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ジャカルタから電車に乗って隣町ボゴールへ


前回のジャカルタ出張時、取引先からジャカルタ近郊に手軽に足を延ばすことができる避暑地があるという貴重な情報を入手した。ジャカルタから南に60km,標高2,211mのサラクと同2,958mのゲデという両火山の裾合谷に位置するオランダ統治時代に開発された高原の避暑地で、ボゴールという小都市らしい。何となく名前は耳にしたことがあるような無いような…ただ、調べてみると高原と言っても標高260m。気温減率的には海抜0〜2,000m付近では標高が100m上がるごとに気温が0.65℃低下するという反比例の関係があるとされているので、計算上260mはほぼ平地のジャカルタに比べて1.5℃ほど気温が下がるだけであるが、きっと森林緑地による避暑効果がある為に「避暑地」として確固たる地位を保てているのであろう。なにせ、街の地図を見てみると、市街地総面積の半分を占めようかというドでかい植物園がボゴール中心部をジャックしている。他にもボゴール農科大学や国際林業研究センターなんて機関もあるので、きっと自然溢れるクールな高原都市に違いない。自然の懐に抱かれながら、ジャカルタの衛星都市として都会の便利さも享受したい・・・ボゴールはそんな欲張りな要求に応えてくれる町で、近年ではジャカルタの郊外住宅地としても定住する人が増えているそうだ。

電車で1時間ちょいという距離とのことなので、土曜日の休みを利用してちょいとボゴールまで行ってみることにした。宿泊先のスイスベルホテルからバジャイにてマンガブサール駅へ向かい、チケットを購入。料金はKARTU INI ADALAH MILIKと書かれたSUICAのようなICカード代込みで10,000ルピア。以前はジャカルタ国電エコノミークラスはドアを開けっぱなしで走ったり、屋根に乗客を満載したりと野趣満々だったが、このほどエコノミークラスは廃止され全車エアコン付になったそうで、面白味は無くなった。
ひだり みぎ
自動改札にて手動で検札を済ませ(何のための自動改札だ!)動かないエスカレーターを階段代わりに使って2階にあるプラットホームへ上がる(何のためのエスカレーターだ!)。因みに電気も付いていない為に薄暗く、時計も動きを止めていた。酷いありさまだ。

コタ駅とボゴールを結ぶKRLジャボタベックボゴール線は1時間に2-3本運行しているので、これに乗る。ここで注意は同じプラットホームでもボゴール以外へ行く電車も走っていること。何本かの電車をスルーした後、インドネシア語のアナウンスの中に「ボゴー」という固有名詞を拾ったので、念の為に信用できそうな比較的身なりの良い人を探して確認。ボゴール? Yes!テリマカシッ(ありがとう!)との流れでボゴール行き京葉高速鉄道に乗車(苦笑)。


電車内はなかなかの混雑ぶり。でも大音量でテレビ見たり大声で電話する乗客が殆どの中国と違い、みな静かに行儀良く振る舞っています。ボゴール線は100万人都市ジャカルタと近郊都市を結ぶ通勤路線として朝夕は非常に込み合うとの事で要注意。


夜のボゴール駅。帰りのホームは足の踏み場もないほどの混雑となっていて、これに加えて各駅から乗車客が入ってくるのでそりゃ大変。スリにも注意が必要です。

ひだり みぎ

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さて、マンガブサール駅を出発した電車はモナスを過ぎ、20分も走ると南国風の景色が広がってくる。デポック駅を過ぎたあたりから徐々に徐々に標高を上げ、景色を眺めているうちに1時間ほどでボゴールに到着した。


こ、これは…外れドアのようです。下車しようと思ったら1メートル下に落下…なんてことにならないよう足元に注意。


ボゴール線終点のボゴール駅にはJRや都営地下鉄など、何だか見たことがある列車が多く待機していて鉄道博物館さながらだ。

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駅前の建物には確かにオランダにより開発された都市としての名残が感じられる。

ひだり みぎ
駅前のバザールは買い物客やチップ狙いのアマチュアミュージシャン達で賑わっている。ボゴールは軽井沢のような静かな避暑地と聞いていたが、交通量も多く、けたたましいクラクションや排気ガスに満ちた空気は想像してたイメージとちょいと違う。

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交通機関は現役バリバリのリキシャや、ピックアップを使ったバス、それにミニバンを改造した市バスなどが主流のようだ。他には馬車なんかも普通に我が物顔で車道を走ったりするwww


昼飯はKFCならぬCFC(California Fried Chicken)で。チキンバーガー・ポテト・ペプシがセットになったAstaga 5にアボガドフロート。〆てIR50,000ちょい。このアニメチックな幌馬車をロゴにしたお店、コタ駅にもあったしやたらよく見ると思ったら、インドネシア全土で200店舗以上を展開している大手ファーストフード店とのことだ。KFCを意識してか分からぬが、ロゴのインドネシア語は「Not Just Chicken」を意味するらしい。因みに上の写真にも写っているが、CFCのすぐ側にKFCも出店していますwww

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早めの昼食を摂り、駅前探索をしているとマーケットの混沌に埋もれてモスクを発見。


祈る人2割、座って休む人6割、完全に横になり爆睡する人2割といった感じ。まぁ、日本で言うところの公民館的な、地域コミュニティーみたいな機能もあるのでしょう。彼らとは全く異質な私が入ってもフレンドリーに接してくれました。

ひだり みぎ

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駅の東側に線路沿いに伸びるPermas通りには狭い路地に露店がぎっしりと並び、主にミカンや竜眼、ココナッツ、パパイヤなどの果物がっさりと量り売りされている。他にも衣類や偽DVDのお店が並ぶが、ジャカルタで買えない物は見かけなかったのでスルー。


場末感漂う廃れたボロブドゥールデパートメントストア。看板が今にも風に吹かれて飛ばされそうな布切れ一枚といった無様な格好で、中に入っても見所は無し。

ざっくりと駅前の探索をした後、地図を見ながら植物園を目指して歩いていたところ、突然のスコールに見舞われる。年平均降水量が4,200mmと多く乾季でも雨が多く降ることから「雨の都」なんてクールな二つ名でも呼ばれているようだが、早速「雨の都」・ボゴールの洗礼を受けることになってしまった。

写真ではなかなか伝わらないが、こんな強烈な雨。バケツをひっくり返したどころではすまない豪雨である。びしょ濡れになりながら避難場所を探し、目の前に現れたマクドナルドへと避難。2時間たっても雨脚は弱まらず、マクドナルドのwifiを使い情報収集に励むも、びしょ濡れのワイシャツに容赦無く吹き込む冷気で寒気を起こす。さてどうするか。植物園を前に引き上げるか…とも思った矢先、雨が弱まってきた。既にびしょ濡れでテンションは低いが、折角なので植物園まで行くことにする。

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