ルメリディアン チェンマイ宿泊記(Le Meridien Chiang Mai)

タイ北部の小都市を回り終え、チェンマイへと戻ってきた。チェンマイ後半戦の宿泊先である立地条件最高のルメリディアン チェンマイに投宿する。ここ3日間は辺境の安宿の岩の様に固いベッドに寝たりもしたので、自分が思っている以上に疲れが溜まっているようだ。昔は安宿の方が逆に落ち着いて過ごせたんだがなぁ。

ひだり みぎ
ひときわ大きい淡い黄色の建物がメリディアンホテル。チェンマイ中心部のチャンクラン通りに位置し、ナイトバザールのド真ん前という至極便利な立地が魅力の良ホテルである。


このようにホテルのすぐ下がナイトマーケットになっていて、買い物や食事目当ての滞在には打ってつけ。ホテル外の喧騒の中には屋台食からタイレストラン、イタリアン、日本食、ジャーマンなど各国料理にスターバックス、マクドナルド、サブウエイなどのファーストフード店など、なんでもござれ。ここではクラブラウンジ要らずである。とにかく活気溢れるナイトマーケットが面白くて、休日での滞在では煩悩全開で、食っては休み、買っては休みの無限ループを繰り返してしまう。エリアは狭いが、その中に露店がぎっしりといった詰まっていて、チープなグッズや、チェンマイの郊外の山岳地帯グッズなどがあって見ごたえ十分。バンコクと違って余りこない場所なので、ついつい売り子の営業に乗せられて要らんものまで買ってしまうのだ。

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車寄せ・エントランスには昼夜問わずベルが常駐していて、車が着く度にドアの開け閉めや荷物の積み下ろしで忙しそう。

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天井の高いロビーは2階まで吹き抜けになっていて開放的。残念ながらタイらしさは微塵も感じることはないが、メリディアンらしく全体的に控えめなトーンながらセンスあるスタイリッシュなデザインがなされており、明るく優美な雰囲気が漂っている。ただ、高級感はあるのだが、先週泊まった古風で伝統的なシャングリラと比べると都会的でカジュアルな印象。伝統的ランナー様式VS都会的な北欧デザインと言った構図で、どうしても好みが分かれるところだろう。

さて、今日は朝一でメーサイを出発し、14:00過ぎにメリディアンに到着した。H.I.S.のツアー団体客がチェックインカウンターを長時間占拠していたので、お隣のSPGゴールド/プラチナカウンターでパパッと手続きを済まさせてもらう。流石に年末のハイシーズンだけあって込み合っているようで、部屋はまだ用意できていないとのことで、今回はアップグレード出来そうにないという残念のお知らせも受ける。まぁそればっかしは時期が時期だけにしょうがあるまい。スタッフの対応は、スマートで迅速ながら客に必要以上に干渉しない、タイのフレンドリーさとは無縁の微妙な距離感があるホテルだ。旅館や一部のゲストハウスで感じられるようなホスピタリティを求める方には物足りないかもしれない。まぁそこはメリディアンなんで過度の期待はせぬほうが宜しいかと。

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ロビーのカフェ/バーもいいが、小腹がすいたので部屋の準備が整うまでレストランで昼食を摂って時間を潰すことに。


メリディアンの代名詞であるレストラン「latest Recipe(レイテストレシピ)」。ディナービュッフェが699THBで楽しめるほか、日曜日の11:30-15:00にはソフトドリンク付きで999バーツ、ワインの飲み放題付きで1649バーツのジャズブランチもやっているそうだ。男性ウェイターの一人が流暢な日本語で話しかけてきて驚いた。

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その彼に「チェンマイならではのおススメメニュー」をお願いしたところ、アラカルトメニューからカオソイを選択してくれた。卵麺が入ったココナッツミルクベースのイエローカレーで、タイやラオスで広く食されている定番食、チェンマイが発祥の地なので是非味わって下さい、と。酢漬けのキャベツ、ライム、エシャロット、干しエビなどをぶっこんで食べるのだが、クリーミーで確かにこれは美味い。麺もうどんのような触感の平麺と揚げ麺の2種類が入っていて、どちらも絶妙の触感だ。

丁度食事を終え、日本語を話したくてしょうがないウェイターの相手をしていると、レセプションの女性がレストランにルームキーを届けてくれた。部屋が用意できたそうで、3日前から預かってもらっているスーツケースも部屋にお届けしていますよ、と。素晴らしい。ウェルダン。

部屋へと移動。もうすぐ正月を迎えるが、エレベーターにはサイレンナイトがかかっている。ロビーの巨大クリスマスツリーといい、X’masムードが抜けきっていない。部屋にもクリスマスグッズがあったらどうしよう。

