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ラオスのパークセーでレンタルバイク


タイしかりベトナムしかり、東南アジアではオートバイの大群が昼夜問わず道路を洪水のように埋め尽くして走り流れているが、ここラオスでもトゥクトゥクや人力車などに混じって古いカブタイプのバイクがモクモクと白煙を上げて大量に走っている。バイクの大半はやはり東南アジアで圧倒的なプレゼンスを誇るホンダで、排気量は概ね100cc~125cc程度のASEANモデルが多いようだ。これらのASEANモデルは作りが安っぽい面があるもの、性能的には必要にして充分な物は持っているし、十万Km超を走る頑丈さも兼ね備えているようだ。これらの古く安そうなバイクを普通に小中学生くらいの子供が自転車の延長くらいの感覚で乗りこなしてたり、まるでサーカス団の様に一家3-4人が器用に1台に乗って走っていたりもする。スピードの出し過ぎやノーヘルなんてのは当たり前だし、日傘や食べ物の容器(?)を持ちながらの片手運転をしている強者もいたりと、町往くバイクを眺めているだけでも面白い。ハンドルにヘルメットをぶら下げながらのノーヘル運転ってのは斬新で思わず突っ込みたくなった。

さて、今回のラオス旅行では、バイクを借り切って観光名所へと出かけてみた。ラオス(少なくともパークセー)には国際免許証の提示も不要で、パスポートを預け入れるだけで簡単にバイクを貸してくれる店が多数ある。
1日目はLao Chaleun Hotelで100ccのカブ(Honda Wave Z)を70,000キープで、2日目はAlisa Guesthouseでスクーターを100,000キープでそれぞれ1日レンタルしてラオスの大地でのツーリングを楽しんだ。楽しんだとこまではよかった。問題はバイクを返す時だ。Lao Chaleun Hotelからは返却時にボディーの傷クレームを入れられ、修理費の支払いを強要されるという屈辱的な経験を味わった。

一応、契約書にサインする前に簡単に乗り回して作動確認をして外観チェックもしたのだが、細かい傷までは見ていない。出発前に撮ったバイクの画像にも細かな引っ掻き傷までは写り込んでいないので、確かに元々傷が無かったことを立証する手立てが無い。レンタル前の確認不足、小生の脇の甘さを突かれたのだ。

原状回復だ!なんて凄まれても、転倒した訳でもなく普通に走っただけなのに傷なんてつきっこない、当方に過失なし!と猛抗議する私。ふざけんな、傷がついてるんだから修理費を支払えと一点張りのラオス人のガキ。ボスが来る夜8時に再訪して問題が解決させなければパスポートは返さないとか一方的な主張ををされる。そう、パスポートを人質にとられているのだ。


これは二日目Alisa Guesthouseとの契約書。大体どこも同じような内容の契約書にサインさせられるが、きっちり「盗まれたり傷つけたりした際は借り方が費用負担」との項目が織り込まれている。

ひだり みぎ
こちらが悪の巣窟Lao Chaleune Hotel。

ひだり みぎ
整備不良が怖かったので2台ほど実車で動作確認してみてバイクを決定。廃車をタダ同然で買い上げて整備したものを使いまわしているのだろう。走行距離のメーターが20万キロ超(地球4周分!)とか途方もない数字になっていて不安ではあったが、走り自体は問題無しと判断する。

ひだり みぎ
念の為に抜かりなく最終メンテをしてもらう。動作確認良し!各部品も欠品無く破損なく外観確認良し!と思って出発したんだがなぁ。細かい傷までは確認していなかった小生の落ち度か。

ひだり みぎ
で、飯食って買い物して、言われた通り夜8時に再訪するとボスの姿は無し。部下に「絶対折れるな」とだけ命じて自分は雲隠れのようだ。どうしようもない責任者。30分に渡る交渉の末にガキがボスに電話してUS$50がUS$40に値引かれたのだが、電話越しに舐め腐った声でDiscount for youとか言われると余計に腹が立つ。百歩、いや、万歩譲って当方にキズに対しての過失があるとしよう、だが、このUS$50だか40という修理費の根拠すら全く提示されていないのだから納得できる訳がない。一方的な言い値を突き付けてくるという下衆な悪徳業者。パスポートという弱みを握って高圧的に凄んでくる卑劣な手口である。


支払金額のUS$40をTHBに換算中。この右の糞ガキが要注意。返却時の検査はしつこくあら捜しするようで色々とラオス語でイチャモンをつけていた。結局「パスポートは返せない。」の一点張りで、ボスも最後まで姿を見せないのでラオスのガキとの話が堂々巡りするだけの展開に。貴重なラオスでの時間がもったいないし、国際免許証のことまで追及されたりしたらそれはそれで旗色が悪くなることも懸念し、私の方が折れて相手の要求に屈してしまった。US$40の相当金額である1,300バーツを受け取った糞ガキは謎の恵比須顔を見せ、「サンキュー」とかほざきやがる。ラオス初日から物凄い敗北感で胸糞が悪くなる。自分の中でのラオス株は大暴落。

続いて2日目。

初日に悪徳業者に引っかかってしまったが、それでも自由度の高い旅行にするにはどうしてもバイクが必須。今度はレンタルバイク屋を厳選した結果、Alisa Guesthouseという良心的なオーナーがいる店でバイクを借りることに。初日は宿泊先から最寄という理由だけで貸主を選んでしまったのも良くなかったと反省する。

ひだり みぎ
料金はHonda Waveの100ccは60,000キープで、スクーターが100,000キープ。二日以上借りると日当たりのレンタル料が10,000キープの割引になる。国道13号線沿いのゲストハウスはだいたいどこも同じような料金でバイクをレンタルしてくれるので、多分どこも同じ業者からバイクを借りてピンハネしてるだけだと思われる。


料金は前払いで、前回同様嫌々ながらパスポートを店に預け入れる。バイクは直ぐに来るとのことで外で待っていると、3分後にピンクのスクーターにまたがってラオス人のオッサンがやって来た。これに乗れと?どんな趣味だよ。多分誰もこのバイクを選ばないのだろう、ほぼ新品に程近い状態だ。動作チェック外観チェックを綿密に行った甲斐も有り、パークセーとシーパンドンの往復300Km超を無事に走破し、バイク返却時もノークレームで済んだ。

【バイクレンタル時の注意点】
・国際免許証は求められないが、保険は効かないので全てが自己責任。運悪く検問に引っかかった場合は袖の下を要求される場合有り。
・ヘルメットの着用は義務付けられている。ヘルメの取り締まりに引っかかった挙句に無免許の余罪を追及されるコンボだけは避けたいところ。
・レンタル屋とバイクは厳選してから決めること。バイクの原状に関してきちんと貸主と話し合ってから契約書にサインすること。

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