SPGゴールド雑感

Hyattゴールドパスポート、Shangri-laゴールデンサークル、マリワットリワードなど、手当たり次第に色んなFSPに入ってみては平会員の立場でちょびちょびと非効率にポイントを貯めてきたここ数年。去年末には危うくゴールデンサークルポイントを失効させるとこだったし、管理できない小口ポイントを沢山貯めるよりは、やっぱ飛行機と同じでホテルも選択と集中が大事かな、と宿泊先の選定基準を見直すことに。でも、どれも捨てがたいよなぁ。ハイアットでの快適ステイも良ければシャングリラのリゾート感も捨てがたいし、リッツカールトンでの滞在でも中々にwowな体験ができる…うーん。でも香やリッツ、ハイアットは上級会員でなくともマルコダイヤを振りかざせば十分なベネフィットを得られるし…優柔不断な性格なもんで、あーだこーだと悩んだわけだが、結局SPGをプライマリーに据えることで落ち着いた。では、SPGとはいったい何なのか。せっかくなんで備忘録も兼ねてSPGに関してのメモとゴールド会員昇格後の雑感を残してみることに。

spg card
【SPG会員ランク】
「スターウッド プリファード ゲスト プログラム(通称SPG)」はスターウッド系列のFSPで、平社員のプリッファードレベルにゴールド、最上級のプラチナと3段階のカースト区分が設けられている。

【SPGブランド】
St. Regis(セントレジス)
The Luxury Collection(ラグジュアリーコレクション)
W(ダブリュー・ホテル)
Westin(ウェスティン)
Sheraton(シェラトン)
Le Meridien(ル・メリディアン)
Four Points by Sheraton(フォーポイント・バイ・シェラトン)
aloft(アロフト)
Element(エレメント)

アジアの主要都市なら複数のSPGブランドホテルがあることからアジアをうろつき回る自分には使い勝手が良い。それに、フォーポイントやアロフトなど1泊1万円以下で泊まれるようなお財布に優しいブランドが多いのも魅力的。

【昇進条件】
ゴールド:1還暦内に10滞在 or 25~49泊
プラチナ:1還暦内に25滞在 or 50泊以上
SPGライフタイム ゴールド:生涯宿泊数が合計250泊到達且つSPGゴールド以上を5年以上保有
SPGライフタイム プラチナ:生涯宿泊数が合計500泊到達且つSPGプラチナを10年以上保有

*滞在と宿泊の違いについて:1回のチェックインからチェックアウトまでが1滞在(stay)。但し、ホテルでチェックアウト後、同日に同ホテルにチェックインする姑息な作戦は流石に無効で1滞在扱いになってしまうので要注意。1日空けて再チェックインする分にはOK。

SPG修行の聖地であるバンコクでの例を挙げると…
シェラトン グランデ スクンビットに3連泊しても1滞在3泊しか記録されないが、シェラトン→ウェスティン→シェラトンとスクンビット通りを挟んだお隣のホテルにホイッピングすることにより3滞在3泊を稼ぐことができる。移動は面倒だがSPG修行にホイッピングは必要不可欠、連泊は御法度だ。それに、ホイッピングをすることで、上記の例だと3回分のウェルカムギフトを貰うことができるのという利点もある。「ちょっとぐらいの移動、ヒコーキ修行よりは楽だ!甘えんな!」と自分に鞭打って頑張ろう。

では、実際にゴールドに昇格後、どれ程の威力が発揮されたのか。もともと敷居がそこまで高くない上にSPGゴールドが自動付与されるSPGアメックスなんかが出てきたりしてるので、余り期待はしていなかったが…

【SPGゴールドのベネフィット】
•プリファード会員対象のすべての特典+
•エンハンスドルーム(コーナームール、高層階ルーム)へのアップグレード。
•午後4時までのチェックアウト。
•US$1につき3スターポイント。
•エミレーツの航空券購入時にUS$1につき1スターポイントが貯まる。(もちろんマイルも加算可能)
•チェックイン毎のウェルカムギフト(ボーナスポイント、無料インターネット、無料ドリンクサービスの中から1つ選択)ボーナスポイントはアロフト、フォーポイント、エレメントが150ポイントで、その他ホテルは250ポイント。塵も積もれば山となるので侮れない。

