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カンボジア・プノンペンのイカサマトランプ詐欺(未遂)


今日はプノンペン旅行の際に逢ったトランプ詐欺未遂の事を書こうと思う。当時はそれがトランプ詐欺の手口だとは気が付かなかったが、今になって調べるとなんとまあ多くの方が類似体験をしていたようで、自分もトランプ詐欺未遂に遭っていたことが分かった。
それはプノンペンからシェムリアップへの移動日、バスの出発時刻までは2時間半。思えば観光地巡りばかりをしていてホテル周辺は見れていなかったので、天気も良いし最後の最後でホテルの周りを探索することに。

ひだり みぎ
今回の宿泊先であるRoyal Innでの朝食。ビュッフェではなく、『Asian か European』という物凄くアバウトな選択を求められ、何も分からずAsianをチョイスしたところ、こちらのヌードルが運ばれてきた。隣の芝生は青く見えるではないが、Europeanを選択した奴が下品にむさぼり食ってたソーセージ+ハム+卵のコンボがやたらと旨そうに見えた。相手に選択を聞く時はもっと情報を開示しろよ!!

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ホテルのある通り。間口の狭い4階建ての家屋が並んでいる。プノンペン唯一の公認カジノ・ナーガホテルまで徒歩5分、王宮へは徒歩10分と立地的には申し分無し。

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何故だか私が通る度に挨拶をしてくれるおばさんが切り盛りする個人商店。ここら辺は側溝の蓋が無くなっているところが結構あるので、下を見ながら歩かねば下水路に急落下する恐れがあるので要注意だ。夜とか穴に気づかないので本当に危ない。

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シアヌーク通りの先に見えるは独立記念塔。

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ひだり みぎ
立派な寺院の立派そうな文句も普通に3ケツしています。日本の2人乗りチャリなんて全然かわいいほうで、3人乗りなんて日常茶飯事的に見かけるし、最大で5人がカブに乗って時速60Kmで移動している姿とかも目撃してきた。

ひだり みぎ
秀逸なウォールアート。Angkor What?なんて表彰物のアイディアとデザイン力だ。

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バイクの2人乗り3人乗りが当たり前ならトラックも凄い。こちらではよく人や物資を満載したオンボロな軽トラが走るのをみかけるが、こんなん過激派ゲリラ隊にしか見えない。

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ひだり みぎ

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何とプノンペンにも香港発の庶民派フォーマルウェアチェーン店・G2000の店舗が!!まだ2日しかカンボジアにいないが、フォーマルなワイシャツを着た人など一人として見なかったぞ。

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ちょっと歩き疲れたのでシアヌーク通りにある綺麗めなカフェに入ることに。その名もラッキーバーガー&ラッキーカフェ。マザー2に出てきそうな怪しげなネーミングで、看板のクメール文字のクネクネ具合がその妖しさを増長している。

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ここで目の覚めるようなハワイアンブルーのドリンクを注文していると、不意に後ろから声がかかる。『Are you Japanese?』振り向くと、迫真顔で私を見つめ、手招きする初老の男性が。同席して話を聞くと、彼はカンボジアの内戦後にカンボジアに渡ってきたフィリピン人らしく、娘が来月に日本に行くので少しでもいいから情報交換してくれないかと言っている。『ほら、今電話かけるから待って。』と言われて娘と電話をするという急展開に。

『もしもし?今、お父さんと一緒なんですか?』と流暢な女性の日本語が聞こえてくる。『今、近くで買い物してるんで、待っててくれますか?後5分くらいでそちらに行けますんで。』何だか急な展開になったが、バスの出発時間まで1時間半ほどあるので、10分~20分くらいなら会ってみるのも面白いかなと思い待つことに。親父は何故だか興奮し、めっちゃ笑顔で『You should come to our house for lunch』と言って昼食に招待してきている。先ほどまでの迫真顔が嘘のような上機嫌ぶり。

