クレイジーセールin香港

幼い頃にどこかで目にした香港映画、超大売出しの婦人服目当てに開店と同時に怒涛の大群が我先にと一斉にデパートに流れ込むカオスなシーンが今も頭の片隅に焼きついている。今となっては映画のタイトルや粗筋すら覚えていないが、今なお、香港=バーゲンセールという印象が強く残っているのである。果たして実際はどうなのか?今日は香港のクレイジーセールの簡単なご紹介をさせて頂きます。

●セール開催期間と割引率: 季節の変わり目毎にバーゲンセールが行われるが、一番の大売出しは何と言っても7月~8月末と12月~旧正月の夏季・冬季クレイジーセールである。冬で言うと大体12月上旬から10%~20%off程度の控え目な割引セールがボチボチと始まりだし、時を追うごとに割引率が上昇、クリスマス前後には30%~40%、旧正月前になると最大で95%offという目ん玉の飛び出る大売出しになるのである。但し、旧正月に近づけば近づく程に価格が落ちていくのと同時に、品数も減っていくので要注意。更なる値引き狙いで買い控えていた所を売り切られてしまって買い損ねると言った2年前の私のようなヘマをしないようご注意ください。


『3折』は定価の30%での販売、即ち70%offの意味となります。商品を3つ折りに畳んでくれるわけではありませんし、30%offの意味でもありません。

●セール対象品: 全てのブランド、全ての品が大売出しにかけられる訳ではありません。超高級ブランドショップでは割引セールそのものがなかったり、定番商品は通常販売価格で据え置かれたりしまうので、過度の期待はされぬよう。

●主なショッピングモール
ランドマーク(セントラル)
IFCモール(セントラル)
パシフィックプレイス(金鐘)
SOGO(銅羅湾)
タイムズスクエア(銅羅湾)
ハーバーシティ(尖沙咀)
ランガムプレイス(モンコック)

各モールの入店リストは上記ウェブサイトを参照ください。

さて、今回の小旅行では後に来たる大バーゲンの事前情報収集だった為、フェリー乗り場近くのデパートでネクタイ一本とスーツケースを買ったのみに留まりました。次回はハーバーシティーのモンクレールから攻め、リモワ、オールデンのTasselsと効率的な買い物ができるよう今から戦略を立てておかねばなりません。

フェリー時間を待つ間に入ったデパート。日曜日とあって大勢が詰めかけていました。普段は大陸人と比べて理性のある香港人も、この日ばかりは我先に我先にと他人を押しのけてバーゲン戦争を戦っています。『押すな!どけ!止まるな!』これぞまさに香港冬の陣、の様相を呈したデパート各フロア。人間の自制心さえも破壊する香港クレイジーセール、恐るべし。


スーツケースは早くも1o%~40%off。大御所のSamsoniteやTumiは殿様商売をされているようでバーゲン無し。

ひだり みぎ
結局、今日はイタリア製ネクタイと機内持ち込み用のミニスーツケースのみを購入。ネクタイは4割引でHK$330、スーツケースはHK$500でした。まだまだセールは始まったばかりで割引額も控え目でセール対象品も限られていたという印象。旧正月前のピークに狙いを定め、今は購買意欲を抑えて、年明けの本戦に挑みたいと思います。

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