主だったベネフィットを一個一個見ていく。
•アップグレード
ゴールドからはSPG上級会員用の専用チェックインカウンターが使えるし、チェックイン時のワクワク感は大きい。が、期待していた程のUG効果は無く、ゴールドになってから今までの14滞在20泊でエグゼクティブフロアやスイートなどは無し。上層階やコーナールームをあてがわれるくらいのものだったので、過度な期待は禁物かと。 アップグレードに関してはホテル従業員にある程度の裁量が与えられているようなので、同じホテルに何泊もして関係が良くなればアップグレードの確率は上がるのかもしれないが、行くところ行くところ初めての宿泊という新参者の私には残念ながらアップグレードの女神は微笑まなかった。まだまだゴールドとしては新人なので、常連になって少しずつ各ホテルと関係を作ってからどうなるか、今後、SPGランク×各ホテルでの滞在回数の相乗効果に期待したい。

•午後4時までのチェックアウト
リフレッシュステイのチェックアウト日でもホテルランチをした後にシャワー浴びて昼寝できるのは有り難い。平日でも客先回りの後にシャワーを浴びてから夜の便で移動なんてのもできるようになったし、個人的にはゴールドとして一番ありがたいメリットだ。一応、部屋の空き状況によるとの規定になってるが、今までレイトチェックアウトを断られたことはないし、アーリーチェックインにも寛大。

•ポイント
加算率が上がったのに加え、ウェルカムギフトのお蔭でポイントは遥かに効率的に貯められるようになった。 SPGはダブルポイントなどのポイントばら撒きキャンペーンなども定期開催されてるので、知らず知らずのうちに貯まっていく感覚。悪くない。

【ポイントの使い方】
•宿泊券への交換
こちらはSPG公式ページからお借りした無料宿泊に必要なポイント数一覧表。
各ホテルのカテゴリーの確認はこちら。 右上の「ホテルカテゴリーを選択」から調べることができる。
spg
ブラックアウト日なしなので、カテゴリー2のシェラトン東莞やシェラトン中山にハイシーズンの週末3000ポイントで泊まれるのはお得。しかも、アワード宿泊でも宿泊実績にカウントされる上、ウェルカムギフトまでもらえてしまうので、250スターポイントをギフトで選べば実質ポイント消費は2750で済む。

・マイルへの交換
スターポイントのマイル換算率は通常1対1だが、20000ポイントの移行で5000マイルがボーナスで付与されるので結構オイシイ。
最強はやっぱりエアカナダのアエロプランにポイント移管してからのアジア行きスタアラ便の特典航空券だろう。日本から中国、香港、マカオ、韓国、台湾、シンガポール、タイ、ベトナムへのビジネスクラスの往復特典航空券が30,000マイルで、ファーストクラスが50000マイル、エコノミーならなんと20,000マイル。香港以東のシンガポールやタイ、ベトナムへの特典航空券が異常にお得になっている。SQの東京⇔シンガポールのファーストクラスが50000マイルか。香港⇔東京の往復ビジネスクラスで50000マイル消費してしまうキャセイの交換レートが馬鹿馬鹿しく思えてくるくらいの太っ腹レートなので、SPGポイントはアジアマイルではなくエアカナダのアエロマイルに変えていこうと思う。アエロプラン側でもコンバートプログラムボーナスが付与されることもあるし。
⇒2015年12月15日から超絶改悪となる。まぁ今までの気前の良さが以上過ぎたんだと思って諦めるしかなさそうだ。
【主な改悪内容】
・Asia1→Asia1のエコノミーは、2万マイル→4万マイルに変更
・Asia1→Asia1のビジネスは、3万マイル→8万マイルに変更
・Asia1→Asia1のファーストは、5万マイル→11万マイルに変更
・タイ、シンガポール、ベトナムがAsia1→Asia2に移動

ちょっと話がずれてしまったが、まぁこんなところかな。ホテルステイを楽しみながらポイント貯め、エアカナダのエアロプランにマイルぶっこんでアジア行き特典航空券を狙う、と。朝食やクラブアクセスなどのベネフィットこそ得られないが、ゴールドでもポイント貯金しやすいし、レイトチェックアウトでホテルステイを思いっきり満喫できるので十二分にありがたい。これからは最低限ゴールドを維持できるだけの滞在数を確保しつつ、他のホテルに浮気をしていくスタンスで行こうと思う。

•タイ、シンガポール、ベトナムがAsia1→Asia2に移動 ◦Asia1/Asia2間は、Asia1/Asia1間と同じマイル数(ファースト以外)

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