そしてきっかり5分後に娘到着。浅黒い父とは似つかず、マイケルジャクソンのように不自然に白い肌の20代前半くらいの女性。名をアンナといい、髪の毛はカンボジアの寺院のように金ぴかに染め上げている。話を聞くと、来月に名古屋にナースの研修に出るのだという。初めての海外で大変心細いので是非家に来て情報交換をしようと手を握られてせがまれる。ここらへんで私の警戒モードに赤信号が点滅。やたらと家に誘ってくる親父と娘、怪しすぎる。海外に出るとここら辺の線引きが難しい。リスクを恐れて現地人との交友を深めなければ意義ある旅行とはなり得ないし、かといって怪しい現地人について行っては惨事に巻き込まれる恐れもある。旅の魅力は、異国の地の美しい風景に美味い飯など母国での現実では味わえない体験が目白押しだが、中でも人との出会いが旅の一番の醍醐味だと思う。だが、今回は絶対に危険と感じた。大体、絶対親子じゃないだろうこの二人。褐色で威厳ある雰囲気の親父に白人より白くのほほんとした娘。似ても似つかない。ということで、彼らの家(アジト?)での食事は丁重にお断りし、バスの時間が迫ってきたので、お暇することに。

カンボジア旅行から帰った後もこの変な体験を思い出したのでネットで調べると、出るわ出るわ、日本語で話しかけて食事に誘われるという類似体験の数々が!!!今回の私は親父と日本に出稼ぎに行く娘というセッティングだったが、どうやら色々な話のバリエーションがあるようで、彼らのアジトまでむごむごとついて行った人に拠ると、以下のような悲惨な顛末が待っているらしい。

1.道端で女2人に声をかけられる。
2.女のバイクで家へ行く
3.カジノ男(いかさまディーラー)と話す
4.お昼ご飯をみんなで食べる
5.カジノ男にバカラでの勝ち方を教えられる
6.被害者、カジノ男、女2人と組んで自称ブルネイ人を騙すという計画で話が盛り上がる
7.自称金持ちブルネイ人登場
8.被害者は最初は勝ち続けるものの、ルール上お金を賭けないと負けなので多額の現金が必要になる
9.ATMへ連行
10.『もっとお金が必要だ』
11.お金や金目の物品を置いて解放される

危ない危ない。持ち金だけではなくATMで預金まで下ろさせるのがえげつない。そういやラッキーカフェで私に声をかけた自称フィリピン人親父はしれーっと私の収入を聞いてきてたな。東南アジアの人は結構ストレートに収入を聞いて来たりするのでその時は深く考えなかったが、その時に獲物の品定めをしていたに違いない。宿泊先も聞かれたのは送迎してくれるからかと思ったが、宿泊先の水準で私の懐具合を探っていたのだろう。狡猾な。

この時にトランプ詐欺だと分かっていたらこの詐欺団一味の写真を撮っていたのだが、残念ながら写真は撮っていない。だが、他の被害者の方のサイトにはこの厳格そうなフィリピン親父の写真が載っていた!!ドンピシャで同一人物である!!!!この親父、その被害者の方の体験談では自称ブルネイ人として登場、お姉系の話し方で「マダム・オカマケチ」を演じていたそうだ。金の為ならホモをも演じる何たる演者精神!!警察にこやつの写真を見せたら『「うわ。こいつだ(笑)知ってる(笑)」』と笑われたそうなので、常習犯であるようだし、フィリピン人の厳格な一娘の父やブルネイ人の金持ちオカマ以外にもいくつかの役どころがあるに違いない。くれぐれもこんなふざけた一団に騙されぬよう、プノンペンではくれぐれもご注意ください。

*注記、調べていくと、どうやら同様の手口の詐欺団がバンコク、クアラルンプール、セブ、香港と、アジア各地に存在するようだ。アジアを旅される方々、怪しいやつらの口車にのらぬよう、くれぐれもお気を付け下さい。

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