36㎡のアーバンルームはロビーと同じくスタイリッシュ。コンテンポラリーなヨーロッパの感性と時代を超えた地元ランナー朝の伝統が薫るすっきりとしたデザインになっている。ナイトマーケットのど真ん中という立地条件からホテルの外は活気にあ溢れているが、部屋の中は静けさが保たれていて十分に安らげる。立地、価格、設備とバランスの取れた施設だとは思うが、やっぱりチェンマイらしい風情を求める方にはスタイリッシュ過ぎるか。

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ガラス窓に沿って置かれたソファーからのビュー。アーバン・ドイステープルームになると壮大なドイステープの山々が見渡せるそうだが、今回の部屋はピン川向き。しかもホテル隣接のショッピングアーケードの屋根が邪魔して折角の広い窓が台無しだ。

ひだり みぎスレッドカウント300の羽毛布団で整えた心地よいルメリディアンベッド。2008年11月にオープンしたばかりだし、寝室・バスルーム共に白を基調にししたデザインで清潔感が有る。スクエアに造られているので、実面積よりは広く感じる印象。


右側がガラスの壁に仕切られたレインシャワーのブースで、左側が大理石にすっぽり収まった深く大きいバスタブ。水圧・水温共に○で、特に水温は火傷するくらいの熱い湯も流れ出る。


バスタブの壁はガラス張りになっている為、寝室のテレビを湯船につかりながら見える上、風呂のところにスピーカーも付いていて、ダイレクトにテレビの音が聞こえるという工夫がされている。もちろんロールスクリーンも付いているので、プライバシーも確保できる。ただ、タオルは頂けない。開業から4年間、フル回転で使いまわしてるんだろうなーという使い古されたタオルで、メリディアンとしてはあり得ないレベルかと。


ウォークインクローゼット。

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コンプリメンタリーの水はチャーンビールでお馴染みのChangブランドのもの。

ひだり みぎアメニティは必要最低限のものだけ取り揃えられていて、歯ブラシ、櫛、髭剃り、マウスウォッシュなどは電話で取り寄せとなる。


これはオイシイキャンペーン。Make A Green ChoiceというSPGの環境プログラムの一環で、ハウスキーピングサービスを不要とする場合、ホテル内施設で使える150バーツ分のバウチャーか500スターポイントが貰える。バンコクのメリディアンもやってたな。SPGはこういうキャンペーンの小技の積み重ねでサクサクとポイントが貯まるからありがたい。ゴールドメンバーでもUS$100の消費で300ポイントだから、1回のハウスキーピングサービス拒否で500ポイントは大きい。

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その他キャンペーン情報も盛り沢山。「UNLOCK ART™(アンロックアート)」プログラムというのがあり、ホテルの宿泊者は竹とライスペーパーで作られる伝統的な手作り傘の工房へ無料訪問ができるそうだ。確かに、チェンマイのボーサンは傘の伝統工芸で有名な町だ。行くのは無料、でも傘買ってね的なツアーだろうが、こんなプログラムもあるんですね。


4階にある熱帯植物の造園が美しいランナー様式の屋外プール。雄大なドイステップ山と賑やかなチェンマイ市街のパノラマを一望でき、文化と自然が溶け合った空間になっている。

最大水深: 1.36 m
サイズ: 122.63㎡
開放時間: 07:00-21:00

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それほど大きくはないが、子供用プールやジェットバスも完備。

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プールデッキに並んだビーチチェアからはプールサイドレストラン「プランジ」で供されるトロピカルカクテルを片手に夕陽に映える雄大な山々や離発着する飛行機を眺めながらのんびりまったりと過ごすことが出来る。

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各種ドリンクメニュー。モクテルは210バーツ~、カクテルは300バーツ~となっている。


こちらはホテル内のブティックモール「O.P.プレイス」

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タイならではの室内装飾品やファインアート、ジュエリーなどのタイ一流ブランド品が販売されていて、タイシルク製の室内装飾品を扱う「ヴィラ チニ」や、最高級の香り高いアラビカ豆で淹れたコーヒーが供される「ドイ トゥン」などの有名店も入ってる。


おっ、テイラーもあるじゃん!ちょうどスーツを仕立てたかったところだし、スーツの上下+シャツで3,900バーツのプロモ中だと。まぁどうせそれなりの生地を選んだら高くなるんだろうが、それでも日本でカスタムメイドするよりは断然安いだろう。2着程頼もうか、と思ったのだが、残念ながら年末休暇に入ってしまったらしい。チェンマイには他にもテイラーがあるらしいので、他をあたってみますか…

こんな感じのメリディアン・チェンマイホテル。近代的な作りとサービスのためオリエンタルな情緒と雰囲気は感じにくいホテルではあるが、立地面も合わせたコスパはかなり良いかと。今後もやっぱりチェンマイの定宿はメリディアンかな。って言っても年に1回来れるかって頻度の宿泊だけど。

ルメリディアン チェンマイ/Le Meridien Chiang Mai


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住所:108 Chang Klan Road Tambol Chang Klan, Amphur Muang Chiang Mai 50100
Tel: +66(0)5325-3666 Fax: +66(0)53-253-667
開業年: 2008年
客室: 383部屋/22階



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