスディルマン通りと合わせて時間限定(06:00-11:00)で歩行者天国になっているようだ。大通りを使ったジョギングやサイクリング、ダンスや空手などで健康なライフスタイルを!!という政府主導のプログラムであるらしい。確かに注視してみると、皆思い思いのままにエクササイズを楽しんでいる様子。これも経済成長の賜物だろう、日常生活に余裕が持てるようになった中産階級層が厚くなったことで、「健康」に意識が向けられ始めているようだ。数万人規模のランニングコミュニティーがあったり、健康飲料、スポーツギア、保険など、多岐にわたるスポンサーが協賛してのイベントなんかも組まれるようになっている。


誘われるように外に出てみると、自動車が締め出された大通りが集会会場のようになっていて、ウォーキングやジョギングに勤しむ健康志向な人の波の中でデモが行われている。

ひだり みぎ

ひだり みぎ
色々な主張をする人権団体などのデモ集団が混じり合ってるが、それぞれ学芸会の催し物のような感じで和気藹々とした雰囲気で主張が叫ばれている。

ひだり みぎ
こいつらはちょっと本気。動員人数も100名ほどいるし、旗や拡声器、街宣車まで揃えている。旗にはSerikat Buruh Transportasi Pelabuhan Indonesiaと書かれているので交通事情の改善を訴える草の根運動集団のようである。

ひだり みぎ

DSC_0070


デモ中のロータリーを離れ、人ごみを掻き分けながらサリナデパート まで南下する。鮮やかな色をしたランブータンを売る屋台。通りには飲食の露店だけでなく、風船売りなども来ていて遊園地さながらの雰囲気も漂っている。

ひだり みぎ
空気は悪いし暑さが厳しいけれど、高層ビルが立ち並ぶ中をウォーキングするのは中々に気持ちの良いものだ。

Related posts (関連記事):

インドネシアの魅力が詰まったテーマパーク タマン・ミニ
インドネシアは主要な5つの島と中規模な群島を含めた17,508の島々から成り立つ世界最大の群島国家。イスラム国家というイメージが強いが、地方地方によって独自の言葉や、食事、風習、宗教が残っている。そん...
幻のコーヒーを探し求めてモールをハシゴ(ITCクニンガン、アンバサダー、ロッテ)
そうだ、同僚にトラジャコーヒーなる土産物を頼まれてたんだ。珈琲愛好家でもない私的にはコーヒーなんてどれも大差ないじゃんと思ったりもするが、このトラジャコーヒーは他品種との比較も出来ない程の唯一無二の存...
王宮公認のジャワ文化博物館・ソノブドヨ博物館
続いてソノブドヨ博物館。タマンサリ出口の周辺には大量のベチャが客待ちで屯していて、みんな生活をかけた客引きに必死。そんなベチャの大群の中から後ろの方で少し足を引きずっている誠実で弱そうなオジサンを敢え...
ソロの骨董品マーケット・トリウィンドゥ市場
いよいよソロの滞在も最終日。昼の便でジャカルタへと飛び、そこからCXで繋いで香港経由成田行きという計画となっている。 朝食会場で、もはや毎朝の定番ドリンクとなったインドネシアの伝統生薬を飲み眠気...

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする