シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

深センの地味観光スポット『深セン人の一日』


日帰り深セン旅行から無事に生還しました。暑かった…
IMG_0872
前回、中山から羅湖に辿り着いたところで話が終わってしまっていたので、5月20日の深セン探索体験に関しての情報を更新したいと思います。

●今回の探索ルート

①羅湖⇒紅令駅
昔から気になっていた『深セン人の一日』という観光スポットを訪問。典型的なシンセン人の生き様を象徴した18人の銅像が建つ公園らしい。銅像マニアの私としては放っておけない。

②紅令駅⇒世界の窓駅
世界の窓には世界の名所がミニアチュアで再現されているらしい。まさにパクリ大国・中国の真骨頂。世界中を旅した気分にさせてくれるとのことなので、是非一度行ってみたいと思っていた。

③世界の窓駅⇒購物公園(買物公園)駅
買物公園との名に興味を引かれたのでちょっくら行くことに。

④購物公園駅⇒羅湖
最後は羅湖にある深セン名物の偽物ショッピングセンターで買い物。インドネシアからの帰りにスーツケースの取っ手部分が壊れてしまったので、新しいスーツケース購入が目的。

先ず、到着してブログを更新してから上記①の日程を消化すべく紅令駅に向かいました。
羅湖から紅令駅まで3駅で、切符のお値段は何と!!!2元(≒24円)!安すぎます。2012年5月現在では2元が初乗り料金のようです。

ただ、勘弁してほしいのは、発券機が5元札、50元札、100元札、そして1元コイン、0.5元コインしか受け付けないこと。一般的に中国では1元コインよりも汚いボロボロの1元札が流通していているのだが、このお札がボロボロかつ悪臭を放つため、こいつを財布に入れていると財布全体はおろか、財布を入れて入るポケットなり鞄なりにも臭いがついてしまいます。この悪臭の元を自販機で使い尽くしてやろうと目論んでいた私には誤算で、仕方なく50元札を投入。使い古された悪臭1元札とはもう暫く一緒に旅を続けることとなった。

そして、お金を入れるとチケットではなく…
IMG_0809
昔ゲーセンで見たようなコインが出てきます。これなら紙チケットと違って使い回しできますね!

プラットホームに出るなり大衆が猛スピードで押し寄せてくる。
IMG_0810

大衆にもまれながら第一目的地である紅令駅に到着。また誤算だったのが、『深セン人の一日』は誰しもが知っている観光地かと思いきや、地図には乗っていないどころか駅員に聞いても『???』という顔をされてしまうほどの無名スポットらしい。

IMG_0812
駅の周辺地図。事前準備無しで来たからな…と後悔し困っていた私を見て、駅員さんが自発的に観光局にコンタクトを取って聞いてくれた。E出口を出てすぐですと!ありがとうございました美人駅員さん!!

<そんなこんなで地下通路を抜け、気合を入れなおしてE出口を出ると…
IMG_0815
直ぐに見つかりました。1体目のおじさん。この虚ろな目!!!経済発展の結果生まれたホワイトカラーという職層。これは“現代”という生き方、仕事に疲れきったサラリーマンに違いない。

この公園の説明を読むと、18人とは芸術家、教授、メイドさん、香港商人、政府関連の公務員、保険業者、巡察、株式投資者、医者、下請け業者の人(?)、サービス業者、子供、引退後に外からやってきた老人、外からやってきた求職者、出稼ぎできた妹、中学生、銀行職員、犬を抱える女性らしい。(中国語を任意に日本語訳しただけなので、細かい違いがあるかもしれない)

すると上のおっさんは、株の投資に失敗して今後の身の振り方を考えているのかな…経済発展と共に拝金主義が蔓延り、今の中国では貧乏人は生きる価値なし!とでも言いたいのか。

IMG_0821
皆、疲れすぎだから!!工業化の負の部分、工業化、拝金主義の蔓延によって人間本来の生き方を見失い疲れ果てた現代人を端的に表しているようです。

IMG_0828
唯一元気だったのがこの御爺ちゃん。引退後に外からやってきた老人か。中国ではガチでおじいちゃんが朝早くからカンフーをやっています。日本のラジオ体操みたいなものなのでしょうか。

IMG_0833
分からないのがこの一コマ。出稼ぎできた妹を下から上まで舐めるように見回している変態芸術家?

他にもこの公園(公園というには余りに小規模だが)が一般開放された1999年11月29日当時の野菜18種類の最安値、最高値、平均値が刻されている。

当時白菜500グラムは最安で0.6元で買えましたよと。中国の一般庶民は消費者物価指数に対して過剰すぎるくらい敏感ですからね。うちの運転手もしょっちゅう『豚肉がまた値上がりした!』とか毎週のように嘆いています。

こっちは当時の為替レート
IMG_0825
100円が7.9368元。現在は7.96円です。

その他、1999年11月29日当日の新聞記事、天気、空気質量報告、株式市場情報、テレビ番組欄などが書かれていました。『深セン人の一日』は、1999年11月29日の一日に深セン人がどのような生活を送っていたか、後世に伝えるための媒体なんですね。この11月29日という日付と18人の職業は超適当、任意に選択されたみたいです。面白いなー。30年後40年後の深セン人がここを訪れたらどう思うのか。

規模は公園とも言えないくらいの小ささで、滞在時間はものの10分弱でしたが、こういったコンセプトは大好きで楽しめました。紅令駅のE出口!誰に聞いてもこの場所を知らないので、お訪ねの際は覚えておいて下さい。


Related posts (関連記事):

中国 面白お菓子
中国に戻り、さっそく興味をそそるスナックを発見。 その名もサーモン寿司味ポテトチップス。 ご丁寧にわさび粉も付いてて『左ふりふり 右ふりふり』と混ぜて食べるみたいだ。 珍珍というブラ...
激しすぎる5D映画
前々から気にはなっていたのですが… 岐江沿いにある5D映画館。『王日韓流』という何ともテーマを絞れていない服飾商店の脇を入ったところにあります。今日のオリンピックの男子サッカーエジプト戦の前...
白玉塔と海軍兵器博物館
旅順バスターミナルから九三路を歩いて白玉山の頂上まで登った。地図では分からなかったが白玉山は予想以上に険しい坂道の難所だし、東北の夏を完全にナメていた。日本で言えば仙台くらいの緯度になるのでてっきり初...
中国雲南省・河口市との国境の街ラオカイに来ています
今年の端午節はハノイを経由してラオカイ、バックハー、サパなどベトナム北部への観光に出ると決めていたのだが、ここにきて南シナ海を巡って中越間の関係がきなくさくなってきた。ラオカイは中国は雲南省河口市と国...

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする