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インドネシアの魅力が詰まったテーマパーク タマン・ミニ


インドネシアは主要な5つの島と中規模な群島を含めた17,508の島々から成り立つ世界最大の群島国家。イスラム国家というイメージが強いが、地方地方によって独自の言葉や、食事、風習、宗教が残っている。そんな多様性の国・インドネシアの魅力を一か所に詰め込んだタマンミニ(インドネシア語で小さな公園の意)というテーマパークがジャカルタにある。このタマンミニ、小さな公園なんてとんでもない。1.0 km2という巨大な敷地内に、インドネシアの26の州のパビリオンが出展しています。万博のようなイメージと言ったら分かりやすいでしょうか、各パビリオンには各州特有の建築物が建っていて、各地の民芸品や伝統工芸品などが展示されているので、多民族国家インドネシアを手っ取り早くしる知るにはちょうど良いテーマパークとなっている。

*インドネシアの地理空間情報局が島の総数を国連海洋法条約の定義に基づき数え直したところ、ごめんなさいやっぱり13,466しかありませんでしたよ、とのこと。


流石にこれだけ巨大な公園であるので市内中心部ではなく、ジャカルタ市内から車で30~40分程南に下ったところにある。ジャカルタ市内の交通渋滞を考えると車での移動は1時間以上かかるかと思ったので、 Tanjung Baratという最寄駅までは鉄道で行くことに。

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Tangjung Barat駅の様子。改札口には武装警備員が配員されていて物々しい雰囲気。ここからミニバスも出ているが、暑くて待つのも億劫だったのでタクシーで移動することに。駅からタマンミニへは15分程で到着する。

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チケット売り場のすぐ横にはインドネシア独立の象徴であるモナス(独立記念塔)と独立の栄光を勝ち取った軍人やら政治家やらを刻んだ巨大レリーフが建っている。

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パーク内地図。ロープウェーでパークの一番奥まで移動することができ、移動中は上空から美しく整備されたミニ・インドネシアを俯瞰することができる。

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ロープウェー代金はチケット代には含まれていなのでロープウェー駅の売り場で別途支払うことになる。上空が強風に晒されていたこともあって揺れが激しくちょっと怖いが、上から見渡す景色は恐怖に耐えるに値するくらいの壮観だ。

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この巨大な池と小さな島々は群島国家・インドネシアを表しているのだろう。濁りきった人工池では小さな腕白小僧たちが泳いでいたりする。そして、恐怖のロープウェーも終着地点に到達し、パークの一番奥から園内を見て回ろうかと思いきや、普通にUターンして出発した場所に戻されたwww到着地点で降りるアピールをしないと降ろしてくれないらしく、ロープウェーでもう一度公園の反対側に向かうことに。

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奥のロープウェー駅の横にあるのはパプア州のパビリオン。イスラム教国のインドネシアだが、パプアの地はイスラム諸王朝の勢力範囲外だったためにイスラム教が広まらず、近代になって白人宣教師がパプア人・メラネシア人などの先住民にキリスト教を布教したため、住民の実に8割弱がキリスト教らしい。

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このように各パビリオンとも建物の中に民芸品が展示され、自文化を対外的にアピールしている。

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カラフルなボクサーパンツが何だかシュールwww着る服には無頓着なような先住民の皆さまだが、パンツには結構なこだわりをお持ちなのか。

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何やら白い液体を自らの肢体に塗りたくるおじさん。パプア人なんだろう。

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写真撮影には10,000ルピアが必要なようで、カメラを向けると凄い目力で代金を要求しててきちょっと怖い。いや、ちょっとというか、大分怖い。軽蔑的な意味でも何でもなく、同じ人間とは思えない程に動物的な鋭い目つきである。お金を渡すと黙ってそそくさとパンツの赤にお札をしまいこみ、渾身のドヤ顔をしてくれるが、特にパプア芸を見せてくれるといったわけではない。こいつ、有名なパプア人というわけではなく、ただただパプア人というだけでここに配属となった普通のおじさんだよな?単にこの親父のドヤ顔を撮影するのにお金を払ってしまったと思うとなんだか妙な敗北感がこみ上げてくる。

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こちらは赤道直下に浮かぶスラウェシ島の属するスラウェシ州パビリオン(州都=マカッサル)。曲がった形をした島の為に当時は列島であると信じられていて、金を産出しているとの噂を耳にしたポルトガル人が1525年に金の探索目的でマラッカから派遣され、続いて1605年にはオランダ人が、直後にイギリス人が続いて入ってきた。1660年からは現地のゴワ王国オランダとの戦争が勃発、その後は旧日本軍がマカッサルを攻略する1942年までオランダ領東インドの植民地として歴史を歩んできた複雑な歴史の島である。インドネシア独立戦争後の1949年には独立したインドネシア連邦共和国の一部に組み込まれ、1950年インドネシア連邦共和国はインドネシア共和国となって現在に至る。近年ではイスラム教過激派とキリスト教過激派の間の衝突が表面化していて、1998年と2001年の間に1,000人以上がスラウェシ中部で勃発した衝突によって死亡しているらしい。

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暗い歴史の話ばかりしてもだめだな。観光資源としては、未開の熱帯雨林、青々とした水田、高地の湖、白い砂浜にサンゴ礁が見られるビーチなど美しい大自然を有して、ダイバーの聖地としても名を馳せているようだ。

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続いてはカリマンタン島。同じ島にインドネシア、マレーシア、ブルネイの3つの国が有り、日本ではボルネイ島という名前の方が広く使われているが、インドネシアではカリマンタンと呼ばれている。グリーンランド島、ニューギニア島に次ぐ面積第3位の島で、725,500km²という面積は日本の国土の約1.9倍にもなる巨大なリゾート島だ。島内ではケニャ族、カヤン族、ガジュ族、イバン族をはじめとする200を超える種族が暮らしていて、何と114の言語(しかも方言ではなく、言語)が話されているというトンデモアイランドである。

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高床式住居の二階へと上がる階段がまた…わざわざこんな怨念のこもってそうな顔を階段の踏み場に掘らなくても…

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この家の管理人もカリマンタン人。こっちの下半身をペタペタと触ってくる○モなので要注意。本気でやばい人です。

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非常に暑いので、マスコットの中の人も首を取って休憩中。

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おぉ、モスクもどきもありました。

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“もどき”なんて言っちゃって失礼した。中ではご丁寧にそれらしい音楽を流してくれていて、信者さんも熱心にお祈りを捧げている。

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モスクだけでなく、教会やヒンドゥー寺院、仏教寺院、道教寺院も建てられているのがまた多民族国家インドネシアらしい。

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あぁ…一番楽しみにしていたボロブドゥール寺院は改装中の為に入れず、と。

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こちらはインドネシア博物館。他にも交通博物館、スタンプ博物館、昆虫博物館、スポーツ博物館、テレコミュニケーション博物館、情報博物館などなど合計14もの博物館が入っているが、このテーマパークは巨大すぎて全部は見て回ることができなそうなので、一番無難そうなインドネシア博物館だけ見てみることに。

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各民族衣装や影絵などの定番インドネシア文化に纏わる展示がされている。さながら劣化版インドネシア国立博物館だ。

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これだけ大きなテーマパークですので、チェーン店から民族料理レストランまで食事処もばっちり完備。インドネシア風チャーハンで腹を満たして帰ることにする。

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ちょっと辺鄙な場所にあり不便だが、エントランス付近には安心のブルーバードだくしーがスタンバイしているので足には困らない。

非常に大きなテーマパークで内容もそれなりに充実しているので数時間そこらじゃ全部を見て回ることは不可能。一応、レンタサイクルやバスなどで園内移動をすることはできるようだが、全てを見るにはどうしても半日以上かかると思うので、時間が無い方は事前に行きたいパビリオンを幾つかに絞っておいた方が賢明かと思われる。男性諸君はカラマンタンの○モに注意してかかること!

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コメント

  1. Sachi より:

    こんにちは、ジャカルタに昔住んでいたので懐かしい思いで一杯です

    日本ではブルネイ島という名前の方が広く使われているが

    とあるのですがこれはボルネオ島ですよね?

    • ポンズ より:

      sachi様
      こんばんは、この度はコメント・ご指摘頂きありがとうございます!
      ご指摘の通り、島の名前までブルネイと誤記してしまっておりましたので、修正をさせて頂きました。
      ジャカルタは不思議なところですよね。私なんかジャカルタ出張中は嫌な事だらけで「もうジャカルタから逃れたい!」と思うのですが、いざジャカルタを離れると「早くジャカルタに戻りたい」と思ってしまいます。