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ムルデカスクエア(独立広場)周辺の見所


セントラルマーケットで土産調達を済ませた後は、クラン川とゴンバック川が合流する地点の西側へと渡り、ムルデカスクエア(独立広場)方面へと向かう。独立広場周辺はKLCCエリアと並んでクアラルンプールの一大観光エリアだが、近代化を象徴するKLCCエリアとは対照的に歴史溢れる地区だ。時は19世紀末から20世紀初頭、いち早 く産業革命を成し遂げたイギリスが7つの海の覇者と呼ばれ、インドから東南アジア各地へと進出していた時代に遡る。東インド会社がペナン島に上陸してから 100年の時をかけ、マレーシアが本格的にイギリス統治下に置かれ始めた時期にあたる。当時の代表的設計者であるA.B.ハボックやA.C.ノーマン は共にインド滞在の後にマレーシアへ渡り、この地にエキゾチックなコロニアル建築を続々と建設させた。国立織物博物館、市立劇場、KL記念図書館、旧連邦 事務局、St.マリー聖堂など、独立広場周辺の一帯は、イギリス統治下で発足したマラヤ連合州の首都に定められたKLが急速に都市として発展した時代を反 映した歴史溢れるエリアなのである。


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ゴンバック川の畔にある広場。パステルカラーの歴史的建築物の奥に近代的な高層ビルディングの姿が見える。この広場の脇に架かる橋を渡った先がムルデカスクエア地区だ。

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こちらがKL発祥の地であるクラン川とゴンバック川という二股の川が合流する地点。クアラルンプールと言えば爽やかで良い響きがするが、実際には“水の合流地点”や“河口”を意味するKualaと、“泥”を意味するLumpurから成る複合語で、“泥(クラン川とゴンバック川)が合流する場所”という何とも残念な意味になるらしい。確かにクラン川とゴンバック川も、名にも劣らぬ濁り具合だ。そして、イスラム国家らしく、合流地点にはマスジット・ジャメというKL市内最古のモスクが建っている。

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ゴンバック川を渡った先には、植民地時代を物語る西洋風の建造物が佇み、優美な景色が広がっている。

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クアラルンプール記念図書館。

クアラルンプール記念図書館
開館時間 月14:00~18:45、火~金9:30~18:45、土・日11:00~17:00
休館日 祝日
料金 無料
電話番号 (03)2698-1800

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1897年に建築された中央の時計台とイスラムチックな高さ41メートルの銅製ドームが特徴の旧連邦事務局。英国人によって建てられた旧連邦事務局は、イベリア半島のイスラム建築の影響を受けた設計がなされており、英国の象徴とも言える時計台+イスラムならではのモスクの形が見事に調和して独特のエキゾチックな雰囲気を醸し出している。THE建築美。現在は最高裁判所となっている為に観光客の内部見学は不可。

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1885年に建てられた、英国系教会のセントマリー聖堂。毎月第2・4月曜にはチャリティショップも行っていて、衣類や食器、骨董品なども出展される。

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1910年に建てられた旧連邦調査ビル。

ひだり みぎ
旧マレー鉄道事務局、現国立織物博物館(左)にクアラルンプールシティギャラリー(右)。

国立織物博物館
開館時間 09:00-18:00
休館日 基本的に無休
料金 受付にて登記が必要だが、入館料は無料。
電話番号 03-2694 3457
クアラルンプールシティギャラリー
開館時間 09:00-18:30
休館日 無休
料金 無料
電話番号 03-2698-3333

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開放感のある広場の南端には、世界一の高さを誇る95mの掲揚塔に国旗がはためいている。1957年8月31日午前0時に、ユニオン・ジャックに代わってマラヤ連邦国旗が掲揚され、独立が宣言された歴史的な場所です。この長方形の広場の周りを歴史的建造物や高層ビルが取り囲む設計になっており、広場から見る景色は壮観そのものだ。

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こちらはマレーシアの歴代首相の肖像画。メガネ率高し。似ているかはともかく、妙にリアルに描かれているのでカメラの顔認識システムが反応してしまう。

ちょっと歩き疲れたので、クアラルンプールシティギャラリーに入ってみる。
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ポップなI ♥ KLのオブジェが目印!日に1500人もの観光客が訪れるという一大観光スポットだ。

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木彫り彫刻品を専門に扱うARCH Collectionという団体が運営しているとのことで、精巧なウッドクラフトが盛りだくさん。有名な建築物はあろか、クアラルンプールの街並みまで薄いベニヤ板を使ったウッドクラフトで表現しちゃってます。まさに匠の技!!

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ひだり みぎ
Archの工房もあり、熟練の職人が一作品ずつ手作りしている様子がガラス越しに見学できる。

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ひだり みぎ
展示物や工房など順を追って回ると、最後に土産物コーナーに出るというあのパターンであることが発覚。木そのものの色合いを生かしながら重ねたり削ったりして作る精巧な工芸品たち。高床式住居やリンタク、ツインタワーにKLタワーなど、マレーシアにまつわる様々な形状の壁飾りやマグネット、しおり、キーホルダーなどが販売されているのでマレーシア土産にもピッタリである。

異国情緒たっぷりな歴史街を充分に満喫し、続いてはマスジット・ジャメ、インド人街方面へと徒歩で移動していく。

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コメント

  1. ムルデカスクエアのあたりは雰囲気有りますよね

    • admin より:

      武蔵様
      コメント頂きありがとうございます。
      世界一周旅行、羨ましい限りです。KLは東洋と西洋、貧乏と富裕、ヒンドゥー・イスラム・仏教に儒教と色々とごっちゃになった感が凄く印象に残っています。予想以上に社会インフラも整っていて住み易そうですし、ほんと魅力的な都市ですよね。